太ももにたっぷりと贅肉がついてしまう、本当の原因を知らないと正しいダイエットができません。太ももの贅肉を落とすためには、カロリーを制限するような食事方法だけでは成功することはできないのです。そこで、贅肉を撃退して太ももをスリムにする方法をご紹介いたします。

太ももが太りやすい訳

太ももが太りやすくなる原因として4つの要素があげられます。この4つの要素の一つでも当てはまれば、太ももは太くなりやすいと言えます。

  • むくみ
  • 脂肪
  • 筋肉
  • 正しくない姿勢

1.むくみ

太ももはむくみやすいパーツの一つです。太ももを触った時にブヨブヨとしていたり、立ち仕事やデスクワークをした後に太ももが太くなったと感じたりする人はむくみが起こっていると考えられます。

むくみとは、本来、排出される水分や老廃物が体に残って起こるものです。むくみの原因を確認してみましょう。

水分・塩分の摂りすぎ
通常、不要な水分は汗や尿で排出されます。ところが、水分を摂りすぎると、排出が追い付かずに水分が溜まり、むくみが起こります。

また、塩分を摂りすぎた時も、むくみが起こりやすいです。塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度を薄めるために、体は水分を抱え込みます。すると、体内の水分量が増えてむくんでしまうのです。

運動不足
不要な水分は血液やリンパが回収し、体外へ排出されます。ところが、血液やリンパの流れが悪くなると、水分が体に残り、むくみが起こります。運動不足は血行やリンパの流れを悪化させる原因の一つです。血液は心臓と筋肉、リンパは筋肉によって循環させられています。運動不足で筋肉が衰えると、血液とリンパが正常に流れず、体内に不要な水分が蓄積されるので、むくみが起こりやすいです。

特に、足は心臓から離れているため、血液やリンパの流れは筋肉と関係が深いです。筋肉が衰えて血液やリンパを上半身に押し戻せなければ、重力に負けた水分が足に溜まって、むくみが目立つでしょう。

冷え性
冷え性の人もむくみで太ももが太ることが多いです。体が冷えると、神経は体温を守るために血管を収縮させます。すると、血行が悪くなり、それに伴ってリンパの流れも妨げられるので、不要な水分が排出されず、むくみにつながるのです。

2.脂肪

もちろん、脂肪が蓄積されれば、太ももは太ります。脂肪は食事で摂取したカロリーが消費カロリーを上回った時に蓄積されます。では、摂取カロリーが消費カロリーを上回る原因は何なのでしょうか。

食べ過ぎ
カロリーは食事で摂取されます。食べる量が多かったり、甘いものや脂っぽいものばかりを食べていたりすると、摂取カロリーが多くなって、太ももに脂肪が付きます。

代謝の低下
加齢や血行不良、ストレス、筋肉量の減少などが原因で代謝が下がると、消費カロリーが減ります。消費カロリーが減れば、同じ量の食事を摂っていても「太りやすくなった」と感じるでしょう。

セルライトが溜まりやすい
太ももはセルライトが溜まりやすいです。セルライトとは、脂肪細胞が老廃物などと結びついてできたもので、一度できてしまうと、なかなか改善できません。太ももを軽くつねった時に、肌がぼこぼことする場合は、セルライトができて、太ももが太っていると考えて良いでしょう。

3.筋肉

筋肉の衰えも太ももの太さに関係します。運動不足などで、筋肉が衰えると、筋肉量が減少し、筋肉を維持するための基礎代謝が低下します。すると、カロリーの消費量が減少して、太ももの周りに脂肪が付きやすいです。

また、筋肉には、血液やリンパを循環させる働きがあるので、筋肉量が低下すると、血行やリンパの流れも悪くなります。血行やリンパの流れが悪くなると、細胞に栄養が届かず、代謝が低下して太りやすくなったり、老廃物や水分が溜まってむくみやセルライトにつながったりします。

さらに、筋肉は皮膚を支える役割も担っているので、筋肉量が低下した人は皮膚がたるみやすいです。皮膚がたるむと、皮膚にハリがある時よりも太ももの周りが太く見えてしまうことが多いでしょう。

