春から夏にかけて、そして秋口まで。
１年の約半分くらいの長い期間、
ノースリーブの出番は多いものです。
そこで気になるは
美しい脇の状態をキープすることですね。
エステなどで脱毛処理をしても
気になるのが黒ずみです。
脇の黒ずみを解消する方法を
知っておくようにしましょう。
脇が黒ずんでしまう原因
脇が黒ずむ原因は、
以下のようなものがあります。
１．カミソリの刺激
脇の肌は、とても薄く敏感です。
カミソリは刺激が強すぎるため、
肌の防御反応を促進します。
肌を守ろうとメラニンが活性します。
メラニンは肌を黒くする効果があり、
これが脇の黒ずみになります。
カミソリの処理を続けると、
肌を守ろうとして
脇の毛が太くなるものデメリットです。
これは毛抜きでも同様です。
毛抜きは毛穴が広がりやすくなり、
より肌を傷つける結果になります。
脇のムダ毛処理には、毛抜きやカミソリは
使わないようにしましょう。
２．制汗剤の利用
夏場は登場の多い制汗剤ですが、
細かい粒子や粘土の高い薬剤が
肌にぴったりと吸い付くため、
脇の下の皮膚呼吸を妨げます。
皮膚のターンオーバーを遅らせてしまい、
汚れも残りやすくなります。
皮膚呼吸ができないことに加え
汚れがしっかりと取り除かれないと、
汚れによる黒ずみが進みます。
３．脇の汗
脇はそもそも汗をよくかく部位なので
もわっと湿った状態が長く続くと、
雑菌の繁殖速度が増します。
繁殖した雑菌を長時間そのままにすると
かぶれのような症状がでる場合があります。
このかぶれが悪化してしまうと、
黒ずみを引き起こすことがあります。
黒ずみの２大タイプ
脇の黒ずみには、
大きく２つのタイプがあります。
１．ブツブツしている
毛穴がぽこっと盛り上がってしまい、
全体的にブツブツしているタイプ。
カミソリや毛抜きで処理すると、
ブツブツタイプになりやすくなります。
強い刺激によってメラニンが生成され
黒ずんでしまいます。
２．くすんでいる
脇の肌はブツブツしていないけれど、
腕やお腹の肌に比べると黒っぽい。
こんな風にくすんでいるタイプは、
乾燥している人に多くいます。
乾燥した状態で服に擦れたりすると、
肌を痛める原因になります。
また入浴後の肌は乾燥気味になります。
腕や首をクリームで保湿する時には、
脇の下も忘れずに行いましょう。
ケア用品の選び方
それぞれのタイプ別に、
効果的なケア用品を利用しましょう。
１．スクラブ
スクラブの効果がよく現れるのは、
ブツブツタイプの黒ずみの方です。
「塩」が使われているスクラブだと、
肌のデコボコを滑らかにする効果があります。
肌の表面を整えるには、
スクラブで脇の下をケアしてみましょう。
強くこすりすぎると炎症を起こすので、
優しくていねいに、
円を描くようにくるくると
マッサージを行う要領で使用しましょう。
ブツブツに加えて乾燥も気になるなら、
クレンジングオイルを使います。
メイク落とし用のクレンジングを
脇の下に応用しても大丈夫です。
２．保湿と美白化粧品
全体的に黒ずんでいるタイプの人は、
ていねいな保湿ケアを行いましょう。
さらりとした粘度の低いクリーム、
またはローションが適しています。
入浴後、脇の下をよく乾かします。
乾かした後で保湿ケアをしましょう。
もっと効果を高めたいなら、
フェイス用の美白化粧品もお勧めです。
３．総合ケア
メラニン、乾燥、美白に
総合ケアができる専用クリームなら、
より高い効果が期待できます。
保湿用にコラーゲンやヒアルロン酸、
美白にプラセンタやビタミンＣ誘導体、
マルチに配合された専用クリームなら、
ケアはより万全です。
素早い効果も期待できるので、
専用商品を探してみるのもお勧めです。
ピーリングも効果的
お肌の代謝機能を高めれば
ターンオーバーの効率があがります。
いらなくなった角質を
素早く落とすピーリングも良い方法です。
１．クエン酸を使う
ドラッグストアなでクエン酸を購入し、
自宅で手作りも可能です。
クエン酸、大さじ１と
水、大さじ６をよくかき混ぜます。
そのまま脇の下に塗り、５分置きます。
シャワーでクエン酸をよく洗い流します。
週１回のペースで行ってください。
２．重曹を使う
１００円ショップにも重曹があります。
重曹は食品にも使われる素材なので、
安心して利用できます。
水でペースト状にして
脇の下に塗り乾くまで待ちます。
乾いたらシャワーで洗い流します。
しっかりと洗い流すようにしてください。
またボディーシャンプーに少量を混ぜ、
よく脇の下を洗うのも効果があります。
肌に負担をかけやすくなるので、
週に１回、優しい力加減で行います。
ピーリングのケアの後の保湿ケアは
たっぷり十分に行いましょう。
脱毛ケアをした日なら、
最低３日は間をあけるようにしてください。
処理の際に気をつけたいこと
メラニンの沈着によるケアでは、
レーザー治療は慎重に検討しましょう。
エステや自宅でできるレーザー照射は
かえってメラニンを強く反応させて
黒ずみを加速させる場合があります。
脱毛処理と黒ずみが
同時進行しているケースもあります。
その場合は、黒ずみケアを優先します。
脱毛処理で刺激を加えると、
黒ずみも２重、３重に悪化します。
まずは刺激を押さえ、保湿ケアをして
黒ずみを解消したあとで、
脱毛の処理をするようにしてください。
