赤ちゃんは生後3ヶ月を過ぎると、おもちゃを自分でもってみたりするようになり、舐めたり、口に入れたりして遊ぶようになってきます。寝がえりをしっかりマスターすれば、ごろごろ転がりながら手の届くものは何でも味見してしまいます。そんな赤ちゃんを見ていると、おもちゃの衛生状態が気になる所ではないでしょうか。
赤ちゃんのおもちゃをきれいに保つ為、毎日しっかりと消毒していると言う方も多いと思いますが、やり過ぎがダメだということをご存知でしたか?どうしてダメなのか、正しい消毒のやり方や、注意点をご紹介いたします。
おもちゃの消毒し過ぎはなぜダメ?
なんでも口に入れてしまう赤ちゃんのことが心配で、赤ちゃんの遊ぶおもちゃをこまめに消毒するママがいます。確かに、生まれて半年頃ぐらいまでは菌に対する抵抗力も低いので、水で洗い、消毒してあげる方がいいです。
ですが、半年を過ぎると、行動範囲も広くなり、全てを消毒するのも難しくなってきます。やってもやってもきりがないという状態に。
半年を過ぎたら、あまり気にしすぎずに、気になる所だけを消毒するという感じで大丈夫です。
「でも、もし病気になったら」
と不安になるママも多いでしょう。ですが、小さいお子様は、菌に触れることで菌に対する抵抗力を付けていきます。消毒しすぎてしまうと、いつまでたっても菌に対する免疫がつかないので、体が弱いお子様に育ってしまうかもしれません。やりすぎはNGです。気にしすぎて神経質になってしまうのはよくありません。おもちゃの消毒は、ほどほどにしておくぐらいが丁度いいのです。
おもちゃの消毒のやり方
赤ちゃんのおもちゃを消毒するのに一番簡単なのは、消毒液に浸けるという方法です。赤ちゃんが使う哺乳瓶や離乳食の食器、そしておもちゃも消毒できるものが市販されています。最近の消毒液は、つけるだけで、流水ですすぐ必要がないものが多いです。ですが、気になるなら、さっと水で流しても大丈夫です。
手軽に簡単にさっとその場で消毒するなら、除菌ができるウェットティッシュがおすすめになります。拭き取りタイプなので、布モノには不向きですが、プラスチック製品ならこの方法がおすすめです。お出かけの際に持参したおもちゃ、よく落としますよね。そんな時、除菌タイプのウェットティッシュがあれば、その場ですぐに消毒できるので、とても便利です。
もう一つの方法として、スプレータイプの消毒液を利用するというのがあります。スプレーによって使用方法が異なるかもしれませんが、たいていは、おもちゃに直接スプレーして、拭き取るというものです。赤ちゃんの物に使う物なので、成分は全て体に害のないものを使っていますが、商品によって成分は異なります。ママの目でしっかりと確かめて選んであげてください。
おもちゃを消毒する際の注意点
おもちゃを消毒する際に注意してほしいことがいくつかあります。
1.消毒液はしっかりと成分を確認
赤ちゃんグッズ専用の消毒液やスプレーがたくさん市販されています。赤ちゃんが舐めたり口に入れたりするおもちゃを消毒する場合、成分はしっかりと確認してください。水洗いが必要のないものでも、気になるなら流しても大丈夫です。赤ちゃん専用でなくても、赤ちゃんの物にでも使える消毒液などはあります。どれを選ぶときも、成分や使い方などは購入前にしっかりとチェックしましょう。
2.布物は洗濯
ぬいぐるみや、布のおもちゃは洗濯してください。ほとんどが洗濯機で洗えるものばかりです。中には手洗い表示のものもありますので、ドライモードでの洗濯が可能なら、ネットに入れて洗濯機で洗えます。洗濯機によっては、赤ちゃんの布のおもちゃを除菌できるという機能がついているものもあります。目立つ汚れがないなら、そういった機能を利用して除菌するのがいいでしょう。
3.錆に注意
消毒スプレーなどを使ったり、水洗いすると、ミニカーのようなものはさびることがあります。そういうものは、少し熱めのお湯でしぼった布でふいて、日光浴をさせてあげるのが効果的です。
4.アレルギーに注意
まだ小さいお子様ですので、何に対していつアレルギー反応を起こすかわかりません。アルコールなどが含まれている消毒液を使ったら、しっかりとふきとりましょう。その後、そのおもちゃで遊ぶお子様にアレルギーらしき反応が出ないかどうか、注意してみてあげましょう。
消毒はほどほどに
毎日使うおもちゃだからこそ、マメに消毒しなきゃと思ってやり過ぎてはいませんか?生後半年を過ぎたお子様なら、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。免疫力を高める為にも、ある程度菌に触れさせなくてはいけません。丈夫な子に育ってほしいと願うなら、赤ちゃんのおもちゃの消毒はほどほどにしておきましょう。
消毒の時に使う消毒液は、しっかりと成分を見て選び、使用方法をよく読んで、正しい使い方で消毒してあげてください。また、消毒したおもちゃで遊んだ時に、赤ちゃんの体に異常が起こらないかどうか、きちんと注意してみてあげてくださいね。