いつまでたっても治らないニキビは肌カビの可能性大

長いことニキビの治療薬を塗っているのに
なかなか治らない・・・

それ、もしかしたら
肌カビかもしれませんよ。

肌カビかも・・・と思ったら、
早めにきちんと治療すれば回復します!

肌カビに関する症状、原因、対策を
ご紹介します。

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最近増えている肌カビ

思春期からのニキビがなかなか治らない、
ニキビ治療薬を塗っているのに
何年もニキビが減らないという方、
それもしかしたら肌カビかもしれません。

今までニキビはしつこいものだからと
思い込んでいた方も多いはず。

ここ最近、ニキビかと思っていたら
実は肌カビだったという方が増えています。

特に肌カビは、梅雨時に急増します。

この肌カビは、マラセチア菌
というカビで、私達の身体に
常についている常在菌の一種です。

このマラセチア菌が、
身体や顔にニキビの様な
赤いポツポツや痒みを引き起こします。

肌カビによる脂漏性皮膚炎や
マラセチア毛包という皮膚病に
なっていることもあります。

カビは梅雨から夏にかけて
増えていきます。

この肌カビの原因菌のマラセチア菌も
この時期に多く発生します。

カビは水分・湿度と適度な温かさで増え、
マラセチア菌はそれに人の皮脂をエサに
どんどん増えていくのです。

肌カビとニキビの違い

ニキビの原因菌はアクネ菌です。

ニキビの中には、皮脂やアクネ菌などの
雑菌が詰まって芯になっていて、

赤く大きく炎症を
起こしているニキビが多いです。

ニキビの場合は、
ポツポツと一か所に一つとか
数個程度のことが多いです。

マラセチア菌による肌カビは、
オイリー肌の人につきやすく
皮脂をエサに発生します。

マラセチア菌によるものは、
アラセチア毛包といわれます。

アクネ菌によるものではないので、
ニキビ治療薬は効きません。

また、肌カビによるものは
普通のニキビより一つ一つが小さく
広範囲に多く広がる傾向があります。

どちらもオイリー肌の人に
多く見られる症状なので、
顕微鏡で菌を確認すると分かります。

肌カビだったのに、
ずっとニキビケアをしてしまった結果、

症状が改善されなかったり、
逆に皮膚が荒れてしまうこともあります。

肌カビの症状

いつまでたっても治らないニキビは肌カビの可能性大

1.マラセチア毛包

ニキビよりも小さい赤い湿疹が、
背中・肩・胸・脇の下・腕・顔などに
密集して出来る症状で、
かゆみを伴います。

2.脂漏性皮膚炎

同じマラセチア菌によるもので、
頭皮や顔など脂っぽい場所に出来、
炎症を起こして皮膚が部分的に
赤くなります。

脂っぽいベタつきのあるフケや
皮膚の固まりが出ます。

脂漏性皮膚炎は
赤いポツポツした湿疹ではありません。

かゆみがひどいのも特徴です。

3.癜風

これもマラセチア菌によるもので、
身体に茶色のシミ状のものや、
皮膚の色が抜けた白い斑点状の様なものが
見られます。

パッと見は、肌の色ムラの様な感じです。
かゆみなどの症状はありません。

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肌カビの原因

いつまでたっても治らないニキビは肌カビの可能性大

肌カビの原因は常在菌である
真菌のマラセチア菌です。

皮脂を栄養に異常繁殖するので、
皮脂分泌の多い方ほど
肌カビになる可能性が高いのです。

特に梅雨時から夏場にかけて
皮脂分泌や汗も多くなるので、
肌カビによる皮膚トラブルも増えてきます。

皮脂が溜まった状態が続いたり、
化粧したまま寝てしまったり、
ファンデーションのパフが
汚れているのに使っている、
脂っぽい食べ物が好きな方要注意ですよ!

肌カビの出来やすい場所

肌カビの発生しやすい場所として、
マラセチア毛包は顔(額やこめかみ)、
首、背中、胸、腕などに出来ることが多く、

脂漏性皮膚炎は髪の生え際、頭皮、
鼻の横などに出来ます。

気温や体温、湿度の上昇と共に
多く発生する傾向があります。

肌カビチェック方法

ニキビがなかなか治らない・・・
肌カビかも!?と思ったら、
以下をチェックしてみて下さい。

・ニキビ治療薬を使っても効果がない。
・小さな赤いプツプツが多く出ている。
・プツプツを見てみると、膿が溜まっている
 ようだが、潰しても膿が出ない。
・そういえば、梅雨時や夏に増えている
 気がする。
・瘡蓋状のものがついている。

いかがでしょうか?

当てはまるようなら、
ニキビではなく肌カビを疑ってみましょう。

治療法を知ってキレイに治そう

いつまでたっても治らないニキビは肌カビの可能性大

ニキビか肌カビによるものか不明ならば、
まずは皮膚科に行きましょう。

プツプツの中の膿の検査をします。

すぐ分かるので、
もし肌カビによるものなら、
塗り薬で1か月程で完治します。

1.適切な薬を使う

状態によりますが、
皮膚の炎症を抑えるステロイド系の薬か
抗真菌薬が出されます。

飲み薬と塗り薬とあります。

2.抗真菌成分配合のシャンプーや
ボディソープを使う

市販でマラセチア菌を抑制する
シャンプーやボディソープがあります。

結構効果があると評判です。

3.洗い過ぎない

清潔にすることは大事です。

ですが、あまり意識するあまりに
一日何回も異常に入浴して
肌の潤いを取り過ぎてしまうと、

今度は肌が乾燥し、肌が乾燥させまいと
皮脂を更に多く出そうとしてしまいます。

4.清潔を心がける

何度も一日に入浴する必要はないですが、
あまりに何日も入浴しないなど、
不潔な状態が続けば
マラセチア菌が多くなってしまいます。

帰宅したら化粧は落とす、
化粧品は清潔な道具を使う、
毎朝の洗顔を怠らない、
など基本的なことをしっかり行いましょう。

5.髪は自然乾燥させない

ドライヤーを使うと傷むというより、
いつまでも髪の毛が
湿ったままでいることの方が問題です。

湿ったままでは菌が繁殖しやすくなります。
なるべくドライヤーですぐ乾かしましょう。

6.脂っこい食べ物は避ける

脂っこい食べ物を食べ過ぎてしまうことで、
皮脂分泌も増えてしまいます。

皮脂分泌が増えてしまうと、
マラセチア菌も増えてしまうので、
脂っこい食べ物は避けましょう。

7.肌に触れるものは清潔にする

シーツや枕カバー、タオルなど
不潔ではありませんか?

肌に触れるものは清潔にしましょう。

8.メイク道具は清潔に

普段メイクをする時に、
ファンデーションのスポンジや
メイクブラシを使うと思います。

買ってから洗っていない、
滅多に洗わないなんてダメですよ!

これも菌が繁殖し、
それを肌につける結果になります。

使い捨てを利用したり、
なるべく洗う頻度を短くしましょう。

ニキビだと思って、
ずっとニキビ治療薬を
つけても治らなかった方が、

皮膚科に行ったところ
マラセチア菌によるものだと
分かって治療を開始したところ、

あれだけ治らなかったポツポツが
改善したなどの話も聞きます。

早くポツポツが改善出来るかもしれません!

赤いポツポツがニキビだけでなく、
肌カビによるものもある
というお話をさせていただきました。