寒い季節には
温かい飲み物を飲んだり、
鍋を囲んでアツアツのおでん
なんかを食べる機会も
あるかと思います。
つい冷まし切らないうちに
口の中に入れてしまい、
後になって口の中が
ヒリヒリしたり、
皮がめくれていた
なんてことはありませんか。
皮膚をやけどしてしまった際は、
すぐに冷やすことはあっても、
口の中となると
意外とそのままにしてしまう
ことはありませんか?
舌の表面や粘膜も
炎症を起こしています。
口の中はピンク色だから
どこがやけどしたか分からない、
喋ったり食べたりするから
やけどしていても構っていられない
など、放っておいてしまうことが
多いものです。
今回は口の中のやけどの対処法について
ご紹介いたします。
口内やけどの対処法
口内のやけども
皮膚のやけどと同じ、
基本は
「 冷やすこと 」
です。
冷やすといわれても、
氷をいきなり口に入れたら、
下手したら粘膜に氷が
張りついてしまったり、
知覚過敏の方は歯にしみそうです。
冷たい飲み物を口に入れても、
すぐ温くなりそうだし・・・と
なかなか冷やすことって
あまりないかもしれません。
冷やさないと、水泡が出来たり、
治りが悪く悪化してしまいます。
すぐに行うべき方法
(1)氷水で冷やす
乾いた氷は絶対に
口に含まないで下さい。
粘膜に張り付いてしまい
逆効果となります。
氷水を口に含ませます。
(2)温めの生理食塩水を口に含む
約0.9%の生理食塩水を口に含みます。
(3)あまりに痛みがひどく重症な時
耳鼻咽喉科、歯科、
皮膚科に行きましょう。
NG方法
(1)刺激物は控えましょう
辛いもの、塩分の強いもの、固いもの、
口当たりの悪いものなどは、
やけどした所に当たると
悪化して治りが悪くなります。
(2)うがい薬は使用しない
消毒出来るのではと期待して
使わないで下さい。
刺激が強いのでよくありません。
軽くヒリヒリする程度なら、
特に何もしなくても2~3日で治ります。
酷い場合は1週間かかることもあります。
口内をやけどしてしまったら
まずは冷やしましょう!
鏡を見て酷い様なら、
医療機関を受診しましょう。