美肌とアンチエイジングに効果がある「黒にんにく」のパワー

黒にんにくが健康に良いことはご存知の方も多いと思いますが、美肌効果やアンチエイジングにも効果があることはご存知でしょうか。

今回は、そんな素晴らしい効果を秘めた黒にんにくについて詳しくご紹介していきたいと思います。自家製黒にんにくの作り方についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

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普通のにんにくと黒にんにくの違い

まず、普通のにんにくと黒にんにくとはどう違うのか、その違いについてご紹介していきたいと思います。

・色と臭い

普通のにんにくは色が白いですが、黒にんにくはその名前のとおり色が真っ黒なのが特徴です。
また、にんにくを食べると、あの独特の臭いが気になってしまいますよね。しかし、黒にんにくは普通のにんにくのような刺激臭があまり感じられないのも特徴です。

・食感と味

黒にんにくは、通常のにんにくとは食感も味も異なっています。味は少し甘みがあり、ドライフルーツのような食感が特徴です。
見た目だけでなく、味や食感にも違いがあるのですが、黒にんにくの素晴らしさはその効果にあるのです。

黒にんにくの効果

黒にんにくの効果は、健康的にはもちろんですが、美肌効果も抜群です。その秘密は、黒にんにくを食べることによる、これらの効果がもたらすものなのです。

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1.抗酸化作用

黒にんにくは、抗酸化作用がとても強い食材です。これは、にんにくを発酵させることにより増加した、ポリフェノールや、有効成分であるS-アリルシステインが理由だとされています。

抗酸化作用は、アンチエイジングには欠かせないもので、体を老化させる原因とされる活性酸素の働きを抑制させる効果があるのです。これにより、年齢肌の大敵である、シミやしわを予防する効果が得られるのです。

2.免疫力向上効果

黒にんにくは、免疫力を高める効果が認められています。これは、黒にんにくのある働きがもたらす効果なのです。

免疫力を高めるためには、免疫細胞の活性化が必要となります。黒にんにくは、免疫細胞の活性化させる働きをも助けてくれるのです。

中でも、ナチュラルキラー細胞と呼ばれるウィルスを排除する働きをする細胞を、活性化させてくれるため、風邪などのウィルス性の感染症にも効果があるのです。

3.ガン予防効果

そもそも、黒にんにくが注目を集め始めた最大の理由は、ガンを予防する効果があることにあります。もちろん、普通のにんにくに含まれる栄養成分にも、ガンを予防する効果はあります。

しかし、黒にんにくが持っている抗酸化作用・免疫力向上効果は、ガン予防に特に効果をあらわすといわれているのです。それは、ナチュラルキラー細胞の働きを助ける効果が大きく関係しているのです。

ナチュラルキラー細胞は、ガン細胞の抑制にとても効果的なので、その効果は、さまざまな研究者によって研究がすすめられているほどなのです。

美肌とアンチエイジングに効果がある「黒にんにく」のパワー

発酵食品が良い理由

黒にんにくは、にんにくを発酵させることでその効能が絶大にアップするといわれていますが、そもそもなぜ発酵食品は、健康面や美容面において良い効果をもたらすのでしょうか。

1.栄養価の上昇

発酵食品の代表であるヨーグルトや納豆は、発酵させることにより、栄養価がとても高まっているのです。

ヨーグルトは乳酸菌で発酵させることにより、腸内環境の改善効果を得ることが出来、納豆は、納豆菌を用いて大豆を発酵させることにより、酵素が増え、血圧の値を正常にする効果を得ることができるのです。

2.抗酸化作用の上昇

抗酸化物質は、発酵する過程によって、強くなるといわれています。抗酸化作用が強くなることにより、発酵食品の効能は素晴らしくアップするのです。

黒にんにくを作ってみよう

それでは最後に、黒にんにくの作り方についてご紹介していきたいと思います。

まず、自家製の黒にんにくを作るためには、炊飯器が必要となります。ただ、黒にんにくを作る過程により、炊飯器ににんにく特有の臭いが付着してしまいますので、使わなくなった古い炊飯器などを活用すると良いでしょう。

1.
炊飯器の底に金網をしきます。その上に、キッチンペーパーをしいてからにんにくを入れます。キッチンペーパーで包み込むように入れることがポイントです。

また、にんにくは丸ごと入れるようにしましょう。

2.
新聞紙で全体を包みます。この状態でふたをして保温を開始すれば熟成させることができますが、初めは臭いがかなり漂いますので、通気性の良い木箱などに炊飯器を入れ、雨などがかからないお公害に置いておくようにしましょう。

3.
5日ほどで臭いはだんだん薄くなっていきますが、一定の時間がたつと、保温を自動的に停止される炊飯器の場合は、スイッチを入れ直しながら様子を見ていきましょう。

4.
この状態のまま、約10日から2週間程度で黒にんにくは出来上がります。市販の黒にんにくのような色味に変化してきたら、皮をむき、にんにくの表面の湿りを確認しましょう。

少し湿った状態で濡れている方がおいしく召し上がれるので、そのタイミングを見逃さないように、10日頃からチェックすることが失敗しないポイントですよ。

※通常、市販されている普通のにんにくは、乾燥処理が行われているものが多いですが、新ものなどの湿ったにんにくは水分が多いため、蒸気を溜め込まないよう、炊飯器のふたに割りばしなどを挟む必要があります。

ぜひ自家製黒にんにくを食べて、美肌・アンチエイジングを目指して下さいね。