生理周期に合わせたダイエット法

ダイエットをしていて、
調子良くみるみる体重が落ちる時と、
一生懸命頑張っても
なかなか痩せられない時があります。

それは、生理周期が関係しています。

生理前は、太りやすい、
むくみやすいとよく言われます。

逆に、生理後は、
身体がスッキリしてくるなど
実感されている方も
多いのではないでしょうか。

今回は、
更に具体的な生理周期についてと、
痩せやすい時期と痩せにくい時期について
お伝えしたいと思います。

広告

生理の周期

女性の正常な月経周期は、
25~38日と言われております。

28日周期で4つの周期に分類すると、
次のようになります。

【 1. 月経期 】

1~5日 生理中
妊娠の準備をしていた子宮内膜が剥がれ、
血液と一緒に排出されます。

この期間は、
だるい、貧血、血行不良、乾燥、敏感肌、
冷え、お腹や胸が張るなどの症状が出ます。

後半は、
徐々に黄体ホルモンが減少する為、
ブルーな気分も前向きになります。

【 2. 卵胞期 】

6~15日 生理後
卵胞ホルモンの分泌が増えて、
受精卵を育てる
子宮内膜づくりを始める時期です。

この期間は、
水分や老廃物などデトックスに最適で、
代謝もアップし、心も体も軽やかになり、
肌もふっくら柔らかになります。

女性らしさや美しさアップ
繋がる最適な時期です。

【 3. 排卵期 】

16~21日 生理後
卵胞ホルモンが更に増え、
脳下垂体から卵胞刺激ホルモンと
黄体ホルモンが多く分泌されます。

この影響で、卵子が排出されます。

卵子が発育するにつれ、
心や肌の状態が変化します。

肌は、吹き出物が出やすくなるなどの
自覚症状が出ることもあります。

前半は卵胞期の安定、
後半は黄体ホルモンの分泌が多くなると、
気分がダウンしてきます。

【 4. 黄体期 】

22~28日 生理前
排卵後の卵胞は
黄体という組織に変化します。

黄体ホルモンを多く分泌し、
その作用で子宮内膜は厚くなり、
妊娠に適した状態になります。

この期間は、
体重を増やして受精卵を迎える準備をします。

万一、卵子が受精した場合、
この時期に十分な栄養分がないと、
スムーズに妊娠しづらくなり、
身体はエネルギーを蓄えようとします。

イライラしたり、
気分が不安定だったり、
肩こりや頭痛、
むくみや血行不良、
便秘も起きやすいのです。

これを毎月女性は繰り返しているのです。

※卵胞ホルモンはエストロゲン、
黄体ホルモンはプロゲステロンとも言います。

広告

痩せやすい時、痩せにくい時

では、生理周期の流れが分かると、
痩せやすい時期と痩せにくい時期が
分かってきたかと思います。

痩せやすい時期は・・・
卵胞期と排卵期(前半)の
生理後~10日間が痩せやすいのです。

加えて、肌の状態もいいのです。

この時期は、
脂肪燃焼効率の高い有酸素運動をすると
体重が落としやすくなります。

排卵期を境に、今度は逆に
痩せにくい時期が来ます。

痩せにくい時期は・・・
黄体期と月経期の
生理前およそ10日間が
皮下脂肪がつきやすいのです。

この時期は、残念ながら前述したように
身体が脂肪を溜めこもうとしており、
なかなかダイエット効果が出づらいのです。

体重を無理して落とそうと頑張らず、
現状維持をキープする程度の
気持ちでいましょう。

参考動画