痩せやすい体質になる褐色脂肪細胞とは

 

筋肉には、次の2種類がありますがご存知でしたか?
白筋と呼ばれる白色脂肪細胞
赤筋と呼ばれる「褐色脂肪細胞」です。

白色脂肪細胞とは

私たちが、食事をすることによって
摂取した余分な脂肪は
中性脂肪の形で白色脂肪細胞として蓄積されます。

白色脂肪細胞は、下腹部や背中
太もも、お尻、腕や内臓の周りなど
全身のあらゆる所に存在します。

白色脂肪細胞は
脳や身体を動かすためのエネルギーとなります。
さらに、レプチンなどのホルモンを分泌し
体内時計を調整する働きもします。

そして、疲労しやすく脂肪の燃焼も低く
鍛えるほど太くなる筋肉です。

柔道や相撲などの無酸素運動は
白色脂肪細胞を増やすのに有効なスポーツです。

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褐色脂肪細胞とは

一方、褐色脂肪細胞は
肩甲骨の間や首筋、脇の下、心臓、腎臓の周りなどに存在します。

褐色脂肪細胞は、体温を維持する働きや
体内に蓄積された余分な脂肪を熱に変えて
体外に放出させる働きがあります。

脂肪を燃やしてエネルギーに変えることができます。
体温を上げ、保持する役割も持っています。

そのため、褐色脂肪細胞が多い人は
新陳代謝がよく
太りにくい体質ということになります。

しかし、褐色脂肪細胞は
成長期に入ると少しずつ減っていき
成人になると半分以下に減ってしまいます。

歳を重ねると脂肪がつきやすくなるのは
褐色脂肪細胞の数や機能が低下するからなのですね。

無理なダイエットや冷え性、低体温も
褐色脂肪細胞を減らす原因となります。

体を温める食事や、普段から身体を冷やさない工夫をして
メリハリのある生活のリズムをつけると
褐色脂肪細胞の働きが良くなります。

褐色脂肪細胞は、減ることはあっても
何もせずに増えていくことはありませんから
自分で意識して活発にすることが必要です。

ランニングやウォーキング、
エアロビクスなどの有酸素運動
褐色脂肪細胞を増やすのにとても有効です。

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参考動画

その他の褐色脂肪細胞の増やし方

その他に運動以外の
自宅で簡単に増やせる方法をご紹介いたします。

・熱めのシャワーと水を肩甲骨付近に交互に5回程度、30秒ずつ浴びる

・腕や肩を回してストレッチし、肩甲骨周辺の筋肉や脇の下が刺激する

・肩を後ろに引くような姿勢を保つよう意識する

・氷や保冷材などを持って、手の平に刺激を与える
そのあと、蒸しタオルや洗面器に張ったお湯で手を温める