「キウイ」の栄養がすごい!意外と知らない9つの効果と食べ方

普段何気なく食べている「キウイ」、意外と知られていない効果があります。実は美容と健康に役立つ栄養素がたくさん詰まっているのです。キウイの美味しい食べ方、保存方法もあわせてご紹介します。

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「キウイ」の基礎知識

キウイってどんな食べ物?

今ではどこのスーパーでも見られるようになったキウイ。薄い茶色の皮で小さな産毛があり、その中身は緑色もしくは黄色の果肉が詰まっています。楕円形で100g程の重さがあります。味は甘味がありながらも程良い酸味があり、果肉の中心辺りには黒い小さな種が入っていてプチプチした食感もあります。

実は原産地は中国

キウイといえば、ニュージーランドでしょ!と思うかもしれませんが、原産地は実は中国なのです。

キウイの種類

1.ヘイワード

一般的な果肉が緑色のキウイです。

2.ゴールドキウイ(サンゴールド)

ゼスプリ社が開発したキウイでお馴染ですよね。味は緑色のキウイに比べ酸味が少なく甘みが強いです。果皮の産毛も少なく、果肉は黄色、先端部が細く絞った感じの形です。このキウイは主に佐賀県や愛媛県で作られています。

3.レインボーレッド

あまり見かけないキウイで、果肉の色は黄緑色で中心部分が赤く、大きさは少し小ぶりです。味は甘みがあり、酸味が少な目です。

4.さぬきゴールド

香川県で2005年に誕生した品種でアップル系キウイと中国系キウイ(FCM-1)を掛け合わせたものです。大きさは大きくてリンゴのような丸さがあり、果肉は黄色です。味は糖度16〜18度と高いので甘みが強いです。

5.香緑

細長の円筒形の形をしていて、産毛の多い果皮、エネラルドグリーン色の果肉をしています。味は糖度15〜18度と高いので甘みがあります。香川県以外にも静岡県・山梨県でも生産されています。

6.讃緑

中国系のキウイと香緑の掛け合わせで、糖度が17〜18度と甘めです。黄緑色の果肉で、形は砲弾形をしています。あまり売られていません。

7.アップルキウイ

リンゴのような形からこの様に呼ばれています。熟すと黄緑色の果肉になり、大きさも大き目です。酸味も少なく甘めです。静岡県で生産されることが多いです。

8.ベビーキウイ

日本ではまだ栽培されておらず、チリやアメリカで栽培されています。大きさがベビーキウイというだけあって、2〜3cm前後の少し大きめのミニトマト位の大きさです。皮も薄く産毛もないのでそのまま食べても良い品種です。

9.スウィートグリーン

こちらもゼスプリ社で開発されたキウイです。果肉は黄緑色で、ヘイワードより酸味が弱く甘みが強いです。

キウイって輸入?国産?

キウイは、かつては輸入果物のイメージがありました。今では国内でも生産されていて、生産量の多い順では愛媛県、福岡県、和歌山県になります。

輸入では、ダントツにニュージーランドが多く、チリ、アメリカ、韓国の順となります。

12月から4月位までは国産、4月から12月位までは輸入のものが出回るので、1年中キウイを食べることが出来ます。

「キウイ」の栄養がすごい!意外と知らない9つの効果と食べ方

キウイに含まれている栄養素と効果

キウイの栄養素

キウイはあの大きさで栄養素がとても豊富となっており、リンゴの5個分の栄養素があります。

ビタミンCはレモン8個分(69mg)、食物繊維はバナナ3本分(2.5g)、カリウム(290mg)、葉酸、ビタミンE、アクチニジン、ポリフェノール、カルシウム、鉄分などが含まれています。

キウイは食べることでどんな効果があるの?

1.便秘解消

キウイ1つに約3gもの食物繊維が含まれていて、フルーツの中でも豊富に食物繊維があります。食物繊維には、水溶性食物繊維といって善玉菌のエサになり水に溶けるゲル状の食物繊維と、不溶性食物繊維といって便のかさを増して腸内の蠕動運動を促してくれる食物繊維とがあり、キウイには両方の食物繊維が含まれています(水溶性食物繊維の方が多い)。

この食物繊維があるおかげで、腸内環境を整え便秘を防いでくれます。

2.むくみ

カリウムが入っているので、むくみにも効果があります。塩分摂取に気を付けている高血圧の方にも、余分な塩分を排出してくれる効果があります。

3.美肌

ビタミンCがシミそばかす予防になったり、コラーゲン生成を促進してくれます。また、ポリフェノールが含まれているので、抗酸化作用によって肌の老化予防にもなります。

4.風邪予防

ビタミンCは粘膜を強化するはたらきをもっています。喉や鼻など、粘膜が荒れることは風邪の原因になります。風邪がはやる季節に積極的に摂取したいですね。

5.妊活中や妊婦に摂って欲しい栄養素の葉酸が豊富

妊活中や妊娠中に必要な葉酸がたくさん含まれているため、胎児の発育に良く神経障害を防いでくれます。葉酸は造血ビタミンともいわれ、不足してしまうと貧血になりやすくなります。キウイ1つに含まれる葉酸の量は31〜38μgとなっています。

6.抗酸化作用が高い

ポリフェノールやビタミンEには高い抗酸化作用があります。活性酸素を除去して、肌のサビを取って老化を防いでくれます。

7.消化促進効果

キウイに含まれるアクチニジンはタンパク質分解酵素です。よって、食べたタンパク質の消化促進効果があります。

8.疲労回復

キウイにはキナ酸・クエン酸・リンゴ酸などの有機酸が含まれていて、これらを疲れている時に摂取することで疲労回復効果があります。

9.糖の吸収を穏やかにしてくれる

水溶性食物繊維が糖の吸収を緩やかにしてくれます。血糖値が気になる方には良いですね。

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キウイの食べ方

キウイは召し上がる2〜3時間前に冷蔵庫に入れてから食べると美味しく感じます。

皮ごと食べることで更に栄養価アップ

キウイの栄養を余すことなく食べるなら皮ごと食べることをお勧めします。皮ごと?と驚くかもしれませんが、皮の周りには栄養素が多く捨ててしまうのはかえってもったいないです。また、皮ごと食べる方がより甘く感じられます。

熱に弱い

キウイに含まれる葉酸やビタミンCは熱に弱いので、そのまま生で食べます。

夜食べるのがお勧め

腸が活発に動くのは夜です。キウイに含まれる食物繊維が腸のお掃除をしてくれます。

「キウイ」の栄養がすごい!意外と知らない9つの効果と食べ方

キウイの保存方法

硬かったら追熟させましょう

もし買ってきたキウイが硬く酸っぱそうなら、追熟させると良いでしょう。その際は、ポリ袋に入れて密封せずに乾燥しないようします。また、袋の中にリンゴも一緒に入れると追熟が早く進みます。20度前後の温度の室内で保存します。

食べ頃は?

触ってみてカチカチとした硬さがなく、弾力が出れば食べ頃です。皮がヨレっとなったりブヨブヨしているようでは、熟し過ぎて味が悪くなってきます。

キウイはスプーンですくって食べたり、先程のように皮も丸ごと食べることが出来るので、皮を剥かなくても気軽に食べられるフルーツです。小腹が空いた時にサッと食べることが出来て、その上栄養価が高く、思っていた以上に美容や健康に良い効果があってとても便利なフルーツといえますね。