お尻にニキビが出来ると、
なんだか気になってしまいますよね。
顔や背中やデコルテにニキビが出来るのは、
よくあることです。
ですが、なぜお尻なんでしょうか。
また、顔と違って
常に人目にされされる場所ではないですが、
腰を曲げた時に服の隙間から見えたり、
水着になった時、
友人と温泉に行く時などに
目についてしまうことがあります。
何となく、不健康に見えてしまいます。
きれいなお尻でいたいですよね。
普段目につかず、
痛い時に気になって気づく、
このお尻ニキビの原因と治療法を
お伝えしたいと思います。
お尻ニキビができる原因
ニキビは、
皮脂分泌の多い所に出来るものです。
過剰な皮脂分泌によって、毛穴が詰まり、
そこにアクネ菌が繁殖してしまいます。
お尻は、顔やデコルテや背中程、
皮脂分泌は多くはありませんが、
肌表面は分厚くて硬いのです。
角質が厚くなると、皮膚の毛穴が塞がり、
アクネ菌の温床になってしまうのです。
お尻ニキビには様々な原因があります。
1. 脂肪分・糖分などの過剰摂取
これは通常のニキビと同じことが言えます。
2. 座ることによる圧迫
座る時はお尻と腰で体重を支えています。
お尻ニキビがあると、
座ることで体重の圧がかかるので、
それが刺激となり、
かなり痛い状態になってしまい、
小さいニキビも
やがて酷くなってしまいます。
3. 摩擦
衣服や下着の擦れによって、
更に刺激が加わるので、
更に赤く痛い状態になってしまいます。
4. ムレ
下着やジーパンなど、
お尻は結構汗をかいてムレやすいのです。
お尻ニキビの治療法
【 1. 脂肪分や糖分を控える 】
【 2. 清潔を心がけましょう 】
夏は特に、お尻や腰に汗をかいたまま
にしていませんか?
汗をかいたら、なるべく早いうちに
身体を洗いましょう。
【 3. お肌に合った優しいもので洗う 】
刺激の強い石鹸やボディソープで
洗わないで下さい。
刺激の少ない無添加石鹸などで
洗うのがお勧めです。
ナイロンタオルでなく、
手で優しく洗うと良いでしょう。
【 4. 潰さないこと 】
潰すと、
跡が残り、黒ずみ、赤みが酷くなります。
【 5. 刺激を与えないこと 】
座る時も刺激になるので、
ニキビのある場所は
摩擦や圧をかけないようにしましょう。
うまくニキビに触れないように座るなど
工夫して気を付けましょう。
【 6. 睡眠をしっかり摂る 】
【 7. 規則正しい生活をする 】
【 8. ストレスを溜めない 】
特に6~8がおそろかになると、
お肌のターンオーバーを促進させて、
角質が厚くなりづらくなります。
ここまでは、
通常のニキビ治療でよく言われることです。
【 9. 下着や衣服のムレに気を付ける 】
下着は化繊などのツルツルした素材でなく、
綿100%の吸湿性に優れた素材のものを
身につけましょう。
ジーパンなどムレやすいものは注意です。
【 10. 下着の締め付け 】
下着の締め付けによって
血行を阻害してしまうこともあります。
ガードルも良くありません。
【 11. 漢方薬も検討してみましょう 】
ホルモンバランスの崩れによるものなので、
漢方での治療が有効です。
「十味敗毒湯」などがいいようです。
上記の方法でもなかなか改善されない場合、
粉瘤といって
良性の腫瘍の化膿性もあります。
ニキビに似ているのですが、
垢や脂が内側に溜まってしまい、
放っておくと赤く腫れて炎症を起こして、
熱を持った状態になります。
手術が必要になってくることもあります。
おできの可能性も考えられます。
おできは毛穴の奥深く、
毛包と呼ばれる部分に
細菌が入り込んで化膿することです。
これらはニキビに間違えられやすいのです。
もし気になる様でしたら、
皮膚科専門医に診てもらうことを
お勧めします。