映画「最高の人生をあなたと」で話題のウィズエイジングとは?

「いつまでも若くありたい」「年を取るのが怖い」と思ってしまうのが女性ではありませんか?今世界中でアンチエイジングが注目されていますが、最近では「ウィズエイジング」が注目を集めているのです。ウィズエイジングは映画「最高の人生をあなたと」でも話題になっていましたね。そこで今回はそのウィズエイジングについてご紹介いたします。

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「ウィズエイジング」って何?

日本ではいかに老化をさせないか、老化を遅らせるかという「アンチエイジング」に意識が取られがちです。でも、ファッションなどの流行発信地のフランスではアンチエイジングよりも「ウィズエイジング」がずっと生活に馴染んでいるのです。

ウィズエイジングとは「老化と正面から向き合った生き方」をいいます。

老化に逆らおうとするアンチエイジングとは真逆の考え方で、これは外見のことだけを指したものではありません。

映画「最高の人生をあなたと」ではこのウィズエイジングの生き方が注目され、こんなすてきな人生を送りたいと感じた方も多いのではないでしょうか。

この映画のテーマは、どうやって老いを受け止めて気持ちをコントロールするか、残った時間をどのように使うかといった数少ない「老い」がテーマとなっています。

すてきに年齢を重ねたいという方には、これからの道を示してくれるものになっていると思います。

日本では年を取るということはマイナスイメージが強いと感じますが、本当にマイナスなことしかないのでしょうか?

20代の若い方はものを記憶する能力が高いですが、年齢を重ねた方の方が語彙力や判断力、寛容さなどは勝ります。

「亀の甲より年の功」とはよくいったもので、年を取ることで若さに勝る部分が出てくるので、若さに固執せず、上手に老化と付き合っていくことが大切だという考え方なのです。

特に日本は長寿国ですので、アンチエイジングよりも老化と向き合うウィズエイジングの考えに変わっていく方が多いのも頷けますね。

日本でも、無理をして若さをキープしなければいけないというアンチエイジングの呪縛から解き放たれるウィズエイジングへ考えを移行する方がどんどん増えています。

映画「最高の人生をあなたと」で話題のウィズエイジングとは?

日本人の平均寿命は?

日本は少子高齢化社会。

その平均寿命は2016年厚生労働省の発表によると、2015年の日本人の平均寿命は、男性が80.79歳、女性は87.05歳です。世界50カ国の中で男性の平均寿命は世界4位、女性の平均寿命は世界2位です。

お肌の衰えなど老化を感じ始めてからの人生の方が長くなりますから、いかに楽しく人生を生きるかということが重要になってきます。

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実は怖い「若さ」の追求

他人から若く見られると嬉しいと感じる方がほとんどですね。特に女性であればその喜びも大きいでしょう。

ところが、若さにばかり固執していると年を取ることに恐怖を感じるようになります。シワ1本、シミ1つにまで神経質になり、むやみに美容整形に走ったり、気になって外出できなくなってしまったりします。

いくら見た目を若く保っても、精神的な負担があるのは辛いですね。

映画「最高の人生をあなたと」で話題のウィズエイジングとは?

老化に恐怖を感じたら

年を取ることが怖いと感じることもありますね。

それは若い頃に比べ、肌の衰えやスタイルの崩れなどを感じてしまうためです。つまり若い頃の自分を引きずってしまっているため、年を取って変わってしまうことが怖いと感じるのです。

そして、残りの人生がだんだんと短くなってくる「人生の終わりに対する恐怖」を感じることもありますね。

そんなときに心を楽にしてくれるのが、「あと○年しかない」ではなく「あと○年もある」と発想を転換してみることです。

よく人生は砂時計に例えられますが、年を取るということは、砂時計の上の砂が残り少なくなってくることと同じです。でも下の砂はどんどん溜まっていきますよね。これがこれまでの経験から生まれる若い人にはないものです。

年をとったからこそできることもあるはずです。

映画「最高の人生をあなたと」で話題のウィズエイジングとは?

ウィズエイジングを取り入れた生き方

海外を見てみても、アンチエイジングを良しとする考え方をする方は多くいますが、日本は海外と比較してもアンチエイジングを重要視している方の割合がとても多いです。

でも、美しさは若さだけではありません。

世界中の憧れであるフランス人女性の生き方は、ウィズエイジングが基本です。

最近ではフランス人のファッションに対する考え方の本がベストセラーとなっていますが、ファッションだけではなく、メイクや生き方そのものがウィズエイジングです。

フランス人は「若さ=美しさ」ではなく、年齢を重ね成熟した人間こそが美しいという考えです。年を取ることは怖いことでも恥ずかしいことでもなく、誇りと考えるからです。

そのため、メイクもナチュラルメイクで、シミやシワを無理やり隠すことはしません。年齢とともにあらわれてきたシミやシワも、愛する対象になるようです。

また、ウィズエイジングを取り入れた生き方をする女性は、年をとっても夢や目標をもって生き生きと輝いています。日本人は年をとると「もう年だから・・・」と夢や目標を諦めてしまうことが多いですね。

年を取っても夢や目標に向かってキラキラしている方は若々しく、そして美しくカッコいいものです。無理をして若作りをしたり若さに固執することなく、自然に今を楽しんで活き活きと生きて行きたいですね。