反対に、過去に運動をしていた人やハイヒールを頻繁に履いている人は「筋肉太り」を起こしている可能性も高いです。筋肉太りとは、筋肉の周りに脂肪が付いて固まった状態で、消費カロリーを減らしてもなかなか痩せられません。

4.正しくない姿勢

猫背になると、血行が悪くなって代謝が低下したり、むくみが起こったりします。また、猫背になれば、体に力が入らず、筋肉が衰えるので、消費カロリーが減少する可能性も高いです。

猫背を治すストレッチ

この4つの要素が重なり合うと、さらに太ももは太くなってしままいす。この4つの要素が発生する原因が、骨盤のゆがみ、開き、傾きにあるのです。骨盤というのは上半身と下半身の真ん中にある大きな骨です。骨盤が上半身と下半身の支えとなるので、この部分が正しい位置にないと下半身への血流やリンパの流れにも影響を与えてしまいます。

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太ももダイエット法

太ももを細くする方法はダイレクトに太ももにアプローチする方法と骨盤のゆがみを矯正したり、姿勢を正しくするように意識することなど、太ももに関係する部分からのアプローチをしながら細くする方法があります。

もちろん、食事のバランスやカロリーの摂り過ぎなどはコントロールしないとダイエットは成功しません。ですが、それと同じぐらい、有酸素運動をして脂肪の燃焼を促すことも大切なことです。

では、太もも痩せを目指すなら、どんなことを意識すればよいのでしょうか。

1.脂肪を落としたいなら、有酸素運動

太ももを細くしたい時は脂肪の燃焼を促進する有酸素運動をするのも大切です。ウォーキングやヨガなどの軽い有酸素運動は運動不足の人でも続けやすいでしょう。「運動すると筋肉太りしそう」と思うかもしれませんが、軽い有酸素運動でかけられる負荷は小さいので、筋肉で太ももが太くなってしまう心配はありません。

でも、それだけじゃ細くならないのが太ももなんですよね。では、太ももを細くしたい人は何をすれば良いのでしょうか。

2.太もものマッサージのやり方

まずは即効性のあるむくみとセルライトの除去に効果のあるマッサージをします。そうすることで脂肪が柔らかくなり細くなることへ繋がるため、太ももダイエットの成功への近道となるのです。

  1. 両手を使って太ももを揉みます。
  2. 膝上から足の付け根に向かってリンパを流します。
  3. 1と2を繰り返します。

マッサージをする時は、肌を傷つけないようにマッサージオイルやマッサージクリームを使いましょう。筋肉太りが気になる人は筋肉をほぐすようにマッサージしてください。

3.太ももを細くするエクササイズ

太もも痩せにはエクササイズも大切です。太ももの周りにある筋肉を刺激するエクササイズを行うことで、無理なく筋肉量をアップさせられて、太ももを細くすることができます。

  1. 背もたれのある椅子に手を置きます。
  2. 右足を後ろに持ち上げます。
  3. 静かに足を下ろします。
  4. 10回ずつ、左右の足を上げ下ろしします。

慣れてきたら、3セット程度繰り返しましょう。効果には個人差がありますが、2〜3週間ほどで太ももがすっきりしてくる人が多いです。

4.寝ながら太ももダイエット

  1. 仰向けになり両膝を抱えます
  2. 息を吐きながら、太ももを両手で抱えて、5秒キープします
  3. 2の姿勢のまま、息を吸い込みます
  4. 2の姿勢から、息を吐きながら、首を上げて丸まって、この状態を10秒キープします
  5. リストが入ります。

5.横向きになって太ももを細くする

  1. 身体の右側を下にして、横向きになります
  2. 左足を右足の前に出して、床につけます
  3. 右足全体を床から浮かせて、上下に動かします
  4. 右足全体を床から浮かせたまま、前後に動かします
  5. 左足全体を床から浮かせて、前後に動かします。

エステで太もも痩せ

若い頃からの運動癖がないと、ご自宅で継続するのはなかなか大変かもしれません。そういった場合は、エステに通われてみると良いでしょう。エステにはプロのエステティシャンのハンドテクニックや最先端の痩身マシンなどもあるため、効率よく美脚になることができます。

