生後7か月までが勝負!赤ちゃんの頭の形を治す6つの方法

 

生まれたばかりの赤ちゃんの頭をさわったことがありますか?ともてやわらかく、生後7カ月までの寝かし方などで、頭の形が決まってきます。いつも同じ方向ばかり向いているなと思ったら、気付いた時には赤ちゃんの頭の形が悪いなんてことになってしまいます。

赤ちゃんの頭が変形する原因を知っておきましょう。また、赤ちゃんの頭の変形のタイプや治す方法などについても、あわせてご紹介いたします。治らないとあきらめないで、気付いたその日から、治す方法を実践してあげてください。

広告

 

赤ちゃんの頭が変形する原因

赤ちゃんの頭が変形するのは、いつも同じ方向ばかりをむいて寝ていたり、ミルクを挙げる時に同じ方向で抱っこすることが原因です。思い出してみてください。貴方の赤ちゃんはいつも寝かせている時、同じ方向ばかり向いていませんか?ミルクを飲ませる時に、いつも同じ方を向かせて飲ませていませんか?その日常の何気ない行動が、変形させる原因となっていたのです。

赤ちゃんがいつも同じ方ばかり向いて寝ていると、同じ場所にだけ集中して圧力がかかることになります。そうすると赤ちゃんの柔らかい頭その部分だけが平らになってしまったり、歪んでしまいます。

また、元々生まれた時から、頭の形が変形している場合もあります。吸引分娩などをされた方はご存知だと思いますが、頭の形がすでに変形していたりします。その変形のせいで、赤ちゃん自身が、自分が一番寝心地がいいと思う方向ばかり向いて寝るようになってしまいます

生後7か月までが勝負!赤ちゃんの頭の形を治す6つの方法

 

頭の変形のタイプ

赤ちゃんの頭の変形のタイプは大きく3つに分けることができます。

1.短頭症

皆さんもよくご存知の「絶壁頭」と呼ばれるのがこれになります。頭の後ろ部分が平たくなってしまっていて、赤ちゃんに、真上を向いて寝かせた状態で、頭頂部からみると、鼻頭から頭の後ろ部分までが短くなってしまっています。ずっと上ばかり向いて寝ていると、この短頭症になりやすい傾向があります。

2.長頭症

低出生体重児や、保育器に長い間入っていた赤ちゃんに良く見られます。鼻頭から後頭部までがすごく長くなっていて、どうしても横向きに寝かせることが多いので、両方の耳に圧力がかかり両サイドから押したような形になってしまいます。

3.斜頭症

頭の後ろ部分が左右どちらかが平らになってしまっていて、左右対称でない形になってしまっているものです。いつも左右どちらか片方にばかり向いてしまっていると、この形になりやすくなってしまいます。

広告

 

頭の変形を治す方法

赤ちゃんの頭が変形してもあきらめず、以下の方法を実践してみてください。

1.ベッドメリーなどの位置を変える

赤ちゃんは音のする方向へ向いてくれるので、大好きなベッドメリーをいつも同じ所に付けているのではなく、左右場所を入れ替えたりするようにします。そうすることで、音のなる方向へ頭をむけるので、ある一点だけに集中して圧がかかるのを防ぐことができます。ベッドメリーがなくても、ママがいろんな方向からおもちゃを鳴らしながら呼んであげることで、ママの方向を向くようになります。自然に頭を動かせるので、効果的です。

2.バスタオルを使う

バスタオルを丸めて棒状にして、頭が出っ張っている方向が下になるように、赤ちゃんの頭から背中部分にバスタオルを軽く入れます。そうすることで、いつもとは違う方向を強制的にですが向くようにする時間を作ることができます。

3.抱っこやおんぶをする

これは日中起きている間だけになりますが、赤ちゃんが起きた体勢になることで、頭に圧力がかかるのを防ぐことができます。おすわりができるようになったら、クッションなどを利用して、起きている時は座らせてあげたりするのがいいでしょう。

4.ドーナツ枕

赤ちゃんがいる方なら使っている方も多いのではないでしょうか。短頭症予防にもなる枕です。この枕が使えるのは、生後3カ月頃までですので、期間は限られますが、頭の変形を予防することもできるので人気があります。

生後7か月までが勝負!赤ちゃんの頭の形を治す6つの方法

 

耳の形にも影響する

赤ちゃんがいつも同じ方向ばかり向いて寝ていると、頭の変形につながるということはわかっていただけたでしょうか。ですが、頭の変形だけでなく、耳の形にも大きく影響を及ぼしているのです。

いつも同じ方向の耳を下にしていると、つぶれた状態になり、耳の形がゆがんでしまいます。ですが、この耳の形は、赤ちゃんが大きくなるにつれて自然に元に戻っていきます。あまり心配しなくても大丈夫です。ただ、歪んだり、押しつぶされたままの状態がずっと続くようであれば、一度病院で相談してみることをおすすめします。その場合、小児科ではなく、形成外科になります。お近くに病院があるか確認しておきましょう。

生後7か月までが勝負!赤ちゃんの頭の形を治す6つの方法

 

生後7カ月までが勝負!

生後間もない赤ちゃんのやわらかな頭は、成長と共にしだいに硬くなっていきます。6~7ヶ月頃まではやわらかい状態が続きますので、変形しやすくなっています。赤ちゃんを出産して、自宅に帰ってきた時から、赤ちゃんがどっちの方向に向きやすいのかを少しでも早く知り、対策をしてあげることが重要です。特に大変なこともありません。ただ、いろんな方向から声掛けをしてあげたり、向きをかえてあげたりというちょっとしたことで、変形するのを防ぐことができます。

もし変形してしまっても、赤ちゃんが大きくなっていくと、自然とそれほど形がおかしいこともなく、気にならない程度になっていることもあります。もし、あまりに気になるようであれば、健診の時などに医師に相談してみるようにしましょう。

赤ちゃんの頭が変形しないように、気にしてあげないといけませんが、ママも忙しいのであまり神経質にならないように注意してくださいね。