スイーツ大好き女子は特に危ない!こわーい「砂糖依存症」とは?

 

疲れた時に一粒の甘いチョコレートが体に染み渡るなんていう経験ありますよね。疲れた時や頑張った後の甘いものは心の疲れまでも解きほぐし、幸せな気分にさせてくれます。

しかし、オフィスの引き出しや家の戸棚が甘いものでいっぱいになっていないと落ち着かないというのであれば、もしかしたら「砂糖依存症」かもしれませんよ。「砂糖依存症」、聞きなれない言葉かもしれませんが、アルコールやたばこなどと同様に嗜好品である砂糖にも依存症があるのです。

今日は甘いもの好きさんには気をつけて欲しい、「砂糖依存症」についてご紹介します。

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砂糖依存症とは?

「砂糖依存症」は別名「砂糖中毒」とも呼ばれています。砂糖や甘味料などを過剰に摂取することにより体に弊害が起きている状態のことを指します。

常に甘いものがないと落ち着かなかったり、甘いものを食べないとイライラしたり、気分が落ち込んだり、頭痛や倦怠感が酷い等の自覚症状がある人は「砂糖依存症」の可能性大です。

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砂糖依存症の原因と症状

日頃、子供から大人まで幅広く口にしている砂糖に中毒になるほどの依存性があるの?と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は、砂糖は脳内神経伝達物質の分泌に関係があるのです。

砂糖を含む甘い食べ物を口にすると、脳内神経伝達物質あるセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどが分泌されます。これらは精神を安定させてくれる脳内物質と言われていて、セロトニンやノルアドレナリンなどが分泌されることにより、私たちは幸福感や癒しを感じることができるのです。疲れた後に甘いものを食べて「幸せ~」と感じるのは、まさにこのセロトニンなどの働きといえます。

しかし、疲れたり、ストレスを感じた時にいつも甘いものを口にしていると、甘いものを食べた後の幸福感や癒しが癖になり、「甘いものを食べる(砂糖を食べる)=快感」と脳が認識するようになってしまい、快感を得るために甘いもの(砂糖)を欲する、「砂糖依存症」となってしまうのです。

また、砂糖を口にすると、体内で消化するのに、体内のカルシウムやビタミンB群を大量に消費してしまいます。体内のカルシウムやビタミンB群が不足すると、イライラや倦怠感、低体温やうつの症状など体に良くない症状が現れるのです。

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砂糖依存症を克服する方法

気づかないうちに依存症になっていることが多い「砂糖依存症」を克服するためには、どのようにすればよいのでしょうか。

1日3食、バランスの取れた食事から始める

毎日、貪るように食べていた甘いものを突然止めることには強い抵抗を感じる方もいるでしょう。その場合は、まずは1日3食バランスの取れた食生活から始めてみましょう。

朝食を準備するのが面倒だから菓子パンで済ますなんていうのはNGですよ。野菜や果物を中心にバランスの取れた食生活をすることによって心身を安定させることが出来ます。

飲み物を無糖に変える

普段、何気なく口にしている飲み物ですが、意外と大量の砂糖を含んでいますので、実は注意が必要です。

500ml入りの炭酸飲料水で角砂糖約15個分、よく見かける市販の小さな缶コーヒーでも角砂糖約3個分の砂糖が含まれています。ちなみに、500ml入りのスポーツドリンクでも、角砂糖約6個分の砂糖が含まれていますので、飲み物は無糖のお茶や水などを選ぶようにしましょう。

甘いものを欲した時はドライフルーツや野菜を食べる

砂糖を控えようと頑張っても、甘いものが食べたくなる時がありますよね。そんな時は、野菜や果物を食べることをお勧めします。特にドライフルーツであれば甘みが凝縮されているので、砂糖を使っていなくても満足できるでしょう。

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甘いもの以外のストレス発散方法をみつける

今まで甘いものでストレス発散してきた人は甘いものを絶つとストレスが溜まる心配があります。甘いもので解消していたストレスを他のもので発散してみましょう。

例えば、映画を観る、映画を観る際はノンシュガーの飲み物を選び2時間集中して観れば、甘いものへの欲求を忘れられそうな気がしませんか。映画でなくても、ジョギングでも漫画を読むでも、ただただ寝るでも構いません、甘いものに代るストレス発散方法を見つけてみましょう。

甘いものを買わない、身近に置かない

ここまできたら、いよいよ砂糖断ちをしましょう。オフィスの引き出し、家の戸棚、冷蔵庫、甘いものが目につけば誘惑に負けてしまうこともあるでしょう。甘いものが食べたくなっても、手元になければ、わざわざ買いに行くのは面倒だからと思いとどまることも出来ます。甘いものを手放す勇気、置かない強い心を持ちましょう。

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まとめ

普段、甘いものを食べると幸せに感じるのは気持ちの問題ではなく、砂糖を口にすることにより脳内神経伝達物質であるセロトニンなどが分泌され、精神が安定するという科学的な理由があります。これに気づかず、甘いものを食べると癒されるという生活を続けていくと砂糖依存症になる可能性が高くなるので注意しましょう。

また、急激に甘みを遠ざけるのは厳しいという人には、甘味としてはちみつや黒砂糖、てんさい糖などを使用するのもお勧めです。これらは一般的に甘みをつけるのに使用されている白砂糖やグラニュー糖より依存性が低いからです。依存性は低いといっても甘味料に違いはありませんので、もちろん使い過ぎはいけませんよ。