大量の寝汗をかく赤ちゃんのために!快眠に導いてあげる2つの方法

 

やっと赤ちゃんを寝かしつけたと思ったら、今度は赤ちゃんに大量の寝汗。そのハンパない寝汗の量に、初めて赤ちゃんを育てるママは驚いてしまいますよね。

赤ちゃんはとても新陳代謝が活発なので、とても汗をかきます。こんなに汗をかいてはさぞかし不快だろうにと思ってしまいますよね。

この不快さを少しでも解消して、赤ちゃんを快眠させてあげたい!そんな方法をご紹介します。

広告

 

赤ちゃんが寝汗をかきやすい理由

汗をかいて熱を放出

寝ている時は起きている時よりも活動量が下がります。起きている時よりも、体温も下がってきます。眠る直前に体温が低い方が眠りにつきやすくなります。

この体温を下げる為に、汗をかくことで身体からの熱を放出しているのです。

大人よりも新陳代謝が活発

大人も赤ちゃんも睡眠中は量の差はあれど、汗をかきます。通常大人はコップ1杯の汗をかくといわれます。赤ちゃんはそれ以上にあの小さな身体で汗をかきます。

日中の活動中も、少々気温が高かったり、少々動き回ったりするだけで大人よりも新陳代謝が良い分、汗を大量にかきます。

毛穴の数は大人と同じ

大人の方が身体も大きく、赤ちゃんよりも毛穴の数だって多いだろうと思いますよね。

実は毛穴の数というのは生まれつき決まっているので、大人になっていくに従って増えていくものではありません。

なので、あの小さい身体で大人と同じ毛穴の数では、当然汗もたくさんになりますよね。

体温調節が未熟

大人は自律神経が働いてうまく体温調節が出来ますが、赤ちゃんは体温調節が未発達なので少し気温が高いだけでもたくさん汗をかいて調節しようとします。

大量の寝汗をかく赤ちゃんのために!快眠に導いてあげる2つの方法

 

「衣類」と「寝具」で快眠に導く!

寝汗が大量な赤ちゃん、少しでも快適に寝てもらいたいですよね。

どんな衣類が望ましいか

1.肌に触れる素材は綿100%のもの

綿100%の綿素材のものは、汗を吸収してくれて肌をサラッと保ってくれます。

冬場などの寒い時にはフリース素材を着せたくなりますよね。綿100%のものだけでは、寒い冬だと抵抗がありますよね。

もし着せるなら、綿100%の肌着の上に着せるなどしましょう。肌と直にフリース素材が当たってしまうと、汗をかいた時に吸収されず不快な思いをしてしまいます。

2.大人より少なめ

寒い思いをしないようにと、たくさん赤ちゃんに着せるママもいますが、赤ちゃんは大人よりも暑がりです。よって、大人が着る衣類よりも枚数を少な目にしたり、素材を薄めのものにするなりして、大人とは別物として考えましょう。

3.背中に汗取りガーゼを入れておく

赤ちゃんは寝ている間、結構汗をかきます。汗をかくたびに着替えさせたのでは、着替えも足りなくなりますし、寝ている赤ちゃんを起こすのも良くありません。

それなら、ガーゼや市販の背中に入れる汗取りパッドをコッソリ背中と衣類の間に入れ込んでしまいます。そうしたらあとは、汗をかいた時にサッと取りかえるだけで済みます。

4.ノースリーブにも注意

暑いからとノースリーブにしたくなりますよね。ですが、ノースリーブにすると一見涼しいかのように思えますが、汗をかいた時に吸収する素材が肌の周りにない為、肌に汗が付着したままになります。汗でペタペタした上に細かい埃やゴミがついて接触性皮膚炎になってしまうことも。

ノースリーブにした時は、汗をかいていたらタオルなどで小まめに拭くようにしましょう。

5.寝る時には靴下は履かせない

寒い日だから、足元は温めねばと思うばかりに、寝ている赤ちゃんに靴下を履かせたくなるかもしれません。

赤ちゃんは熱を足の裏から放出しているので、それを塞いで妨げてしまうようでは熱がこもって不快になってしまいます。

なので、寒い日中の活動中の時は靴下を履かせるとして、寝ている間は履かせなくても構いません。

快眠に良い寝具

大量の寝汗をかく赤ちゃんのために!快眠に導いてあげる2つの方法

 

1.肌に触れるシーツは綿100%のもの

綿100%は汗を吸い取って肌触りも良いです。赤ちゃんには安心して使える素材なので、肌に触れる部分は出来るだけ綿100%素材のものを使いましょう。

2.布団は掛けすぎない

つい寒いのではないかとばかりに、布団を何枚も掛けてしまったりしていませんか?

赤ちゃんは思いのほかそんなに寒くはないのです。なので、大人よりも薄めのお布団で枚数も少なく大丈夫です。

3.夏場は最低でもお腹だけ何かかけておく

赤ちゃんの多くは寝相も良くありません。その都度、お布団を掛けねばと掛けたくなりますが、最低でもお腹だけ何か掛けてあげましょう。足の裏から熱を放出しているので、足首だけ出してあげる程度で大丈夫です。

4.涼しい素材のシーツを使う

バスタオルをシーツの代わりに使用したりするのも良く、汗も吸い取ってくれて洗濯もラクです。それに肌触りもどことなくひんやりして寝心地も良いでしょう。

最近では涼しい素材のシーツなども売られています。それらを利用しても良いでしょう。

5.防水シーツは暑い時には使わない方がベター

防水シーツはオムツ替えなどの際に、おしっこが思わぬ方向に流れてしまったり、ミルクの吐きこぼしなどに役立ちますが、暑い時には、この防水シーツが湿気がこもりやすくなり不快になりがちなので、防水シーツを外してみると心地よく眠れることもあります。

広告

 

赤ちゃんにとって寝るのに快適な温度や湿度

赤ちゃんが心地よく眠れる温度は、夏場なら26~28度、冬場なら18~22度、湿度は50%が望ましいです。

大量の寝汗をかく赤ちゃんのために!快眠に導いてあげる2つの方法

 

寝汗をかいてしまった時の対処法

寝汗をかいてそのままにしては、身体が冷えてしまったり、汗もが出来てしまったりします。

汗をかいてしまったなら、保冷剤を冷やしたものをガーゼなどで包んで拭いてあげると良いでしょう。その際も、赤ちゃんがビックリするような冷たさではなく、ある程度解凍されてひんやり心地よく感じる程度くらいで拭いてあげましょう。

汗をたくさんかけば、水分も失われてしまうので、水分補給も忘れずに摂取させましょう。

大量の寝汗をかく赤ちゃんのために!快眠に導いてあげる2つの方法

 

あせも対策

赤ちゃんは汗っかきで、汗もも出やすいです。汗腺が詰まりやすいので、すぐ赤くなってしまいます。

小まめに汗を濡れタオルなどで拭いたり、夏場はシャワー浴や水遊びなどしてサッパリさせるとあせもも引きやすくなります。

通気性や吸水性の悪い服では、汗が吸収されず皮膚にも良くありません。綿100%の服を着せるようにし、あまりにもあせもが酷い場合には皮膚科で塗り薬を処方してもらいましょう。

暑くて汗もグッショリかいてしまうと、不快で夜泣きも増えてしまいます。また、夜中に何度も不快で起きてしまっては成長も気になってしまいますよね。

出来るだけ赤ちゃんにとって安眠になるように、出来ることをやってみましょう!