結婚すると、いろんな方からお祝いをいただきます。お祝いしてくださった方々には感謝の想いを込めてお返しをしなくてはいけません。結婚内祝いがどういうものなのか、送る時期の目安などをご紹介いたします。また、結婚内祝いの金額の相場や贈り物の選び方などもあわせてご紹介いたします。
結婚が決まると、いろいろ準備しないといけないことがたくさんあります。この結婚内祝いに関する知識を事前に身に付けておき、お祝いをくださった方々に失礼のないようにしておいてください。
「結婚内祝い」とは？
結婚内祝いとは、式や披露宴に招くことができなかった方や、都合が悪く出席いただけなかった方からお祝いをいただいくことがあります。そのお祝いに対して感謝の気持ちをこめて、お返しの品を贈ることです。お祝いの品物は現金をご祝儀として頂く場合もありますが、結婚内祝いに関しては、送るものは品物になります。
昔は内祝いと言えば、その家にお祝いごとがあると、お祝いをいただく、いただかないに関わらず、周りの方々へ贈り物をするということでした。ですが、現在では、お祝いをいただいた方にお返しするという形にかわっています。
結婚のお祝いをご祝儀でいただくと金額は明確ですが、品物でお祝いしていただいた時は、だいたいの目安でもいいのでその商品の金額を調べておく必要があります。内祝いをする時の金額を決める時に必要になります。
また、会社やお友達から連名でお祝いをいただいた場合には、全ての方に内祝いを贈ることになります。
結婚内祝いを贈る時期の目安
結婚内祝いはいつ頃すればいいのかも知っておきましょう。お祝いをいただくごとに内祝いを贈るのではなく、ある程度まとめて贈るのが一般的です。
結婚式などがすんで、半月から1ヶ月の間にお祝いが届くことが多いので、挙式が終わって1ヶ月経つか経たないかくらいのところで、それまでにお祝いをくださった方々へ内祝いを贈るようにしましょう。一旦まとめて送ったあとで、他の方からお祝いをいただいた場合は、受け取ってから１週間以内になるべく内祝いを贈るようにしましょう。
挙式や披露宴へご出席してくださった方々には、引き出物という形で内祝いを贈っています。ですが、いただいたご祝儀がかなり高額で、引き出物だけではちょっとつりあいがとれないなというなら、後日改めて内祝いを贈るようにしましょう。
結婚内祝いの相場と品物の選び方
結婚内祝いの相場と、贈る商品の選び方などについてご紹介いたします。
＜相場＞
内祝いの相場は、もらった金額の半値程度とされています。結婚祝いとして何か物をいただいた時は、ネットなどでその商品の金額を調べておきましょう。ちょっとそういうのってイヤだなと思われるかもしれませんが、きちんとお返しをする為には必要なことです。
また、結婚祝いをもらったら、内祝いをする時用にリストを作っておいてください。お祝いしてくださった方のお名前や商品、金額などを記入しておけば、とてもスムーズにすすめることができます。結婚後の生活は、初めてのことも多くバタバタとしがちです。いざ内祝いをすることになった時に、ムダに時間を費やすことのないように、リストを作っておきましょう。
＜品物の選び方＞
結婚内祝いの品物として今一番人気があるのが、カタログギフトです。内祝いの金額相当のカタログを贈り、先様にその中から好きな物を選んでいただくというものです。ですが、先様に一番納得していただき喜んでいただきたいと思うのなら、カタログギフトがおすすめになります。もちろん、自分たちでいろいろ先様に気に入ってもらえる物を、あれこれ相談しながら決めるのもいいでしょう。内祝いとして受け取って嬉しい物は、やはり実用的な物が多いようです。
時々、商品券などの金券を贈られる方もいらっしゃるようですが、正直受け取った側からすると、なんだか面白みもなくそっけない感じを受けてしまいます。できるだけ、金券類は避けるようにしましょう。
品物を選ぶ際に注意していただきたいのは、自分たちの好みで選ばないようにするということです。自分たちはいいと思っても個性が強すぎて、周りの方からしてみるとあまり喜ばれないことの方が多いようです。もらうのは自分たちじゃありません。商品選びをしているうちにどんどん相手のことが忘れ去られ、自分たちの趣味に走りがちですので、気を付けてください。
結婚内祝いは感謝の気持ちを込めて
結婚内祝いは、想像以上に大変な作業になることもあります。カタログギフトなら品物を選ぶ手間がかからないので、とてもラクなのです。ですが、こだわりすぎるあまり、なかなか品物が決まらず、どんどん時間だけが過ぎていくというのはよくあることです。「カタログギフトはなんだか味気ない気がする」なんて思っていませんか？それは間違いです。受けとった方は自分の好きな物を選べるとあって、本当に喜んでくれますし、人気があります。
もし、それでは自分たちの感謝の気持ちが伝わらない気がする、と思われるなら、手書きのメッセージカードをつけてみてはいかがですか？それも大変な作業になりますが、それが１枚添えられているだけで、とても心のこもった結婚内祝いになるのではないでしょうか。気持ちのこもったものが一番大切なことは、覚えておいて下さいね。
