あなたの口臭の原因かも!舌が白い9つの原因と舌ブラシの使い方

 

健康的な舌は淡紅色もしくは薄白苔の様な状態です。舌に白い苔のような舌苔が多いことで、口臭の原因となってしまうのです。

気になる口臭、出来ることから始めて口臭を少しでもなくしていきたいですよね。

今回は、この舌苔の正体とこの舌苔を取り除く方法をお伝えします。

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舌が白くなる「舌苔」とは?

舌苔とは、舌の表面の苔の様に見えるもので、口の中の嫌気性細菌が、食べ物の残りカスや上皮細胞のカスなどのタンパク質を分解した際に、揮発性硫黄化合物というにおい物質が産生することで発生します。

この舌の表面だけでも約5000億個の細菌がいるとされています。信じがたい話、実は口の中は肛門の細菌数より多い菌の数なのです。お尻よりも口の中の方が汚いなんてショックですよね。

健康的な舌苔は全体がピンク色や薄白でありますが、異常がある場合は、厚く白い舌苔がつきます。一部が黄褐色になっていたり、茶色や黒っぽかったりすることもあります。

この舌苔、何の役目があるのかというと、舌の潤いを保ったり、細菌バランスを保ち、味蕾や細胞を保護することです。

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口臭の原因になってしまうって本当?

口臭の発生原因は様々なものがあります。さっき食べたものだったり、タバコのヤニ臭さだったり、胃腸が悪い時も口臭がするなども言われますね。

口臭の主な原因の1つに舌苔からくるものが挙げられます。口臭の主な成分の硫化水素からくるもので、食べカスや上皮カスなどが分解された際の腐敗臭になります。

なので、この舌苔を取り除くことで、ある程度口臭を取り除くことも可能です。

では、舌苔は悪いものなのかというと、そういうものでもありません。健康な方でもあります。健康な方も多少の生理的口臭はするので、あまり神経質にならなくても良いでしょう。

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舌苔ができる原因

舌苔がなぜ出来てしまうのか、その原因には何が考えられるかというと・・・

唾液が少なく口の中が乾燥している

口の中が乾燥する理由として、口呼吸が挙げられますが、その他唾液の分泌が少なくなってしまった方なども口の中が乾燥しやすくなります。口の中が乾燥してくると、細菌が大量に繁殖してしまいます。

自律神経が乱れている

ストレス、過労、更年期障害などで自律神経が乱れることで、唾液の分泌も減ってしまいがちに。唾液の分泌が少なくなると、汚れが流されず菌も溜まってしまう結果に。

胃腸が悪い

アルコールの過剰摂取、暴飲暴食、喫煙などで胃腸の調子が悪くなることで、消化機能が弱りお腹にガスが溜まりやすくなります。そのガスが肺から口臭となって出ていきます。その際に出来る舌苔は黄色っぽいことが多いです。

免疫力が下がっている

風邪、病気などで免疫力が下がっている時は舌の代謝も悪くなりがちに。舌苔も白く厚みが出てきます。

食べた物のカスによるもの

舌の細胞間に食べた物のカスが留まると、ぞれが舌苔になることも。舌をあまり動かさない寝ている間や加齢などで舌の動きが少ないと汚れが落ちにくくなります。

抗生物質による影響

抗生物質を長期間飲んでいたり頻繁に飲むことで、「黒毛舌」という黒っぽい舌苔が発生することがあり、なぜ黒っぽい舌苔が発生するかというと、抗生物質によって舌に付着している菌類が変化し、カンジタ菌というカビの一種が増殖してしまい、そこから硫黄化合物が血中ヘモグロビンと結びつくことで黒い色となっていくのです。

あなたの口臭の原因かも!舌が白い9つの原因と舌ブラシの使い方

 

舌苔がつきやすい人

この舌苔がつきやすい人とつきにくい人といます。つきやすい人ってどんな人なのでしょうか?

溝状舌(こうじょうぜつ)

舌の表面に何本も深い溝が入っている状態を溝状舌といいます。この溝に食べた物のカスが入り込みやすくなるからです。

黒毛舌

先程の抗生物質などの薬の影響でこの黒毛舌になることで、舌苔がつきやすくなります。

舌が上顎についていない

本来は舌と上顎がくっついて、そこで摩擦が加わることで舌の汚れがある程度取れるのですが、生まれつき舌と上顎が離れていたり、受け口の方は舌苔がつきやすいです。

あなたの口臭の原因かも!舌が白い9つの原因と舌ブラシの使い方

 

舌苔を取り除く舌ブラシの使い方

では、舌をべっーと出してみて下さい。舌苔がビッシリついていませんか?この舌苔を取り除くことで、たった今まであった口臭が軽くなりますよ。即効性のある方法なので、是非試してみて下さい。

やり方

用意するもの:専用の舌ブラシもしくは普通の歯ブラシ(舌を傷つける可能性もあるので、出来るだけ専用の舌ブラシを使うようにしてください。)

1.べっーと舌を出して下さい。鏡で舌苔の位置を確認して下さい。

2.舌ブラシに水をつけます。

3.喉の出来る限り嘔吐反射が起きないギリギリの所まで、舌ブラシを当てます。

4.スッーと舌先まで舌ブラシを滑らせます。力は入れすぎないようにして下さい。舌を傷めるので、舌ブラシは往復がけしないようにして下さい。

5.一度舌ブラシを水で濯ぎます。また同じように行います。舌ブラシに汚れがつかなくなるまで何度か繰り返します。

注意事項として・・・

1.1日1回までにしましょう。朝行うと良いでしょう。1日何回も行うと、舌を傷めて味覚を狂わせてしまうこともあるので、回数は守って下さい。

2.舌を傷めている時は、行うのを控えましょう。

即効で簡単に出来る口臭を取る方法です。完全に全部とれるわけではありませんが、口臭が軽くなるので、是非試してみて下さい。