女性に人気の「パクチー」を食べたことがありますか?東南アジアの料理によく使われる野菜です。クセがあるので好みが分かれる食材ですが、好きな方は病みつきになるくらい好き!という方も多いです。オシャレなカフェでもパクチーを使ったメニューが人気です。
パクチーは強い香りに負けないほどの栄養が豊富に含まれています。デトックスなど、美容にも良い作用があります。今回はパクチーの基礎知識や栄養、食べ方を紹介します。
パクチーとは?
パクチーはセリ科の葉物野菜です。「パクチー」という名前はタイ語の呼び方で、主に生のまま葉を食べる時に使います。英語名や茎などを食べる場合は「コリアンダー」と呼ばれます。香草としてコリアンダーという名前も聞いたことがある人も多いでしょう。
他にも「シャンツァイ」「チャイニーズパセリ」など、国によって様々な呼び名があります。パクチーを使う料理はアジア料理が有名ですが、実はヨーロッパや中南米でも食されています。
日本では近年認知され始めたばかりですが、パクチーは「コリアンダー」として香辛料に用いられており、一度は”嗅いだことのある香り”です。
パクチーに含まれる栄養素と効果
強烈な香りを放つパクチー。強いのは香りだけではなく、栄養面も抜群です。パクチーには健康に良い栄養が豊富に含まれています。
デトックス効果
パクチーの力は、何と言ってもデトックス効果です。パクチーには体内に蓄積された有害な金属を排出する作用があり、「キレート作用」といいます。水銀や鉛、カドミウムなど溜まると人体に悪影響を及ぼす金属類を、尿や便と一緒に排出してくれます。
パクチーの微少細胞が重金属をくっつけやすい形をしており、自然と吸着しれくれるのです。同じ作用は玉ねぎやパセリなどにもあります。
アンチエイジング効果
パクチーには、体内の活性酸素を減らす作用があります。活性酸素が増加すると肌にシワができたり、動脈硬化など病気の原因なります。体の内側も外側も錆び付いて、老化を促進してしまうのです。
パクチーにはβカロテンが含まれており、強い抗酸化作用があります。老化防止の頼もしい味方です。
ホルモンバランスを整える
パクチーの強い香りには、ゲラニオール・リナオールなどの成分が含まれます。ゲラにオールには、女性ホルモンであるエストロゲンの働きを助ける作用があり、ホルモンバランスを整えてくれます。
ホルモンバランスの乱れによる肌荒れや体調不良対策になります。
疲労回復
パクチーにはビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は摂取した糖質をエネルギーに変換する役割があり、疲労回復や夏バテの回復に効果があります。日常生活でも、炭水化物や甘いものをよく食べる人は、糖質を体内に溜め込まないようにパクチーを一緒に摂ると良いでしょう。
パクチーの食べ方と注意点
パクチーの栄養をより効率的に摂取する食べ方や、食べる際の注意点を紹介します。
食欲減退時に食べる
パクチーには食族増進作用があります。食欲がない時、スープやサラダなどにパクチーを生のまま散らして食べましょう。おかゆに散らすと、消化にも良いので食べやすいです。
においを薄くするには乾燥させる
においが苦手で生のパクチーが食べられない人は、乾燥させると香りが飛んで食べやすくなります。常温で乾燥させたり、プライパンで軽く炒ると簡単です。におい成分が飛んで気にならなくなりますよ。
また、レモンと一緒に料理に入れたり、ごま油を加えるなど、香りの強い調味料に混ぜるとにおいが緩和されます。
玉ねぎやニンニクと一緒に食べる
パクチーは玉ねぎやニンニクと一緒に摂ると重金属のデトックス効果が高まります。玉ねぎやニンニクには、アリシンやアリインなど強い香りを放つ栄養が含まれています。パクチーの強い香りを打ち消しつつ、金属類を排出する効率が高まるため一石二鳥です。
パクチーを食べる際の注意点
パクチーは好きになったら癖になる味なので、たくさん食べたくなります。しかし、食べ過ぎも良くありません。食べすぎるとお腹がゆるくなったり、気分が悪くなることがあります。どれくらいが食べ過ぎなのか、体調が悪くなるかは個人差があります。もしも下痢気味になっていたら要注意です。
パクチーは体質によって合う合わないがあるので、まずは少量食べてみて様子を見ましょう。
デトックスウォーターで気軽にパクチーを摂る
お料理に入れておいしいパクチー。ドリンクにも取り入れることができます。簡単に作れるパクチー入りのドリンクはいかがでしょうか。忙しくてお料理をする時間がない人でも手軽に作れます。
・パクチー
・レモン
・キウイ
この3つをミネラルウォーターに入れるだけです。冷蔵庫で4時間以上寝かせたら、パクチーのデトックスウォーターの完成です。飲みにくいと感じたら、リンゴなどフルーツを足すと美味しいです。
パクチーの量は好みによって調整します。さっぱりとして美味しいですよ。