生活習慣病で苦しむ前に!血管年齢を改善する食生活のポイント

 

おいしいものが手軽に手に入るようになり、肥満はもちろん生活習慣病が増えてきています。まだ若いから大丈夫と思っていると、知らぬ間に血管年齢が老化し、怖い動脈硬化などを引き起こす可能性もあります。

今からできる血管年齢を改善する食生活のポイントと、生活改善法をご紹介します。

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血管年齢とは?

血管年齢という言葉を耳にすることが多くなっていますが、具体的にどういうことがご存知でしょうか?

簡単にいうと、血管の弾力によって老化度合いをはかるものです。血管は私たちの身体に血液、そして酸素を送る重要なパイプラインです。その血管が弾力をなくしたり、狭窄を起こすと動脈硬化や脳卒中、心臓病など重大な病気に発展してしまうのです。

そんな血管年齢を老化させてしまうのが、コレステロールや脂肪などが多いカロリー過多な食事です。血管の弾力度合いなどはご自身で分かりにくい点ですが、食生活並びに生活習慣を意識しておくことで十分防げますので日頃から取り組んでいきましょう。

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血管年齢を改善する食生活のポイント

では血管年齢を最も老化させる原因である食生活から改善ポイントをご紹介しますね。

1.食物繊維をたっぷり取ろう

血管年齢の若返りに有効なのは、食物繊維です。これは食物繊維には2つの有効な働きを持っているからです。

まず1つ目は、腸管から吸収される糖質を抑える働きです。2つ目は、小腸から吸収されるコレステロールを抑える働きです。この2つの働きによって動脈硬化を予防することができますので意識して食物繊維を取りましょう。

2.野菜を一番に食べる

続いては、食事を取るときの順番です。お腹がすいていると主食のお肉やお魚から食べてしまいがちです。しかし先ほどご紹介した食物繊維の働きを考えると野菜を先に食べるのが血管には有効です。

お野菜を先に食べることで、腸管での吸収をゆっくりにでき、血糖値の急上昇が防げるので血管にかかる負担も減らすことができますよ。

3.主食はお魚中心に

主食はできればお魚料理を積極的に取るようにしましょう。これはお魚に含まれる成分であるDHAやEPAが中性脂肪を減らす働きを持っている為です。この2つの成分は血液が固まりにくくする効果もあることから血液をサラサラに保ち、血管への負担を減らします。

4.塩分を控えめに

塩分は様々なものに含まれているため、意識していないと取りすぎてしまいます。塩分の取りすぎは動脈硬化にダイレクトにつながる為、注意してくださいね。

5.大豆製品を取ろう

大豆も血管年齢の若返りに非常に有効です。これは大豆に含まれるイソフラボンという女性ホルモンに似た成分の働きによるものです。特に女性は、年齢とともに女性ホルモンが減少しがちである為、お豆腐、納豆、おみそ汁などすすんで大豆製品を食べましょう。

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血管年齢を改善するのにお勧めの食材

次に血管年齢を改善させるために具体的に取っておきたい食材をご紹介していきましょう。

1.野菜

トマト、ほうれん草、小松菜、とうもろこし、ブロッコリー、アスパラ、枝豆、玉ねぎなど

各種ビタミンや、ポリフェノール、食物繊維を含むこれらのお野菜がおすすめです。活性酸素を減らす働きもあります。

2.お魚

お魚のなかでも特に青魚にEPAおよびDHAが含まれています。サバ、イワシ、アジなどのお魚がこれらに当たります。

3.その他

これら以外にも、アーモンドやクルミなどのナッツ類も血液をサラサラにする働きがあります。

特に、クルミには必須脂肪酸のリノール酸やα-リノレン酸がたっぷり含まれています。またアーモンドにはオレイン酸やビタミンEだけでなく、食物繊維も豊富に含んでいるのです。

油は身体によくないというイメージがありますが、えごま油やオリーブオイル、亜麻仁油などは血管にもおすすめの油です。EPA・DHAを豊富に含んでおり、青魚より効率的に体内に取り込むことができるのです。

生活習慣病で苦しむ前に!血管年齢を改善する食生活のポイント

 

食生活以外の血管年齢を改善する方法

最後に食生活以外の生活習慣の中で血管年齢を改善させる方法をご紹介しますね。

1.適度な運動

激しい運動をする必要はありませんが、血液循環をスムーズにするために身体を定期的に動かすことは大切です。

普段、車や電車を使用していているところを歩いたり、エレベーターを使うところを階段に変えるなど、小さなことから変えていきましょう。

そして身体が慣れてきたら、ウォーキングをしたり、ストレッチを日課にするなど有酸素運動を取り入れるのが有効です。

2.睡眠の質をあげる

血管年齢を若く保つには質の良い睡眠をとることも欠かせません。これは、夜眠っている時に成長ホルモンがでて、血管を含め身体の各細胞のダメージを補修し新陳代謝を促進する働きがあるからです。

寝る前にカフェインをとったり、夜更かしをするのは避け、成長ホルモンが出る22時~2時頃にはお布団に入っておきましょう

その為には湯船にしっかり浸かって身体を温めてから寝るのも大切ですよ。

血管年齢は私たちの食事を少し工夫し、生活習慣を改善するだけで無理なく若返らせることができます。あなたの毎日を少し健康志向に向けて改善しましょう。