外反母趾とは、
親指が内側に15度以上曲がっている症状を言います。
日本では女性のおよそ
3人に1人が外反母趾と言われ、
国民病とも言えるかもしれません。
この外反母趾になる原因として
よく言われているのが、
「ハイヒール」
確かに、つま先が細く、
外反母趾を誘発してしまいそうなイメージはあります。
ですが、これは誤解なのです。
というのも、
外反母趾は主に女性がなりますが、
男性の患者さんもいますし、
何より近年では子供でも外反母趾になっている人がいます。
ハイヒールが外反母趾をさらに
促進するのは間違いありませんが、
それが根本というわけではありません。
では何が原因なのでしょうか?
外反母趾の原因は、
「ぺたぺた歩き」です。
こちらの動画をまずは見てください。
外反母趾の専門家として
13年間で2000人以上の患者を診てきている
古屋先生によると、
このぺたぺた歩きを治すことで、
手術をすることなく、外反母趾を治すことができます。
ぺたぺた歩き・・・
つまり、
足の裏全体を床にぺたぺたと
くっつけながら歩く歩き方では、
間違いなく「開張足(かいちょうそく)」という状態になっています。
開張足とは、足の甲が横に広がり、
足の指同士が広がってしまって
隙間が大きくなっている状態を言います。
外反母趾の方は、
間違いなく開張足であり、
これが根本の原因なのです。
開張足でどうして外反母趾になるのか?
足には様々な筋肉がついています。
通常の状態であれば、
これらの筋肉はバランスがとれており、
指をいろんな方向に動かすことができます。
ですが、開張足になると、
指と指に隙間が空いているため、
親指が後ろにひっぱられてしまい、
曲がってしまうのです。
逆に言えば、
親指が曲がるだけのスペースがなければ、
曲がりようがありません。
もしあなたが外反母趾にお悩みなのであれば、
手術を考えるよりも前に、
自宅ですぐに取り組むことができる、
開張足を治すことから始めてください。