骨盤が歪むことによって、下半身太りになりやすくなってしまいます。お尻、お腹、腰回り、太もも、脚に肉がついてしまうと、洋梨体系になってしまい洋服のボトムにも影響してしまいます。特にスカートや細身のパンツでは、下半身が目立ってしまいます。
骨盤の歪みからなる下半身太りを解消したいですよね。骨盤の歪みをとる、ダイエットに有効なエクササイズをご紹介致します。
下半身が太りやすい理由
1.骨盤歪み
骨盤は日常生活や妊娠出産をきっかけに、開いてしまったりバランスが悪くなったりと歪みやすくなります。また、猫背でいたり、足を組むなど姿勢が悪いと骨盤が歪んでしまいます。骨盤が歪むと、内臓の位置が変わってぽっこりお腹になってしまったり、血行やリンパの流れが悪くなって老廃物の排出がスムーズにいかなくなり、お尻回りなど下半身に肉がつきやすく、むくみやすくなります。
2.塩分の摂り過ぎ
塩分を摂り過ぎてしまうと、体内の血中塩分度が高くなるので、それを薄めようと、身体が水分を溜めこもうとするので、むくみやすくなります。塩分を摂り過ぎた日や翌日にむくみを実感されたことはあるかと思います。
3.冷え症
身体が冷えることで、身体が内臓を守ろうと皮下脂肪を蓄えようとします。特にお腹には臓器が集中しているので、お腹が冷えると身体はお腹に脂肪を蓄えようとします。
4.運動不足
運動不足なると、運動している人に比べ、血流やリンパ循環がよくありません。特にふくらはぎは、下半身の血液やリンパの流れを良くするポンプの働きをします。筋肉が使われていないと、ポンプの役割を十分に出来ずにむくんでしまうのです。
5.たんぱく質不足
たんぱく質が不足することで、血中の水分を保つアルブミンが低下して、血管の外に水分が漏出しやすくなります。水分が漏出すると、むくみやセルライトの原因になってしまいます。
6.長い時間同じ姿勢をしている
デスクワークや立ち仕事など仕事中は同じ姿勢でいることが多いですよね。同じ姿勢をしていると血液の流れが悪くなり、足のむくみへと繋がります。
7.セルライトが出来てしまっている
太ももやお尻回りのお肉には凸凹した皮膚が見つかることはありませんか?冷え性や食生活、生活習慣など原因がいくつも重なって、セルライトになってしまうとちょっとの運動やマッサージでは簡単には落ちてくれません。
骨盤ダイエット
骨盤は一度歪むと、場合によってはすぐに戻りません。骨盤の歪みによる下半身太りが気になったら、是非これからご紹介する骨盤エクササイズを試してみて下さい。
1.お尻歩き
- 床に腰を下ろし、脚を真っすぐ伸ばします。
- 手を胸の前で交差します。
- お尻で歩くように、左右交互に前に進みます。10歩進んで10歩下がります。3〜5分行います。
- 両手を上げて(3)を行います。
※お尻歩きダイエットで、下半身が驚くほど引き締まる!の記事でも詳しく取り上げています。
2.骨盤回し
- 立った状態で、両足を肩幅位に開き、足先は真っすぐにします。
- 両手を腰に当て、左回し30回、右回し30回とフラフープを回すように腰をゆっくり回します。
3.バスタオルを使った簡単なストレッチ
★準備するもの
・バスタオル2枚
2枚重ねてクルクル巻いて、ビニール紐などで固定します。
- 床に腰を下ろします。
- 巻いたバスタオルをお尻のあたりに横に置きます。
- そのまま手を後ろにつきながら、後ろに上体を倒します。
- バスタオルがおへその下にくるようにします。
- 身体の力は抜いてお腹を凹ませます。両足の親指をくっつけて八の字にします。両腕は頭上に持っていき、手のひらは床につけて両手の小指がつくようにします。目線は真上を見ます。5分キープします。
このストレッチを行うと、体が反ることで歪んで開いてしまった骨盤を正しく治す効果があるんです。ポッコリおなかになっていた人もストレッチを続けることで正しい位置に内臓が収まるようになります。骨盤が正しい位置になればウエストも引き締まり、足のむくみも解消してほっそりしてきますよ。
しかし、腰に痛みを感じるようでしたら無理に5分やる必要はありません。短い時間でも出来る範囲でやって毎日続けることが大切です。
日常生活でも骨盤を意識してみよう
骨盤の運動をするようになったら、あなたが下半身太りになる原因を把握し、日常生活でも骨盤の歪みに繋がらないように意識してほしいことがあります。
疲れているとつい猫背になってしまうという人は多いですよね。ずっと意識するのは難しいかもしれませんが、猫背になっていたと気づいたら胸を開いて背筋を伸ばしてみましょう。そして、足を組む癖をがある人は足を組むのは控えるように気を付けてください。足を組みそうになったら、膝をそろえて座るようにしてみましょう。膝を揃えると自然に内ももに力が入るので、普段は意識していない筋肉が使えてる状態になりますよ。
その他にも荷物を片側だけに負担させないようにすることも骨盤の左右のバランスを悪くしないためにも大切です。
歩いている時や立ち止まった時も片側の足に体重をかけてしまう癖がある人もいますよね。自分でO脚気味だと感じている人は靴底をみると外側だけすり減っています。歩く時しっかり地面を踏んでいる感覚があるか意識して歩いてみましょう。足を踏み出す時に少し大股になって、かかとから地面についているか、膝裏を伸ばすことを意識して歩くのがいいですよ。
参考:猫背を治すストレッチ
まとめ
自宅で出来る骨盤エクササイズをご紹介させていただきました。
エクササイズだけでなく、骨盤矯正の整体やカイロプラクティックなどでも骨盤矯正が可能なので、併せて行うと更に効果が上がります。
普段から骨盤を歪ませないことも大事です。姿勢を正して座る、脚をなるべく組まない、バッグなどの荷物を片方ばかりで持たない、立っている時に体重を片側にかけないなど日頃から気を付けましょう。
骨盤の歪みのチェックとしては、踵、踝、ふくろはぎ、膝上、腿の5点がくっついていれば大体大丈夫と言われています。太っている人もくっつきやすいので、絶対というチェック法ではありません。
骨盤が歪むと体型が崩れるだけでなく、腰痛なども起きやすくなります。気になる方は、ご自身に合った骨盤矯正ベルトを使って見るのも一つの方法です。