味覚障害の代表的な原因、「亜鉛不足」を予防する食生活のススメ

いくつになっても、おいしくご飯を食べたいというのは、みなさん共通の気持ちだと思います。ただ、味をきちんと楽しむことが難しくなる「味覚障害」は、年齢を問わず誰しもに起こり得ることなのです。

そこで今回は味覚障害の原因や予防法についてご説明しようと思います。

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味覚障害の主な症状

自分の症状に気がつくことの少ない初期段階では濃い味付けを好むようになるという傾向にあります。以前まで薄味でも十分満足だったはずなのに気がつくと味付けの濃い料理を好むようになっている場合には要注意です。

症状が進行するころには全く味覚を感じることができなくなってしまう場合もあります。食事を楽しめなくなっている状態になって初めて味覚が低下していることに気がつく人も少なくありません。さらに何も食べていないのに苦味や塩味を感じてしまったり、甘いものを食べても苦く感じてしまう場合も味覚障害の代表的な症状にあたります。

味覚障害の代表的な原因、「亜鉛不足」を予防する食生活のススメ

かかりやすい人とは

現在は幅広い年齢層で発症する可能性があるとのことで研究結果がでている味覚障害。とくに50代以降に発症率が高くなると言われています。また長期間治療のために薬を摂取している人や妊娠中の女性も含まれ、全体の割合から女性の方が発症しやすいと報告されています。

なお食生活が乱れている人も味覚障害にかかりやすいと言われています。具体的には無理なダイエットを続けている方、インスタント食品を多く食べている方、外食が多い方、そして食事を抜いてしまう方などが挙げられます。

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味覚障害と亜鉛不足の関係

味覚障害はストレスなどでも発症すると報告されていますが、代表的な原因としては亜鉛不足があげられます。亜鉛が体内で不足することにより舌にある味蕾(みらい)の機能低下を引き起こします。味蕾というのは舌に存在する味を感知、認識する役割を果たしている小さな器官です。亜鉛不足により機能が損傷してしまい、味覚が失われるのです。

病気の治療のために定期的に薬を服用している方の場合、副作用として亜鉛を取り入れる機能が低下する事があります。結果的に亜鉛不足に陥ってしまったり、妊娠中の女性の亜鉛不足から味覚障害に発展してしまう可能性もあります。そして食事バランスが悪い方も体内で亜鉛が不足しがちなので味覚障害にかかりやすいでしょう。

味覚障害の代表的な原因、「亜鉛不足」を予防する食生活のススメ

亜鉛を多く含む食品と食生活のポイント

味覚障害は不治の病ではありません。味覚障害の代表的な原因として知られている亜鉛を摂取することで症状を改善する手助けになります。また味覚障害をあらかじめ予防するためにも亜鉛を積極的に摂取することもおすすめです。

摂取しすぎると体に毒になってしまう亜鉛ですが、通常の食事から得られる亜鉛の量は健康に問題ないので日常的に意識して摂取してみてください。

一般的な成人男性の1日に必要な亜鉛の量は12mg、成人女性の場合には9mgとされています。ご自身の日常生活を振り返り、さらに食生活見直すことで亜鉛の摂取分量を向上させることで味覚障害を未然に防ぐことに役立ちます。

魚介類、海藻類

魚介類や海藻類は亜鉛を多く含む食材ですが特に牡蠣は亜鉛が多く、100g中148.6mgです。食材の中では最も多くの亜鉛を含むと言われています。それ以外には煮干しも亜鉛をよく含んでいます。

小麦胚芽、小麦ふすま、小麦全粒粉

小麦胚芽は小麦を脱穀した際にでる部分で栄養が特に凝縮されています。食品100g中の亜鉛は15.4mgです。小麦ふすまは小麦粒の表の皮の部分で亜鉛は9.8mg、小麦全粒粉は小麦粉の一種で亜鉛は2.4mgです。

牛肉、豚肉、鳥肉をはじめとする肉類。特に子牛のレバーの亜鉛はもっとも多く100g中6.1mgです。

ポップコーン

爆裂種としてしられるポップコーンも実はおおく亜鉛を含む食材です。100g中の亜鉛は4.1mg。市販のポップコーンはカロリーが高めですが自宅で油を控えめにして調理すればヘルシーはポップコーンを楽しめます。

乳製品

乳製品の中でもチェダーチーズは100g中4.0mgと特に亜鉛を含みます。

野菜類

ほうれん草、ルッコラ、パセリ、また特にかぶの葉は100g中1.9mg亜鉛を含んでいます。

卵は100g中1.5mg亜鉛を含んでいます。ぜひ日常的に摂取してみてください。

豆類

きなこや味噌、豆腐も亜鉛を含みます。

サプリメント

効率よくしたい方は、亜鉛を豊富に含むサプリメントを摂取すると良いでしょう。亜鉛サプリはたくさん存在しますが、瀬戸内海産の牡蠣をたっぷりつかったサプリ「海乳EX」がおすすめです。
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外食や飲酒は要注意

コンビニエンスストアやインスタント食品などには食品添加物が多く含まれているこもあり、この食品添加物は亜鉛の吸収をブロックしてしまう働きがあります。このような食事が日常生活で多めの方は一度ゆっくりご自身の食生活を見直してみることをおすすめします。

アルコール類、そして甘い食べ物が好きでよく摂取している方も要注意です。これらは体内で亜鉛を消費して分解されるのです。日常的に飲酒やスイーツを摂取するの傾向にある方は量を減らすことでさらに亜鉛を体内に蓄積しやすくなるでしょう。摂取する食品はバランスが大切だということを忘れないでください。

また喫煙することで味覚がにぶくなることも研究から明らかになっています。タバコに含まれる有害物質を分解するために亜鉛が使用されるため、喫煙者は慢性的に亜鉛が欠乏している状態になりがちです。そのために味蕾の機能が低下し味覚がにぶるとされています。禁煙してから食事が美味しく感じるようになるのはこのような理由があったのです。

味覚障害の代表的な原因、「亜鉛不足」を予防する食生活のススメ

味覚障害は未然に防げぐことが可能

現代社会ではストレスや生活の乱れなどにより体が喜ぶ栄養を摂取できない状態に陥ってしまうことも多くあります。自分の体はしっかりと自分で管理し体の不調にいち早く気がついてあげることができれば理想的です。

多少時間がかかったとしても亜鉛を意識した手料理を作るように心がけたり、少しだけでもお酒の量を減らすことで体に必要な亜鉛はしっかりと確保することができます。

私たちの生活の基本、衣食住のなかでもとくに大きなパートを占める「食」。いつまでも楽しく美味しく誰かと食事をとれることこそまさしく人生の贅沢ではないでしょうか。