気になる背中のブツブツを綺麗にして、目指せ背中美人!

背中はなかなか自分で見ることは
ありませんよね。

人から指摘されて初めて自分の背中に
ブツブツがあることを知る時も。

背中の開いた服、
水着を着るとなった時、
デートの時にも気になりますよね。

この背中のブツブツは
ニキビ?吹き出物?何の湿疹?

合わせた治療をしないと
なかなか治らず、
いつまでもブツブツが
消えないなんてこともあります。

背中のブツブツ、
キレイにするには
どうしたらいいのでしょうか?

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背中のブツブツの正体

肩や背中の開いた服を着て、
愕然としてしまう背中のブツブツ、
これって一体何なのでしょうか?

1.背中ニキビ

毛穴に皮脂が詰まり、
アクネ菌というニキビの原因菌が繁殖し、
毛穴の中が炎症している状態をいいます。

2.マラセチア毛包炎

背中ニキビかと思って、
ニキビ治療薬を塗ったりしても
なかなか改善されない・・・

もしかしたら

「 マラセチア毛包炎 」

の可能性があります。

マラセチア菌という真菌(カビ)の一種が、
皮膚を刺激することで
炎症や痒み、ブツブツが出ます。

ニキビかマラセチア毛包か
どちらか分からない場合は、
ブツブツの中の膿を調べると
どちらか判別します。

3.粉瘤

アテローマともいわれます。

皮膚のターンオーバーが
正常に排出されず、
皮膚の内部で留まってしまい、

皮膚にしこりが出来、
症状が進むと大きくなります。

皮膚内部の老廃物をエサに細菌が繁殖し、
炎症や痛みが出ることもあります。

たくさんブツブツと
細かく出るものではなく、
大きさは大きく数は少数です。

そのままにしても
小さく治っていくことはないので、
治療する場合は局所麻酔をして
切除手術します。

炎症がある場合は、
抗生物質を使って患部の細菌を
一掃してきれいにします。

4.毛孔性苔癬

毛穴に角質が詰まり、
小さく盛り上がる症状です。

比較的小さなブツブツが
同じ部位に複数出ます。

治療する場合は、
サリチル酸などで角質を溶解する
ケミカルピーリングを行うことが多く、

肌が乾燥すると悪化しやすくなるので、
ヘパリン類似物質などの保湿剤を
使うこともあります。

5.あせも

あせもは汗腺の炎症によって起きます。

汗をエサにブドウ球菌が増え、
汗腺に炎症を起こすのがあせもです。

毛穴だけに出来ているならニキビ、
汗腺に出来ているならあせもです。

気になる背中のブツブツを綺麗にして、目指せ背中美人!

背中のブツブツの原因

1.背中をゴシゴシ洗い過ぎている

ナイロンタオルなどで
ゴシゴシ背中を洗っていませんか?

