第一印象に大きな影響を及ぼすのは、顔ですが、特に目には大きな印象がありますよね。目力という言葉や「目は口ほどに物をいう」という言葉があるように、人の印象は見た目で大きく変わってしまうことが少なくありません。

その目の印象を変えてしまうパーツの一つがまぶたです。日本人はまぶたが厚い人が多く、一重の人が多いのですが、目を大きく見せる二重にしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

ただ美容整形などで二重にする方法は、一重の人なら誰でも二重になれるというわけではなく、両方ともきれいな二重にするのは難しいとされています。また手術をしても二重にできないまぶたの人もいます。そこで今回は、リスクもある美容整形ではなく、自力で二重まぶたにする方法について、詳しくご紹介します。

二重まぶたにする方法

一重まぶたを二重にする方法としては、美容整形以外では2つあります。

マッサージをして二重にする

まぶたを開ける時に使われる筋肉である、眼瞼挙筋が枝分かれし、まぶたの縁にある瞼板とまぶたの周りにある眼輪筋にそれぞれつながることで、二重になっているのですが、まぶたの脂肪が多かったり、むくみなどでまぶたが埋没してしまうと、一重まぶたに見えることがあります。

ただしこの眼瞼挙筋が枝分かれしていない、筋力が弱い、まぶたの皮下脂肪が多いといったことから一重まぶたである場合は、マッサージでは筋肉を鍛えることはできませんし、眼瞼挙筋をくっつけることもできません。

マッサージで二重にできるのは、まぶたの状態が基本的には二重で、日によって二重になったりならなかったりする、またまぶたがむくみやすい人、まぶたが薄い人といえます。

アイプチなど二重にするアイテムを使う

まぶたにのり状の液を塗ったりテープを使って、二重まぶたを作る方法です。昼間にメイク前に二重を作る方法と寝ている間にクセ付けする方法があります。ドラッグストアなどでも手軽な価格で販売されていて、すぐに二重にしたいという人におすすめの方法です。こちらの場合はまぶたが厚めであっても二重にしやすく、マッサージでは二重にならないという人におすすめの方法です。

昼間に二重を作る場合、朝の忙しい時間はなかなかきれいに二重ができないといったことも起こりがちです。そういった場合には、夜寝ている間に二重を作ることができる美容液ドリーミンアイリッチがおすすめです。しっかり二重を作る粘着力だけでなく、乾燥を防いで潤いを与えてくれる美容成分で、寝ている間に魅力的なまぶたにしてくれます。

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二重まぶたに見せるメイク

二重がうまく作れない、またまぶたが厚くてマッサージやアイプチなどのアイテムでは二重にすることが難しいという人におすすめの方法が、メイクで二重に見せることです。ただしこの方法はあくまでもアイラインやアイカラーを使って二重に見せるだけで、二重になるわけではありません。それでもメイクで二重にすることによって、目の印象を変えることができますので、アイプチが使えないといった時にはおすすめです。

メイクで二重にする手順

  1. 二重にしたいラインを決め、アイライナーでラインを引きます。二重の線の間はあまり広くならないように注意しましょう。アイラインは縁を全部引くのではなく、目尻や目頭にポイントになるよう引くのがコツです。
  2. アイカラーを使ってラインをぼかしていきます。ラインの下にもアイカラーを使います。グラデーションを意識しながら色を調整するのがコツです。
  3. 二重ラインとまぶたの縁の間にハイライトを入れます。

くっきり見せたい時には引く二重の幅を心持ち広く、自然に見せたい時には細めにするといいでしょう。また合わせて眉やまつげも整えると、より目が際立ちます。メイクだとシチュエーションに合わせてメイクを変えることができるので、アイテムを使うことに抵抗がある人でも安心して二重に見せることができます。

