視力が低下してしまう原因とは!

視力が低下すると日常生活にも
悪影響が出ることがあります。

出来ることなら
早めに対処することが大切です。

今回は、視力低下の原因や回復方法、
気になる遺伝との関係や
視力低下を引き起こす病気など、

視力低下に関することをご紹介します。

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視力低下の主な原因

1.パソコンやテレビ、スマホ、ゲームの長時間使用

パソコンやテレビ、
スマホやゲームの画面を長時間
見続けるのは目にとって良くありません。

集中していたり夢中になっていると、
瞬きの回数も減ってしまうため

目が乾燥したり、目のピントを
合わせる筋肉である毛様体筋が、
近くのものを見るために緊張したまま
固くなって働きが弱り、
うまくピントを合わせることが
できなくなってしまいます。

特に、パソコンやスマホ、携帯ゲーム機は
画面と顔の距離が近くなりがちで、
より目を疲れさせてしまいます。

目の疲れは視力低下の原因となります。

よく

「暗い場所で本を読むと目が悪くなる」

と言いますが、

それは暗い場所では
より目を近づけてものを見るため、
目を疲れさせてしまうからです。

2.猫背

視力の低下と姿勢の悪さは
深く関係しています。

長時間パソコンやスマホなどを
使用しているとだんだん背中が丸くなり、
猫背になってしまう人は少なくありません。

そうすると、より画面と目の距離が
近くなってしまい、
毛様体筋が緊張状態になります。

また、猫背は肩や首の筋肉に
負担をかけてしまいます。

特に首は大切な神経や血管が
集中している場所です。

猫背になることで血行が悪くなって、
目に必要な酸素や栄養素が
届きにくくなってしまいます。

3:寝転がったり、揺れている環境で目を酷使する

自宅で横に寝転がりながらテレビを見たり、
車や電車のなかでパソコンやスマホを
使用したりしていると、
視力低下を招きます。

横になって画面を見ると、
左右の目で画面への距離が異なるため、

片方の目だけに
負担がかかることになります。

ものを見るときには左右の目が
同じ距離で正面から見ることが大切です。

斜め見や寝そべりながら見ることは
避けましょう。

また、揺れている環境は目に負担がかかり
目を疲れさせてしまいますので、

車内でのスマホの使用などは避けましょう。

4.心因性ストレス

精神的なストレスは体中の筋肉を硬直させ、
眼精疲労や視力低下を引き起こします。

症状は一時的なもので、
ストレスがなくなれば改善します。

5.メガネやコンタクトレンズが合っていない

度の合っていないメガネや
コンタクトレンズは、目を疲れさせ
視力低下を引き起こしてしまいます。

直接眼球に触れるコンタクトレンズの場合、
洗浄が足りなかったり使用期限を
過ぎていて清潔が保たれていないと、

レンズで細菌などが繁殖してしまい、
目に炎症を起こす恐れもあります。

また、特にソフトコンタクトレンズは
長時間使用すると眼球が酸欠に
陥ってしまうことがあります。

6.加齢

年を取ると毛様体筋も弱り、
ピント調節が上手くできなくなって
視力が低下してしまいます。

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視力回復には

視力低下の進行を止め視力を回復させるには、
目を酷使せず規則正しい生活を行うことが大切です。

・長時間パソコンなどの画面を見続けない
・テレビやスマホはきちんと座って見る
・電車や車の中でスマホなどを使わない
・適度に目を休ませる
・バランスの良い食事をとる

といったことに気を付けましょう。

蒸しタオルを目の上に乗せるなどして
目の周りの血行を良くしたり、

頭は動かさず目だけを
上下左右に目一杯動かしたり、

マッサージをすることで
凝り固まった筋肉を解すのも効果的です。

ほかに、意識的に何度も瞬きを行うと、
目の乾きが防げるだけでなく
一時的に画面から目を離すこともできます。

また、アントシアニン、ビタミンA、亜鉛
といった目に良い栄養素を
積極的に摂るようにしましょう。

アントシアニンはブリーベリー、
ビタミンAはうなぎやレバー、
亜鉛は牡蠣に多く含まれています。

視力が低下してしまう原因とは!

遺伝は関係あるの?

遺伝で先天的に視力が低いという人は、
実際にいらっしゃいます。

しかし、遺伝的影響より先に挙げたような
環境的影響の方が視力低下には
影響があります。

親子は生活習慣も似てくるものです。
親子で視力が低下しているのであれば、
それは遺伝ではなく生活習慣に問題がある
と言えるでしょう。

視力低下を伴う病気

環境的、遺伝的な原因で起こる
視力低下以外に、視力低下が
症状の一つとして現れる病気があります。

・白内障

目のレンズにあたる水晶体が白く濁って
見えにくくなります

・緑内障

眼圧が上がって神経が圧迫され、
視野が狭くなったり欠けてしまいます

・加齢黄斑変性

網膜の中心部分にある黄斑が傷み、
中心が見えにくくなったり
ものが歪んで見えきます

・網膜剥離

網膜が剥がれて視野が欠けたり
キラキラと光って見えるようになります

・点状表層角膜炎

角膜に点状の傷が複数でき、
異物感や眩しく感じるようになります

・角膜ヘルペス

以前に感染したヘルペスウイルスが、
何らかのストレスやステロイド薬の使用を
きっかけに再発します

・糖尿病網膜症

糖尿病の三大合併症のひとつで、
日本人成人の失明原因の上位です

こういった病気の症状として
視力低下が現れている場合、

元の病気を治療しなければ
最悪の場合失明してしまう恐れもあります。

自分の視力低下の原因が
病気によるものだとはなかなか
気付きにくいものです。

視力の低下を感じたら、
まずは専門医に相談を
するようにしましょう。