皮膚に刺激となって傷ついたり、
皮脂が取られ過ぎてしまい、
乾燥させまいと更に皮脂が多く
出てしまいます。

皮脂が多く出ると、
アクネ菌やマラセチア菌のエサに
なってしまいます。

2.紫外線を浴びた影響

紫外線による日焼けで
皮膚がダメージを受けると、
角質が硬くなって
ニキビが出来やすくなります。

ニキビの原因菌であるアクネ菌が、
分泌するポリフィリンという物質が
紫外線によって
たくさん活性酸素を生み出し、

それがニキビの炎症を起こしたり
皮膚細胞を壊してしまうのです。

3.洗濯洗剤や柔軟剤が合わない

使っている洗濯洗剤や柔軟剤の成分が、
肌に合わずに
ブツブツが治らず悪化することもあります。

ラウリル硫酸、ラウレス硫酸、
スルホン酸などの合成界面活性剤も
肌に合わないことがあるので、

気になる方は配合されていないものを
選びましょう。

4.シャンプーや整髪料が背中に付着

入浴時のシャンプー剤が
背中に付着したままだったり、

毛先につけた整髪料などが
背中についてしまい、
それが刺激になることもあります。

5.食事

栄養が偏っていたり、
ファーストフード、コンビニ弁当、
脂っこい食べ物、甘い物などの食べ過ぎで、

皮脂が過剰に分泌されやすくなり、
ニキビが出来やすくなります。

6.ストレス

ストレスが多い生活を送っていると、
血流が悪くなったり、
男性ホルモンが活発になって
皮脂が多く分泌されて、
ニキビが出来やすくなります。

鏡を見て、
ああ・・・またニキビが増えている!
と思うのもストレスになります。

7.乾燥

肌が乾燥すると、
肌のバリア機能が低下し
刺激を受けやすくなります。

ブツブツもなかなか回復しません。

古い角質や皮脂が溜まりやすく、
これもニキビの原因に。

8.睡眠不足

しっかり眠ると肌が回復します。

睡眠不足になると交感神経が優位になり、
男性ホルモンが過剰に出て
皮脂分泌も多くなり、
角質層も硬くなりやすいです。

肌のゴールデンタイムといわれる
22時~深夜2時はしっかり眠りましょう。

9.清潔にしていない

何日も体を洗わない、
不潔なバスタオルを使っている、
身に着けている下着やインナーなどが
清潔でないなど、
皮膚に雑菌がついたままになってしまい、
決して良い状態とはいえません。

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アクネ菌とマラセチア菌何が違うの?

1.アクネ菌とは

人間の皮膚に多く存在する常在菌で、
このアクネ菌は皮脂が大好物で
酸素が苦手です。

皮脂の多い場所である
背中、顔、胸などに多く存在します。

アクネ菌が皮脂を食べて、
脂肪酸を出して、この脂肪酸が
ニキビの赤みの元となっていると
言われています。

特に男性ホルモンが活発になると、
皮脂が増えて毛穴が詰まりやすくなります。

2.マラセチア菌とは

マラセチア菌も
人の皮膚に生息する常在菌です。

そして、人間の皮脂をエサに
増殖していきます。

アクネ菌と違うのは
マラセチア菌はカビの一種です。

マラセチア菌は、
背中だけではなく
顔や頭皮にも発生します。

その場合は、
脂漏性皮膚炎という皮膚炎になります。

背中のブツブツを予防するには

気になる背中のブツブツを綺麗にして、目指せ背中美人!

1.保湿をする

背中のブツブツに何かつけると
余計増えてしまいそうと思われがちです。

肌のターンオーバーが乱れているので、
保湿をして
ターンオーバーを正常にしましょう。

2.搔かない

あせもの場合は、搔いてしまうことで
黄色ブドウ球菌という
汗腺で炎症を起こしている原因菌が、
広がってトビヒを起こしてしまいます。

あせもでなく、
ニキビや他のものも搔くことで
炎症を起こして
治りにくくなってしまいます。

3.肌を清潔に保つ

汗はこまめに押さえ拭きをする、
汗をかいたらシャワーを
こまめに浴びるなど、
肌を清潔に保つようにしましょう。

4.通気性の良い服を着る

ムレてしまうと、治りも悪くなります。

吸水性の良い素材の服、
通気性の良い素材の服を選びましょう。

5.しっかり睡眠を摂る

睡眠不足になると、
ニキビが出来やすくなるお話をしました。

出来るだけ22時~2時の
ゴールデンタイムには
熟睡出来ているようにしましょう。

6.食事

皮脂の増える元になる脂っぽい食事、
糖質の多い食事は控えましょう。

ビタミンB2・C・E、食物繊維を
意識して摂取しましょう。

気になる背中のブツブツを綺麗にして、目指せ背中美人!

正しいカラダの洗い方

1.シャンプーしてから身体を洗いましょう

最後にシャンプーをすると、
シャンプー剤が背中に
付着したままのこともあります。

髪を一番先に洗って、
最後に身体を洗って、
しっかり流して石鹸やシャンプー剤が
ついていないようにします。

2.ゴシゴシ洗わない

ナイロンタオルなどで
ゴシゴシ洗っていませんか?

綿素材のもので洗ったり、
症状が酷い場合は
手の平で撫でるように洗いましょう。

3.肌に優しい洗浄料を使う

低刺激性、敏感肌用などの
肌に優しいタイプの洗浄料で洗いましょう。

すすぎは入念にしましょう。

4.髪の毛を洗い終えたら背中に触れさせない

髪の毛を洗ったら、タオルターバンをして
背中に直に髪の毛がつかないようにします。

炎症が強かったり、
ブツブツが大きくなるほど
跡が残りやすくなります。

出来るだけ早く食い止めたいですよね。

自己判断で薬を塗るより、皮膚科でニキビか
マラセチア毛包炎かあせもか判断がつきます。

症状にあった治療をして一刻も早く治して、
背中の開いた服を自信を持って着れるように
なりたいですよね。