関連記事:二重幅が狭い方でもパッチリお目目を作るアイメイクのやり方

マッサージで二重まぶたにする方法

二重まぶたにするために、すぐできるマッサージ方法をご紹介します。

まぶた周辺の血行をよくするマッサージ

  1. アイクリームをまぶたに塗り、人差し指、中指、薬指で眉毛の下を押します。
  2. そのまま指を下げて、まぶたを軽く押します。
  3. 最後に目を閉じて、まぶた全体を手のひらで温めるように覆います。

目頭のマッサージ

アイクリームを塗り、目を閉じて目頭に中指を当てて押します。目頭にある蒙古ひだをマッサージして解消することで、目が大きく開くようになります。

眼輪筋を鍛える

まぶたを開閉する際に必要となる、眼輪筋を鍛える方法です。疲れ目の解消にもなり、目の周りの血行改善にもつながります。

  1. 上下左右に目を動かし、目の前に横の8の字を書くようにします。
  2. 力を入れて目を閉じ、その状態を5秒キープします。
  3. 今度は目を大きく見開いて、そのまま5秒キープします。

さらに目の周りのむくみを取るために、蒸しタオルを目に乗せる方法もあります。濡らしたタオルを電子レンジを使って30秒加熱し、広げて少し冷ましてからまぶたに乗せます。その上から軽くまぶたを押さえましょう。

目を酷使することが多いと、むくみやすくなりますのでなるべくむくんだら早めに対処することが必要です。

関連記事:二重マッサージで、ぱっちりお目々になる方法

自力で二重まぶたにするメリットやデメリット

自分で二重まぶたにすることによるメリットは、失敗するかもしれない二重の整形手術を受けなくてすみ、それに伴い二重にするために必要なお金があまりかからないということが挙げられます。またアイテムなどを組み合わせることで、二重になることもあるので、自分で好きな方法を試せるといったことも大きなメリットです。

しかしその反面、自分で処理をする場合すぐには結果が出ないため、どの方法が自分に合っているのか、またその方法で本当に二重になるかどうかがすぐには分かりません。結果にも個人差があるため、多くの人が効果があるといった方法を試しても、自分は二重にならないといったこともあります。

さらにのりやテープを使う場合、肌質によってはかぶれやかゆみを起こすこともあり、そういったリスクを理解した上で自分で二重を作ることが必要となります。

すぐに二重にした場合は整形手術も選択肢にいれておきましょう。最近では簡単に手術ができ日帰りも可能な埋没法による手術が人気です。

注意したい毎日の習慣

二重になるためには、まぶただけでなく体全体の健康にも注意が必要です。特に、むくみやすい人、冷え性な人、血行が悪い人などは、その体質を改善することも大切です。

体を冷やさない

お風呂に入る時にはしっかり湯船に浸かることで、全身を温めましょう。また軽い運動を毎日短時間でも続けること、体を冷やさないよう冷たい飲み物よりも温かい飲み物を飲むように心がけましょう。

塩分を取り過ぎない

塩分の多い食事をしていると、のどが渇きやすくなるため、水分を必要以上に摂取するようになってしまいます。そのため血液が薄くなってしまい、十分な栄養が体に行き届かなくなってしまいます。そうなると血行が悪くなり、むくみにもつながります。

カフェインやアルコールは控える

カフェインが多く含まれるコーヒーや緑茶には、利尿作用があります。またアルコールにも利尿作用があり、大量に摂取することで逆に体が水分不足となってしまいます。さらにアルコールは体も冷やしてしまいますので、摂取を控えるようにしましょう。

睡眠をしっかり取る

皮膚など体を構成する部分は、夜寝ている間に修繕され、新しいものが作られます。そのため睡眠を十分に取れていないと、新陳代謝が悪くなり、目の周りにむくみができやすくなります。普段から規則正しい生活をして、まぶたが健康に保たれるよう心がけましょう。

二重まぶたにするための美容整形の手術代は、安くはないことに加え、きちんと二重になるかどうかは個人差があります。まずは自分でまぶたのケアをして、二重まぶたを作るケアから始めてみましょう。