簡単にできる、赤ちゃんのための鼻水の吸い方 4つ

 

小さな赤ちゃんが風邪をひいて鼻水を出して苦しむ姿を見ると辛いですね。赤ちゃんは鼻水がたまっていても自分でかむことができないので大人がきちんと鼻水を吸い取ってあげなくてはなりません。

とはいえ、小さな赤ちゃんの鼻から鼻水を吸い出すということは難しそうですね。苦戦している方も多いのではないでしょうか。今回は簡単な赤ちゃんの鼻水の吸い方についてまとめました。

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鼻水が出るのはなんで?

風邪症状に代表されるのが鼻水ですが、風邪をひくと鼻水が出てしまう原因をご存知でしょうか。

ウイルスに感染するとそれを鼻の粘膜が察知し、鼻水が出ます。そうすることでウイルスを体外へ出そうとします。風邪以外にもアレルギーの原因が体内に侵入しても鼻水が出てきます。

赤ちゃんは鼻の中が狭いですし、免疫力も弱いため、大人よりもすぐに鼻水が出ます。鼻水が出たからすぐに「風邪」と判断することもできず、ちょっとした気温の変化やホコリを吸い込んだだけでも鼻水が出てしまいます。

何が原因で鼻水が出てしまっているかは、鼻水の状態をチェックするとわかります。

透明でさらさらした状態の鼻水の場合は、温度差によって出ている場合がほとんどなので体調とは関係ないことが多いです。

緑色っぽく色がついた鼻水は風邪菌などのウイルス感染の可能性があります。色つきの鼻水は、実は白血球がウイルスを攻撃した後の死骸が混じっているからです。色つきの鼻水が出ている場合にはは小児科の受診しましょう。

簡単にできる、赤ちゃんのための鼻水の吸い方 4つ

 

赤ちゃんの鼻水を放置すると大変!

赤ちゃんの鼻水をそのまま放置すると、他の病気へと進行する可能性が高くなります。

赤ちゃんがよくかかるのが中耳炎です。

中耳炎は、耳の鼓膜の奥の「中耳」に菌が入り込み、炎症を起こすために起こります。中耳炎になってしまうと耳が痛くなったり不快感、熱が出る、ミルクを飲まなくなる、機嫌が悪くなるというような症状があらわれます。

また、耳から緑色の膿の「耳だれ」が出てくることもよくあります。

中耳炎は治療が遅れることで難聴の原因にもなるので気を付けましょう。

また、鼻の奥の「副鼻腔」に膿がたまってしまう副鼻腔炎も鼻水を放置することで起こりやすくなります。副鼻腔炎は小さな赤ちゃんはかかりにくく、生後半年以上でかかります。

副鼻腔炎になると、色つきの鼻水、鼻づまり、痰が絡む、口呼吸をする、微熱が続くなどの症状が出ます。いったん副鼻腔炎になると癖になりやすく治療にも時間を必要とするため、ならないようにしてあげることが大切です。

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赤ちゃんの鼻水の取り方&吸い方

赤ちゃんから鼻水が出ていたらすぐに取りましょう。それでは簡単な赤ちゃんの鼻水の取り方を4つご紹介していきます。

綿棒を使う

鼻水が透明でさらさらしている場合におすすめなのが綿棒を使った方法です。綿棒は大人が使うサイズの物を使います。

綿棒を奥まで入れずに、綿棒の先だけを鼻の入り口に入れ、鼻水を吸い込ませます。奥まで綿棒を入れると、鼻を傷つける恐れがありますから注意してください。

吸引器を使う

吸引器にはいろいろなタイプのものが販売されています。。電動で鼻水を吸い取るもの、大人が口で吸うもの、スポイド式のものなどが販売されています。これらはベビー用品店で手軽に購入できますから、ひとつ持っておくと便利ですね。

鼻水を吸引すると嫌がって暴れてしまう赤ちゃんも多く、なかなか吸引できずに悩んでいるお母さんも多いですね。赤ちゃんがリラックスできる体勢にすることですんなり吸引させてくれます。

難しい場合、眠っている最中にやるのがおすすめです。

口で直接吸い出す

ちょっとばかりお母さんも勇気のいる方法ですが、赤ちゃんの片方の鼻の穴を抑え、反対の鼻の穴から口で直接吸い出しましょう。他のやり方よりもすっきり安全に鼻水を取ることができますから、実は1番おすすめの方法です。

わが子といえど抵抗があるお母さんもいると思いますが、他の方法で上手にできないという場合にはぜひお試しください。

鼻水を直接口で吸うことになるので、風邪がうつることも考えられますから、お母さんの健康管理をしっかり行ってくださいね。

ウエットティッシュで拭き取る

ネバネバした鼻水が出ているなら、ウエットティッシュで拭き取るのが手っ取り早いです。ウエットティッシュを鼻の穴に当て、ちょっとずつウエットティッシュをずらします。そうすると鼻水が絡みつききれいに取りのぞくことができます。

これらはすべて自宅でできる鼻水の取り方ですが、耳鼻科や小児科で吸い取ってもらうという方法もあります。

簡単にできる、赤ちゃんのための鼻水の吸い方 4つ

 

鼻水で辛いときにピッタリの食べ物

離乳食を食べられる赤ちゃんであれば、鼻水が辛いときにぜひとも食べさせたい食品が「玉ねぎ」「さつまいも」「生姜」です。

玉ねぎには鼻の粘膜の炎症を抑えてくれる効果、そして血行を良くしてくれる効果もあります。さつまいもや生姜にも血行を良くしてくれる効果があるため体が温まります。

赤ちゃんだけではなく、この食品は大人が鼻風邪をひいた場合においてもとても効果があります。

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病院へ行く判断基準は?

鼻水だけが出ている状態あれば、病院へ連れて行った方が良いのか家で様子を見た方が良いのか迷う方も多いですね。判断を誤ると、赤ちゃんは大人と比較すると病気の進行がとても早いので大変な事態になる恐れがあります。

赤ちゃんの様子をチェックして、息がしづらい、呼吸が苦しそうなら直ちに病院を受診してください。呼吸困難は危険ですから診察を受けてください。

また緊急ではありませんが、色つきの鼻水が出ていたり、ドロドロした鼻水が出ているときにも受診するようにしましょう。中耳炎や副鼻腔炎を引き起こす恐れがあります。

赤ちゃんの鼻水は大人の鼻水と違って悪化して重症化したり、中耳炎や副鼻腔炎などを引き起こす恐れがあるため、「たかが鼻水」と放置せず、きちんと対処してあげましょう。