生後間もない頃の赤ちゃんのお風呂は、ベビーバスなどを使った沐浴をしますが、生後一ヶ月を過ぎたら、大人と一緒のお風呂に入ることも、そろそろはじめてみても良いでしょう。
お風呂デビューの前に、赤ちゃんとお風呂に入るために注意しておきたいことや、役立つお風呂情報をご紹介いたします。
お風呂に入れる前に準備しておくこと
生後一ヶ月くらいの赤ちゃんは、まだ首も座っていませんから、お風呂の中でもしっかり支えてあげることが大切です。そのため、一人で入浴させるのは、慣れないと大変なことに感じてしまうかも知れません。
沐浴の方法は、産院で指導してくれる場合もありますが、大人と一緒に入浴する方法は、ママが一人で行うケースや、家族のサポートで行うケースでそれぞれ違うので、赤ちゃんにもママにも負担の少ない入浴をしたいですね。
そこで、お風呂デビューの前に、準備しておきたいお風呂用品をチェックします。
1.バスローブかベビーポンチョ
2.バスマット
3.バスチェア
4.お風呂用浮輪
以上の4つのお風呂グッズは、全て必要というわけではありません。ですが用意しておくと大変便利なものです。先輩ママたちにとって人気のお風呂グッズの用途や必要性を解説いたします。
バスローブやポンチョ
お風呂後に身体を拭くだけなら、バスタオルで赤ちゃんを包み込んであげればいいのですが、もしもママ一人で赤ちゃんをお風呂に入れなければいけない時は、バスタオルで拭う時間を短縮できるので、バスローブやタオルポンチョは便利です。
ママが身体を拭いたりする間もタオルの上に寝かせておくよりも良いですね。
バスマット
浴室の中のすべり止めのために使うバスマットは、カビの温床にもなるので使っているご家庭は少なくなっていますが、まだ座ったり、自立できない赤ちゃんとの入浴時には、赤ちゃんを寝かせられるバスマットがあると安定して洗って上げられるので、あると安心です。赤ちゃんのカラダに合わせて設計されている便利なマットがあるので、使ってみてもいいのでは。
バスチェア
リクライニング可能で、チャイルドシートのようなものです。首が座る前の赤ちゃんから使用できるので、ママと二人だけの時にお風呂に入る時にも安心です。
お風呂以外の場所、例えばリビングやキッチンでも使えるので、あると便利です。
お風呂用浮輪
赤ちゃんの首に装着して、お湯の中でプカプカ浮かせることができるお風呂用の浮輪は、目を離すことの危険を回避できます。1歳半くらいまで使えます。
お風呂の入れ方の流れと注意点
お風呂に入る時には、段取りが重要です。着替えやタオルなどを準備しておかないと、お風呂上りにバタバタとして濡れたまま放置することになります。
赤ちゃんの入浴後に必要なものは、一か所にまとめて準備しておきましょう。
湯船に赤ちゃんを浸からせる場合は、大人よりも短い時間にしないと、すぐに体温が上がってのぼせてしまいます。
2分から3分くらいで十分なので、大人がしっかり温まるまでの時間とは違いますのでご注意ください。
お湯の温度は、夏は38℃くらい、冬は40℃くらいを目安にします。
入浴の手順ですが。
1.仰向けにしてヒザの上に抱える。
2.顔→頭→体の順に洗っていく。
3.洗い終わったらうつ伏せにして背中とお尻を洗う。
この流れで洗い終えたら、しっかりと頭と身体を支えて、湯船の中に入ります。
お風呂後の流れ
お風呂上りには、手早く水分を拭きます。ゴシゴシと擦るのではなく、軽く押えるようにして拭き上げます。お風呂上りの直後は、汗ばんでいるので、慌てておむつを着けたり、衣類を着せる必要はありません。
濡れたままにしないように手早くふき取ったら、汗が引いてから衣類を着せてあげましょう。そしてお風呂上りは、赤ちゃんも水分を欲しがっています。
お風呂上りには湯冷ましや赤ちゃん用の麦茶などを飲ませることが多いですが、別に決まっているわけではないので、ミルクや母乳でも問題ありません。
水分を補給することが大切なので、嫌がらずに飲むものを与えてあげましょう。
お風呂は毎日が基本?
赤ちゃんのお風呂は、一人ではかなりの重労働です。段取りからお風呂上りまで一人で全てやるのは疲れます。
大人と違って外出することも少ないし、一日くらいお風呂に入らなくても良いのでは?と思ってしまうこともあるでしょう。
具合が悪い時には、無理はできませんが、基本的には赤ちゃんの入浴は毎日が理想です。赤ちゃんは大人よりも新陳代謝がとても活発だからです。
汚れていないようでも、お風呂で清潔にしてあげないと、あせもや湿疹など、皮膚トラブルのリスクも高くなるので、完璧じゃなくても良いので、できるだけ毎日お風呂に入れてあげるように心がけてください。
ママのお風呂はいつするの?
赤ちゃんとお風呂に入っている間に、身体を洗い、髪も洗うのは難しいですから、ママのお風呂タイムは、赤ちゃんのお昼寝の時間や、寝かしつけた後になってしまいます。
ベビーチェアなど、安全を追求して作られたお風呂用品を活用すれば、手早く身体を洗うくらいはできると思いますので、便利グッズも活用してもいいでしょう。
一人で座ったりできるようになるまでのことなので、時間の工夫をしてください。
パパや家族にもどんどん協力してもらってながら慣れていけばいいですよ。一人で頑張り過ぎないでくださいね。