病院に行く前に試したい!自宅でできる二の腕のぶつぶつの治し方3つ

ふとした瞬間、二の腕にざらつきを感じ、ぶつぶつを発見した方も多いことでしょう。一度気づいてしまったら最後、鏡を見るたびに二の腕のぶつぶつのことが気になるようになってしまいますよね。

そもそも二の腕にできるぶつぶつの正体は何なのでしょうか。ニキビのようにも見えますし、ただの肌荒れのようにも見えます。今日はそんな疑問を解決、二の腕のぶつぶつについてご紹介します。

広告

 

二の腕のぶつぶつの正体は?

二の腕のぶつぶつは「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」または「毛孔角化症(もうこうかくかしょう)」という皮膚疾患が正体となっています。皮膚のもっとも外側に位置する角質細胞が毛穴を詰まらせ、厚く盛り上がることにより発生するのです。

病院に行く前に試したい!自宅でできる二の腕のぶつぶつの治し方3つ

 

二の腕のぶつぶつの原因は?

毛孔性苔癬は多くの人にみられる皮膚疾患なのですが、実はまだ根本的な原因ははっきりしていません。ただし、発生している人に多く共通する点として以下のことをあげることができます。

遺伝

毛孔性苔癬を発症した人に確認すると、両親のどちらか(もしくは両方)も毛孔性苔癬だったというケースが多くみられます。ただし、親が毛孔性苔癬の兄弟間でも、発症する子といない子もいますので、必ず遺伝するという訳でもありません。

ホルモンの影響

毛孔性苔癬は妊娠、出産などホルモンの分泌が大きく変化する時期に発症する人も多いことから、ホルモンが原因の一つとも考えられています。

妊娠、出産に限ったことでなく、ストレスや過労などでホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が過剰になり、角質細胞が毛穴を詰まらせやすくすることから、毛孔性苔癬が発症しやすくなるのです。

代謝や皮脂腺の異常

何らかの原因で代謝が悪くなったり、皮脂腺にトラブルが起こると、本来であれば、皮膚が生まれ変わるときに剥がれ落ちるはずの古い角質が上手く剥がれ落ちず、毛穴を詰まらせて毛孔性苔癬を起こしてしまうことがあります。

広告

 

自宅でできる二の腕のぶつぶつの治し方

二の腕のぶつぶつである毛孔性苔癬は重症でなければ、自宅でケアすることによって改善することが出来ます。

徹底的に保湿する

毛孔性苔癬は空気が乾燥する秋から冬にかけて悪化することが多いのですが、それには皮膚の乾燥が関係しています。皮膚が乾燥すると肌の生まれ変わりでありターンオーバーが乱れてしまうので、いつまでたっても正常な状態になりません。皮膚のトラブルの解決にはターンオーバーを正常化すること、ターンオーバーを正常化するためには保湿が欠かせないと心得ましょう。

自宅でのケアとしては、保湿効果の高いクリームでお肌の潤いを整えることが大切です。ヒアルロン酸やセラミドなどを配合したものを選ぶのもお勧めです。

血行を促進する

肌の代謝異常を正常化するためには血行を良くすることが効果的です。血行を促進するためには、適度な運動を行なうこと、湯船に浸かって体を温めること、マッサージで血流を良くすることがポイントです。

運動はウォーキングやジョギングといった、有酸素運動の方が効果アップを期待できますよ。

炎症を抑える

毛孔性苔癬で炎症してしまうとその部分が赤くなり目立ってしまいます。毛孔性苔癬を目立たなくするためには、刺激を与えず炎症を抑えてあげましょう。

自宅でのケアとしては、角質を柔らかくして炎症を抑えるクリームが市販されていますのでドラッグストアなどで探してみてくださいね。

病院に行く前に試したい!自宅でできる二の腕のぶつぶつの治し方3つ

二の腕のぶつぶつに対してやってはいけないこと

二の腕のぶつぶつ改善のためには、以下のことを行なわないよう注意しましょう。

患部を強く擦る

二の腕のぶつぶつが気になると、毛穴の詰まりを綺麗にしようと入浴時にナイロンタオルやボディブラシなどで強く擦る方がいらっしゃいますが、この行為は患部を更に傷つけ炎症を起こしかねませんので絶対にやめましょう。

患部を潰す

患部を擦るのと同様に、潰してぶつぶつを消してしまおうとする方もいらっしゃいます。しかし、患部を無理に潰すと炎症を起こしてぶつぶつが悪化するばかりか、色素が沈着して跡が残ってしまうこともあります。ぶつぶつが気になる気持ちはわかりますが、刺激しないようにしましょう。

皮膚を乾燥させる

秋から冬にかけて空気が乾燥するシーズンに肌を保湿するのももちろんですが、皮膚を乾燥させる行為として気を付けなければならないのは日焼けになります。日焼けは簡単に言うと肌の火傷なので、皮膚が乾燥している状態です。外出時に日焼け止めを使用し皮膚の乾燥を防いだり、帰宅後も念入りに保湿をするように心がけましょう。

病院に行く前に試したい!自宅でできる二の腕のぶつぶつの治し方3つ

 

まとめ

二の腕のぶつぶつは10代に多くみられるのですが、年齢が上がるにつれ自然に治っていくケースが実は多いのです。

しかし、他人の目に触れる部分にぶつぶつがあると気になってしまう気持ちもわかります。二の腕のぶつぶつは徹底的な保湿と血行促進で予防改善することができますので、自宅でのケアが大きなカギといえます。

空気が乾燥する秋冬だけでなく、肌を露出する機会が増える季節も顔だけでなく二の腕までしっかりケアしてあげることが大切です。