お腹にガスがたまると、
お腹はポッコリするし
何よりも苦しくなります。
オフィスや学校や公共の場で
おならするわけにもいかず・・・
では、そのガスはどこに行くのか
というとほとんどが血液中に吸収されて
肺を通って呼吸の際に排出されるそうです。
出来たら、お腹にガスは
ためたくないですよね。
なぜガスがたまってしまうのでしょうか?
また、ガスがたまってしまった時に行う
ガス抜きマッサージをご紹介致します。
お腹のガスはどうして作られるのでしょうか?
①口から飲み込まれる空気によるもの
②胃液が膵液により中和される際に発生するガスによるもの
③腸内細菌によるもの
腸内細菌によって、
二酸化炭素、水素、メタンなどの種類の
ガスが作られます。
また、
腸内には100を超える種類の細菌がいて、
総数は100兆もいるそうです。
それらの細菌が
腸内に入った食べ物を分解した際にガスが発生します。
お腹にガスがたまる理由
①腸の蠕動運動が弱い
蠕動運動によって、
便やガスを排出する力が弱いと
上手く排出されなくなってしまいます。
腹筋が弱い女性や高齢者ほど弱くなりがちです。
②長時間、座ったままが多い
長時間椅子に座ったまま、
ジーパンなどキツイ衣類などでの
圧迫など、腸を圧迫してしまって
働きを悪くしていることもあります。
③会社や学校や公共の場でおならを我慢する
公共の場であまりに強い匂いのおなら、
人に聞こえるような音のおならも問題ですが・・・
我慢してばかりは、
腸に負担がかかることで働きが悪くなり
ガスが出にくい状態になってしまいます。
④睡眠不足・ストレス
睡眠不足やストレスで自律神経が乱れると、
正常な腸の働きがしにくくなります。
⑤悪玉菌が増えている
ストレスや睡眠不足から自律神経が乱れ、
悪玉菌が増えてしまい、
腸内環境が悪くなってしまうのです。
食物繊維が不足していたり、
肉類の多い食事で悪玉菌も増えてしまいます。
便秘になると更に悪玉菌が増えてしまい、
悪循環を招く結果になってしまいます。
⑥食事の仕方
早食いや早飲みは
空気をたくさん飲み込んでしまい、
体内に空気がたくさん取り込まれてしまいます。
炭酸飲料やビールなどもたくさん摂取すると
ガスがたまりやすくなります。
食物繊維や芋類の摂り過ぎで
ガスが発生しやすくなり、
肉や豆類などのたんぱく質が豊富なものも
腐敗ガスの元となります。
⑦運動不足
運動不足によって
腸内の蠕動運動も弱くなってしまいます。
⑧女性ホルモンの影響
女性ホルモンの働きによって、
身体が水分を溜めやすい時期があり
腸もむくみやすくなります。
その結果、腸の動きが鈍って
ガスが溜まりやすくなります。
⑨冷えによるもの
身体が冷えると腸内の動きも悪くなります。
ガス抜きマッサージ
ガスが溜まって苦しい時に
このガス抜きマッサージをしてみて下さい。
1.お腹のマッサージ
①
仰向けになり膝を立てます。
②
両親指・人差し指・中指で
マッサージします。
みぞおちに両3指を当てます。
呼吸は、
鼻から吸って、口から吐くを繰り返します。
③
みぞおち→おへそ→恥骨へと
両3指に力を加えて進みます。
④
お腹を「の」の字にマッサージします。
「の」の字は大腸の便の通り道と同じです。
2.更にしっかりお腹のマッサージ
①
右半身を下にして横たわり、
右脇腹下にクッションなどを当てます。
②
左手で右脇腹を持ち上げるように
マッサージをします。
クッションで上行結腸部を、
左手で横行結腸部を刺激します。
③
逆も同様に行います。
右手で左脇腹を持ち上げるように
マッサージをします。
クッションで下行結腸部を、
右手でS字結腸部を刺激します。
④
1のマッサージをします。
⑤
うつ伏せになり、1分間腹式呼吸をします。
湯船にゆっくり浸かりながら、
お腹をマッサージすると更に効果的です。
お腹をマッサージすると腸を刺激するので、
蠕動運動を助けてくれますよ!
3.ガス抜きのポーズ
1.
仰向けになって横たわって、両膝を抱えます
2.
大きく息を吸って、息を吐く時に膝を胸の方に引き寄せます
3.
ゆっくりと呼吸を5〜6回ほど続けてから、元に戻ります