睡眠の質を下げてしまう夜間頻尿の原因と対処法

ぐっすりと眠っていたのに
途中で目が覚めてしまうと
朝の目覚めがスッキリしないものです。

お布団に入る前にお手洗いに行ったのに
夜中に尿意を感じてしまう夜間頻尿について
原因と対処法をご紹介いたします。

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夜間頻尿とは?

1回でもお手洗いに行けば
それは夜間頻尿というのでしょうか?

それは違います。

確かに朝まで1度もお手洗いに起きない
という人もいるでしょう。

しかし1回お手洗いに起きたからと言って
夜間頻尿ではないのでご安心ください。

日本排尿機能学会は以下のように
定義づけています。

「夜、眠りについてからトイレに行く回数が
1回以上で、そのことが生活の質(QOL)を
落としていると感じている」

ちょっと難しいですね。

簡単に言うと

・眠ってから朝まで1回以上トイレに行く
・それが睡眠不足などに繋がる

ということです。

つまり1回お手洗いにいっても、
それが睡眠不足や
朝起きたときのだるさなどに
繋がらなければ、
それは夜間頻尿ではないのです。

臨床的にいう2回以上が
夜間頻尿だともいわれています。

夜間頻尿になりやすい人

睡眠の質を下げてしまう夜間頻尿の原因と対処法

夜間頻尿ってどんな人がなりやすい
のでしょうか?

実は日本には4,500万人もの
夜間頻尿の方がおられます。

60代になると、男性8割女性4割
と増えてきます。

まだお年寄りまではいっていないから
大丈夫と安心してはいけませんよ。

他にもなりやすい要因があるのです。

まずは、肥満指数を示す
BMI30を超える人です。

肥満とともに高血糖や高血圧など
メタボ要因が増え、夜中のトイレの回数が
増えるのです。

では痩せていれば大丈夫かというと
そうでもないのです。

BMI18.5以下の痩せている人にも
夜間頻尿は多いとされているのです。

これは呼吸器系トラブルから尿が増えたり
不眠症がちで夜中に何度もお手洗いに行くと
いう傾向にあるようです。

つまり、太り過ぎ痩せすぎの人は要注意と
いうことですね。

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夜間頻尿の原因

その他の原因を見ていく前に
夜の膀胱の働きの特徴について
知っておきましょう。

通常眠りにつくと、私たちの膀胱の
容量は増加するとされています。

これは抗利尿ホルモンが脳下垂体から
お昼間の2倍近くも分泌されるからです。

このため、眠っている間は
お手洗いにいかなくても眠り続けて
いられるのです。

では原因を見ていきましょう。

1.加齢

「加齢」が原因となり
抗利尿ホルモンの分泌リズムが狂いがちに
なり、夜の分泌量が減少することで
尿の量が増えてしまうのです。

そうすると睡眠中でも
尿意を感じてしまい目が覚めるのです。

また身体の加齢だけでなく
脳も加齢を起こします。

神経伝達を行うドーパミン系が障害を
引き起こし、排尿反射中枢にも
その影響が起こります。

そうすると排尿反射により膀胱が収縮し
夜間頻尿となってしまうのです。

2.糖尿病

夜間頻尿を起こすのは年齢のせい
だけではありません。

糖尿病により膀胱に尿を溜められなく
なると、尿は増えていなくても
尿意を感じ夜間頻尿となるのです。

3.前立腺肥大

男性でいうと、前立腺が肥大すると
夜間頻尿に繋がります。

中年を超えてくると男性は
トイレが近くなるというのは良く聞きますが
それは前立腺の肥大によるものなのです。

前立腺が肥大すると、
尿が出づらくなり絞り出すようになるので
膀胱の筋肉が分厚くなってしまいます。

膀胱の筋肉が厚くなると
膀胱の容量は減るので、
お手洗いに行く回数が増えてしまうのです。

4. 過活動膀胱

最後にご紹介するのは、過活動膀胱です。

これは尿がたまっている訳でもないのに
排尿する際に収縮する筋肉が過剰に働き
尿意を催す症状です。

性別に関係なく引き起こされます。

女性と夜間頻尿

睡眠の質を下げてしまう夜間頻尿の原因と対処法

次に女性ならではの夜間頻尿についても
知っておきましょう。

女性は子供を産むことが出来ることもあり
女性ホルモンの影響を非常に強く受けます。

特にそれは閉経後に顕著となります。

更年期障害や尿漏れ、お昼間の頻尿などで
病院を受診し、夜間頻尿が判明する人も
少なくありません。

それだけ女性にも見過ごされやすい傾向に
ある夜間頻尿ですが、
頻度は非常に高いのです。

ダイエットとして多くの水を飲むことも
むくみを引き起こすだけでなく
夜間頻尿に繋がります。

また、妊娠初期の女性も子宮が大きく
なることから膀胱が刺激され
夜間頻尿を引き起こしやすく
なってしまいます。

夜間頻尿の対処法

では最後に対処法を見ていきましょう。

1.カフェイン・アルコール制限

コーヒーや紅茶などカフェインが多い飲み物、
またアルコールも利尿作用がある為
取り過ぎには注意しましょう。

同時に、塩分を減らしてやると
水分量が減少するので合わせて
減塩することも大事でしょう。

2. 生活習慣の見直し

夜更かしをしていたり、
休みの日はだらだら遅くまで寝るといった
睡眠リズムの乱れを正しましょう。

食事内容も日によって大幅に違うとなると
身体がいつ排尿したらいいのか戸惑い
混乱してしまうためです。

規則正しい生活リズムと
食生活を意識しましょう。

ご自身の排尿日記をつけるなどして
尿の状態を把握することも有効です。

夜間頻尿はまずは生活習慣や
ストレス回避を基本として、
出来るだけぐっすり眠れる工夫を
行ってくださいね。