いつ何を食べさせたらいいの?離乳食デビュー最初の1ヶ月目の進め方

 

赤ちゃんの生後5ヶ月ごろ。忙しいながらも、ママも赤ちゃんとの生活に慣れてきた時期でしょうか。母乳やミルクと並行して、いよいよ離乳食デビューです。離乳食を始めたての1か月はメニューを考えるのも大変です。赤ちゃんもママも離乳食に慣れてくるとスムーズに食事ができますが、初めのうちは何を作ればいいのか戸惑ってしまいますよね。

今回は、離乳食初期の注意点やスケジュールを紹介します。

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先に知っておきたい「離乳食初期」の注意点

離乳食を初めて作るときにはドキドキします。担当医や先輩ママからのアドバイスをもらうことも多いものです。あまり恐れず基本を押さえ、のんびり慣れていきましょう。

最初の1か月は1日1回

離乳食は基本的に、赤ちゃんの機嫌が良いタイミングで1日1回から始めます。時間帯はおおよその時間だけ決めて、あとは赤ちゃんの様子を見ながら与えます。また、機嫌だけでなく健康状態が良いか確認します。

初めて与える食材は1種類ずつ

初めて食べる食べ物は、1日1種類だけにします。初めて食べる食材を急に複数摂取すると、赤ちゃんの対応が追いつきません。食材の種類は、ゆっくりペースで増やしていきましょう。

少しずつ分けて与える

離乳食は1回あたり、小さじ1程度の量から始めます。小さじ1を赤ちゃん用のスプーンに取り、4-5回に分けて与えます。はじめは赤ちゃんが吐き出してしまったり、食べてくれないこともありますが、練習を重ねるうちに食べられるようになりますよ。

アレルギーがないか確認する

新しい食べ物を取り入れる中で、赤ちゃんにアレルギー反応が現れることがあります。発疹が出たり、下痢をするなど何か異常があれば無理に食べさせず、病院を受診しましょう。

いつ何を食べさせたらいいの?離乳食デビュー最初の1ヶ月目の進め方

 

離乳食初期の1日のスケジュール

離乳食初期は、赤ちゃんが食べ物を飲み込むトレーニングをする時期です。食べることそのものよりも、「飲み込む」「舌触りのあるものを取り込む」など食べ物に慣れてもらうことが大切です。

食べてくれなくても焦る必要はありません。何度もチャレンジするうちに食べてくれるようになりますよ。初めの1か月は、離乳食を「午前の授乳後」に取り入れます。

6:00 授乳
10:00 離乳食
13:00 授乳
16:00 授乳
19:00 授乳
22:00 授乳

赤ちゃんの体調や機嫌が悪い時は無理に与える必要はありません。また、大体午前中であれば10時きっちりに与えなくても大丈夫です。離乳食を与える前後で赤ちゃんが欲しがっていたら、母乳やミルクを与えて良いです。母乳は飲みたいだけ、ミルクは200mlを5回まで与えられます。

離乳食の初期はしっかりと母乳やミルクで栄養を摂りつつ、とにかく離乳食に「慣れる」ことを目標にしましょう。

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週を追うごとに食材を増やしていこう

赤ちゃんが離乳食を食べてくれるようになったら、少しずつ新しい食材を取り入れていきましょう。一度に増やすと負担がかかるため、1種類ずつ徐々に増やします

最初の7日間は穀物のおかゆ

初めの1週間は、穀物に慣れてもらいます。つぶしがゆを少しずつ与えましょう。初日は10倍がゆをつぶしてペースト状にしたものを小さじ1だけ。3-4日目で小さじ25-6日で小さじ3程度と少しずつ量を増やしていきます。食べてくれない場合は、無理に食べさせなくてよいです。

10倍がゆは鍋でも炊飯器でも作れます。滑らかにすりつぶして、ヨーグルトくらいの固さになるまで混ぜ合わせます。

8日目以降は穀物を増やし、野菜を取り入れる

8日目から、つぶしがゆを小さじ4程度に増やします。お粥を問題なく食べてくれるようになったら野菜の離乳食を取り入れましょう。味付けしていない野菜をペースト状にしたものを与えます。野菜は月齢に応じたものなら何でも良いです。

ビタミンやミネラルが摂れて甘みのある、人参。かぼちゃ・かぶが取り入れやすいです。はじめはお湯で溶いて、数日後にだし汁や野菜スープでペーストにしても良いです。小さじ4のつぶしがゆに対して、野菜ペーストを小さじ1ほど与えましょう。

離乳食16日目以降は野菜ペーストを小さじ2程度に増やします。

11日目以降に魚や豆腐を取り入れる

おかゆと野菜を食べてくれるようになったら、お魚や豆腐を食べる練習をしましょう。お魚はタラやヒラメなどの白身魚を、茹でてすりおろします。食べやすいようにとろみをつけましょう。豆腐は茹でて滑らかにすりつぶします。

11日目以降は小さじ1、16日目以降は小さじ2程度に増やしても良いです。

22日目以降は野菜を組み合わせる

16-21日目までは、つぶしがゆ大さじ1-2、野菜ペースト小さじ2、魚や豆腐小さじ1-2の量を続けます。4週目に入る頃から、野菜ペーストを組み合わせてみましょう。ほうれん草とかぼちゃ、人参とさつまいもなど、栄養が偏らないようバランスよく与えます。

22日目以降は、つぶしがゆ大さじ1、野菜ペーストを合わせて小さじ1-3、魚や豆腐を小さじ1-2にします。

31日目あたりから、離乳食の回数を2回にしても良いです。

いつ何を食べさせたらいいの?離乳食デビュー最初の1ヶ月目の進め方

 

離乳食初期の食材まとめ

離乳食1か月目はつぶしがゆ、野菜ペースト、魚か豆腐のペーストを与えます。一度に与える量が少なく食材の変化も少しずつなので、野菜ごとにペーストをストックしておくと便利です。小さく切って茹でた野菜を小分けにして、冷凍しておくと使いやすいです。

また、野菜ペーストを組み合わせる段階になったら、赤ちゃんが嫌いな野菜を好きな野菜に混ぜると良いですよ。苦味のあるほうれん草が嫌いな場合は、人参やさつまいもなど甘みのあるペーストをほうれん草ペーストに混ぜます。