季節の変わり目には特に注意したい、ぎっくり腰の正しい治し方とは

 

無理な姿勢を続けていたり急に身体を動かしたときに、グキッ!とくるぎっくり腰。

実は季節が関係しているぎっくり腰や腰痛もあることはご存知でしょうか?

ぎっくり腰が起こりやすい時期とはいつなのか?また、ぎっくり腰になってしまったときに痛みを和らげるためにできる応急処置や、そもそもぎっくり腰にならないために行う予防法など、ぎっくり腰との付き合い方について解説します。

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ぎっくり腰が起こりやすい時期とは

ぎっくり腰や腰痛が起こりやすい時期は?と聞くと、やはり寒くて体が固まってしまう冬を挙げる方が多いのではないでしょうか?

でも実際は、寒さの厳しい真冬ではなく冬に移り変わる9~11月、つまり季節の変わり目こそぎっくり腰が起こりやすいんです。同時に、季節が冬から春へと移り変わる3~5月にもぎっくり腰が起こりやすいと言われています。

長く続く寒さや暑さには、人間の身体は慣れてくるものです。

しかし、季節の変わり目は毎日の気温の差が激しく、体は温度変化についていくだけで精一杯です。この時期は温度の変化により血液の流れが激しく変化しやすく、筋肉も固くなりやすいために、ぎっくり腰や腰痛を引き起こしやすいとされています。

季節の変わり目でなくても、例えばエアコンの効いた室内と寒い(暑い)屋外に出入りしたときの温度差などでも同じ現象が起こります。

人間の体というのは、急激な温度変化で大きな負担を受けてしまうものなんですね。

季節の変わり目には特に注意したい、ぎっくり腰の正しい治し方とは

 

ぎっくり腰になったら温める応急処置を

もしぎっくり腰になってしまったら、冷やすより温める応急処置を行いましょう。

冷やすと確かに痛みは和らぎますが、それは飽くまでも冷やすことで感覚を麻痺させているだけで根本的な治療にはならず、逆に回復するまでに時間がかかってしまうんです。

温めることで体内の循環を良くして自然治癒力を高める方が、冷やすよりもずっと早く症状が改善するんですよ。

ぎっくり腰になったときは、まずは温めたタオルやカイロを患部に貼って、安静にしましょう。重力に従って降りてきた足の血液を心臓に送り返す役割を持ち第二の心臓とも呼ばれているふくらはぎを温めるのも効果的です。

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体を動かしてぎっくり腰を治す

「安静に」とは言っても、一日中ベッドで寝たきり生活を送っていては、かえって回復に時間がかかったり、痛みを悪化させてしまいます。痛みを避けながら日常生活を送る方が痛みの改善に繋がるという研究結果もあるんですよ。

あまりの痛みに動くことすらできないという状態を過ぎ、ある程度痛みが治まってきたら、今度は体を動かしましょう。

もちろんいきなり立ち上がって日常生活に戻るのではなく、様子を見ながら動かせる範囲を動かしてみることからはじめましょう。

最初は足首を動かしてみる、膝を揃えて立てて左右に動かしてみるなど、寝たままでできる動きからはじめます。

ベッドから起き上がるときも、

1.仰向けに寝た状態で膝を立てる

2.膝を倒しながら体ごと横を向く

3.足をベッドから降ろして、上になっている手でベッドの手すりやベッドサイドの椅子やテーブルを持ち、下になっている腕でベッドを押しながら起き上がる

というように、体をひねったり腰に力を入れずに起き上がる工夫をしましょう。

季節の変わり目には特に注意したい、ぎっくり腰の正しい治し方とは

 

ぎっくり腰の予防方法

ぎっくり腰になったときに正しい対応で迅速に痛みを和らげ症状の改善を目指すのはもちろんのこと、そもそもぎっくり腰にならないように日頃から予防を行うことはもっと大切です。

次の4つのポイントを心がけ、ぎっくり腰を予防しましょう。

ストレッチなどで筋肉を柔らかくする

やはり腰の筋肉が固くなっているとぎっくり腰になりやすくなってしまいます。

腹筋や背筋を刺激するストレッチを行うなどして、腰の筋肉をほぐしてあげましょう。

本格的な筋トレのような腹筋・背筋運動ではなくても、次のような簡単なストレッチで大丈夫です。

腹筋を刺激するストレッチ

1.仰向けに寝て、両手を手をおなかの上に重ねて置く

2.ゆっくりと上体を持ち上げて5秒キープする

3.1~2を数回繰り返す

背筋を刺激するストレッチ

1.うつぶせに寝てては体の横に置く

2.ゆっくりと上体を上に反らして5秒キープする

3.1~2を数回繰り返す

どちらも2で息を止めず、少しずつ吐くことを意識しましょう。

また、既にぎっくり腰を起こしてしまい、予後が悪くならないようにストレッチを行いたい場合は、主治医や専門家の指導の元で行うようにしてください。

季節の変わり目には特に注意したい、ぎっくり腰の正しい治し方とは

 

体を温める

体が冷えると筋肉も固くなってしまいます。

冬などの寒い季節はもちろんのこと、夏場でもエアコンの効いた室内で長時間過ごしていると体が冷えてしまいがちです。
温かいものを飲んだり、カイロや腹巻き、ブランケットなどを使って体が冷やさない工夫をしましょう。

ストレスを溜め過ぎない

過度のストレスは筋肉を緊張させ、その状態が慢性的に続くと筋肉はすっかり凝り固まってしまいます。

規則正しい生活を心掛けたり、ゆっくり入浴したり、自分なりのリラックス方法を見つけるなどしてストレスを貯め過ぎないようにしましょう。

腰に疲れを溜めない

日常的に腰に負担をかけていると、疲労が溜まってぎっくり腰を起こしやすくなってしまいます。

床に落ちたものを拾うときや重たいものを持ち上げるときに前屈みになるのではなく、膝を使うことで腰の負担を減らし、腰に疲れが溜まらないように心掛けましょう。

寒さで体の固まりがちな冬場ではなく、季節の変わり目にこそ起こりやすいぎっくり腰。

ぎっくり腰になってしまったら、患部やふくらはぎを温めて安静にし、動けるようになったら様子を見ながら少しずつ日常生活に戻りましょう。

日頃から体を温めたりストレッチをするなどして腰の筋肉を柔らかく保ち、腰に負担をかけ過ぎないように心掛けることも大切です。

何度もぎっくり腰を起こしてしまう場合は、体に歪みが残っていて腰に負担がかかっているのかもしれません。そんなときは、整骨院などを受診して根本的な解決を目指しましょう。