費用・金額面から、当サイトでは以下の3つをおすすめしています。

「エルセーヌ」美脚時代コース(70分 / 500円)
結果重視のエステ「エルセーヌ」の脚痩せ特化コースです。ハンドマッサージ、遠赤外線ドーム、イオンパック、ツボ押しなど盛りだくさんの内容が、たった500円で体験できます。

「ラ・パルレ」美脚コース(60分 / 2,000円)
ラ・パルレの美脚コースでは、骨盤矯正をベースとして、発汗、脂肪燃焼、インナーマッスル強化を行います。理想体型に近づくために根本から身体のメンテナンスをします。

「リフィート」脚やせ体験コース(60分 / 3,240円)
数少ない「脚痩せ専門エステ」です。脚痩せに特化をして10周年の実績があり、専門店だからこそ、他のエステにはないノウハウが多数あります。

金額と実績面から一番おすすめなものは「エルセーヌ」です。とても良心的な価格でエステしていただけるので、まずは試していただいて損はないと思います。

※体験コースは時期によって変動します。現在の料金は公式サイトでご確認ください。

食事で気をつけたいこと

どれだけエクササイズやマッサージを頑張っても、食事を摂りすぎていると、太ももは細くならないどころか、どんどん脂肪が蓄積されてしまいます。太ももを細くしたい人は脂肪が蓄積しにくい食生活を心がけましょう。

1.摂取カロリー

脂肪を燃焼させたい時は摂取カロリーを消費カロリーよりも減らすことが大切です。私たちの体は食事でカロリーを摂取し、エネルギーとして利用します。しかし、摂取カロリーが少なく、食事でカロリーを補えなくなると、脂肪を燃焼してエネルギーを作り出します。そのため、ダイエットでは、摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすことが大切です。

消費カロリーは人によって違います。「摂取カロリーを○○以内に収めれば、必ず痩せられる」と言い切れませんが、ダイエット中の人は一日の摂取カロリーを体重×25〜30kcal程度にとどめると良いでしょう。

2.食べる順番

太ももの太さが気になっている時は、野菜、肉類や魚類、ご飯やパンなどの炭水化物という順番で食事を摂るのがおすすめです。食べる順番がダイエットと関係しているのは、血糖値の上昇に関わるからです。

脂肪は血糖値が上昇したときに蓄えられますが、食事の順番を変えることで、血糖値の急激な上昇を抑えられて、脂肪が蓄積されにくくなります。

3.よく噛んで食べる

しっかりと噛んで食べると、満腹中枢が刺激されます。早食いの人とよく噛んでゆっくりと食べる人では、早食いの人の方が太りやすいと考えられているので、太ももを細くしたい人は噛む回数を増やしましょう。目安としては、一口につき30回以上噛むのがおすすめです。

太ももケアは続けることが大切

太ももは太くなる原因がいくつもあります。一つの原因を取り除いても、油断をしているとすぐにまた太くなるので原因を蓄積させないことが大切です。

1.少しずつ骨盤の歪みをケアしよう

骨盤のゆがみを矯正するグッズを使用して、正しい骨盤の位置をキープすることも継続して行っていくのが理想的です。骨盤は立ち方や歩き方、座り方など、生活の中で知らず知らずのうちに身についてしまったクセによって、矯正してもすぐに元に戻ってしまいます。

太ももを細くしたい人は、脚を組んだり、片方に体重をかけたりする癖を直して、少しずつ骨盤の位置を戻しましょう。正しい骨盤の位置をキープできると、太ももが太くなる原因の大半を防ぐこともできるのです。美脚女子になるためには継続ですよ♪

骨盤のゆがみを整えて、痩せやすい身体になる方法

2.日常生活にも気をつけよう

すっきりとした太ももを手に入れたいなら、日常生活の改善も必要です。猫背の自覚がある人は背筋を伸ばし、体を温めてむくみや代謝の低下を予防しましょう。日常生活を改善することで、太もも痩せしやすい体質を手に入れられます。

太ももケアで美脚を目指そう

太ももが太っていると、ボトムスをキレイに履きこなせなかったり、脚が短く見えたりします。太ももの太さが気になる人は、食事制限や有酸素運動に加えてマッサージやエクササイズで、太もも痩せを目指しましょう。コツコツと努力していれば、少しずつ理想的な太ももに近づけます。