お肌を傷つけない、正しいアイメイクの落とし方2つ

スキンケアの中で、唯一お肌に負担となってしまうのがメイク落とし。最近ではお肌にしっかりフィットするメイクが主流になっているため、メイク落としも当然洗浄力が強くなってきています。

顔の中で最も負担がかかるのが目元です。目の周辺は皮膚も薄くデリケートな部分ですから、頬やTゾーンと同じようにゴシゴシとこすってしまうと、たるみや茶クマが引き起こされることになります。そこで今回は、デリケートな目元を傷つけない正しいアイメイクの落とし方をご紹介したいと思います。

広告

 

目の周りの皮膚はデリケート

「目の周りは他の部分よりも薄い」と聞いたことはありませんか?実際どのくらい薄いかはご存知でしょうか。

頬と比較すると1/4ほどの厚みしかなく、まぶたの厚みはたったの0.6mmほど。0.6mmという数字だけではイメージしづらいかもしれませんが、例えるならゆで卵の薄皮です。

ですから、ちょっとしたダメージも後々深刻化してしまう可能性が出てくるのです。

目の周りのトラブルが出てしまうと、実年齢よりも上に見られることが多くなってきますので、目の周りの扱いには十分注意しましょう。

お肌を傷つけない、正しいアイメイクの落とし方2つ

 

間違ったアイメイクの落とし方による悪影響

女性のメイクに欠かせないといえば、アイメイク。

多くの女性がこのアイメイクを間違えたやり方で日々落とされています。

目元は頬やTゾーンよりも使うアイテムが多いですね。アイシャドウやアイライン、マスカラ、人によってはコンシーラーやハイライトなど、ファンデーション以外に使用するアイテムが多いため、ついついこすりがちです。

だからといって、メイクをきちんと落とそうとするあまりにゴシゴシしたり、長い時間をかけてメイク落としをしていると、目元に悪影響を与えてしまいます。

お肌はこするなどの外部刺激が加わるとメラニン生成が促され、色素沈着を起こして茶クマになったり、目元を乾燥させ、小じわの原因となります。

洗浄力が強いほどお肌へのダメージは比例して多くなります。

またお肌だけでなく、こすりすぎることによってまつ毛が抜けたり切れたりという悪影響も出やすくなります。

広告

 

正しいアイメイクの落とし方~普通のクレンジング~

ポイントメイクリムーバーを使わずにアイメイクは落とせます。わざわざ購入するのが嫌だという方はこちらのやり方でアイメイクを落としましょう。

最近のアイライナーやマスカラには、お湯でするっと簡単に落とせる「ラップフィルム」を採用したものが多く販売されています。お湯で落とせるアイライナーやマスカラを使っている場合には、まずお湯で落としましょう。

その後、クレンジングを使って、決して力を入れないように意識し、優しく撫でるように薬指を使って落としましょう。薬指は5本の中でもっとも力が入りにくい指です。

お肌を傷つけない、正しいアイメイクの落とし方2つ

 

正しいアイメイクの落とし方~ポイントメイクリムーバー~

ほとんどのメーカーでポイントメイクリムーバーの取り扱いがあるくらい、アイメイクはポイントメイクリムーバーで落とすというのが一般的となっています。

ポイントメイクリムーバーはアイリムーバーともいいます。

ポイントメイクリムーバーは洗浄力が強いので、たくさんのアイテムを使っている目元のメイクも簡単に落とせますから、目元への摩擦刺激を防げるという大きなメリットがあります。

アイメイクの落とし方は、まずラップフィルムのアイライナーやマスカラを先に落とし、その後、上下のまぶたの2枚、合わせて4枚のコットンにたっぷりポイントメイクリムーバーをつけ、目を閉じて上まぶたと目の下に置きます。そのまま10秒ほど置いておくと、リムーバーの洗浄力によってメイクがなじんで浮いてきます。

そのあと力を入れずに、コットンで目の周りを拭き取りましょう。このときコットンを動かす方向も大切で、上まぶたのコットンは下方向へ、目の下のコットンは目尻の方向へ動かします。

10秒おいても落ちていなかった場合は、コットンでこすらず、コットンを置く時間を10秒ほど長くしましょう。

ポイントメイクリムーバーの中には、最初からリムーバーが染み込んだシート状のものも販売されています。その場合も落とし方は同じです。

お肌を傷つけない、正しいアイメイクの落とし方2つ

 

目の粘膜のアイラインはどう落とす?

目力をアップさせるのに効果的な目の粘膜部分にアイラインを引くインライン。

このインラインは通常のアイメイクの落とし方では完全に落とすことが難しく、メイクを落とした後でも目のふちが黒ずんでいたり、寝起きの目やにが黒いという状態を引き起こします。

それだけならまだ問題はありませんが、ドライアイや炎症などを引き起こす可能性もありますから、目のためにはおすすめでないメイク法です。

ですから、インラインは目の健康のため、きちんと落としきりましょう。

インラインを落とすときに必要なアイテムはクレンジングと綿棒です。

綿棒にクレンジングをたっぷりつけ、インラインの上を優しくなぞります。綿棒にアイライナーの色がつかなくなるまで何度も綿棒を取り換えて落としましょう。

メイク落としの前に行っても後で行ってもどちらでも大丈夫です。

お肌を傷つけない、正しいアイメイクの落とし方2つ

 

コットンにこだわろう

ポイントメイクリムーバーで使用するコットンですが、デリケートな部分に使うものですから少しだけこだわってみましょう。

おすすめなのはオーガニックコットンです。

オーガニックコットンは一般的なコットンよりも繊維が柔らかくふんわりしていますから、肌当たりも優しく、デリケートな部分への使用にもってこいです。

価格は一般的なコットンよりも少しだけ高くなりますが、100枚入って500円前後で購入できます。毎日使用するものですから、よりお肌に良いものを使うようにしましょう。