鼻にできるニキビ、困りますよね。鼻は顔の中心にあるため、その部分にニキビがあるとどうしても視線がそこに行ってしまいますし、鼻ニキビは大きく赤く腫れる場合も多いため、メイクで隠すことが難しい場合も少なくありません。
そこで今日は、多発地帯の「鼻」にできるニキビの原因とケア方法についてご紹介します。
鼻ニキビの原因
鼻ニキビができる原因としては以下の3つがあります。
毛穴
顔の中で毛穴が多い場所、それは鼻なのです。ニキビは毛穴に皮脂などが詰まり炎症を起こしてしまうのが原因ですので、毛穴が多いということは、それだけニキビのリスクが高いといえます。
皮脂
鼻は顔の中でも皮脂の分泌量が多い部分です。乾燥する季節、頬や唇はカサカサになっても、鼻はそれほど乾燥が気になりませんよね。それは、皮脂が大量に分泌されているからなのです。
この皮脂が毛穴に詰まるとニキビの原因になるので、皮脂の分泌量が多い鼻はニキビが出来やすいというのも頷けます。
紫外線
鼻は顔の中で一番高い場所ですので、紫外線の影響を受けやすい部分といえます。紫外線を受けると角質が厚くなり、お肌の状態を正常に戻すターンオーバーに時間がかかるようになります。その結果、皮脂が詰まりやすくなってしまうのです。
鼻ニキビの正しいケア方法
鼻ニキビの原因がわかったところで、ケア方法についてもみていきましょう。
正しい洗顔
ニキビのケアで欠かせないのが洗顔です。ただし、ただ顔を洗えばよいという訳ではありません。間違った洗顔方法を続けていると、鼻ニキビをケアするどころか悪化させてしまう危険もありますからね。
3つのポイント
正しい洗顔のポイントは、「泡立て」、「お湯の温度」、「すすぎ」です。
洗顔の際、毎回しっかりと洗顔料を泡立てていますか?少し水を含ませた洗顔料をそのまま顔につけ、顔で泡立てているようでは論外ですよ。洗顔料はしっかりと泡立ててから使用しましょう。
手で泡立てると上手く泡立たないという人は100均でも泡立てネットを購入することができます。しっかり泡立てた洗顔料を使うかどうかで、毛穴の汚れの落ち具合が全く違ってきます。ここは面倒でも手抜きしないで下さいね。
洗い方
しっかり洗顔料を泡立てたら、次は泡で肌を包み込むように洗っていきましょう。ここでゴシゴシこする必要はありません。ゴシゴシこするとお肌を傷める原因にもなりますからね。顔全体を洗ったらお湯ですすぎますが、この時使用するお湯の温度は「ぬるま湯」です。冷たい水を使用すると毛穴の汚れを落としきれませんし、お湯を使用すると必要な皮脂まで洗い流してしまい、洗顔後、失った皮脂を補おうと過剰に皮脂が分泌してしまう原因になるからです。
すすぎは洗顔料のすすぎ残しがないようしっかりと行いましょう。シャワーを顔にかけただけではすすぎ残しが発生しやすくなります。しっかりと手を使ってすすぐようにしましょう。
保湿
洗顔後はしっかりと保湿をしてあげてくださいね。ニキビが出来ているのだから、何もつけなくても潤うだろうとケアしないのは絶対にNGです。洗顔後はお肌が乾燥しやすい状態ですので、そのまま放置すると、お肌を守るために皮脂が過剰に分泌されてしまうからです。
正しい洗顔をすれば、毛穴の汚れも綺麗に落ち、化粧水の成分も吸収しやすくなりますので、保湿と美容のためにも化粧水をたっぷり吸わせてあげてください。
悪化させないようにするためには?
鼻ニキビができた場合、正しいケア方法を行なった上で、悪化させないためには以下のことにも注意するようにしましょう。
鼻ニキビには触れない
鼻にニキビができると気になって触りたくなってしまいますよね。しかし、鼻ニキビをいじると患部を更に傷つけてしまったり、バイ菌が入ってしまったりと、確実に治りが遅くなります。鼻ニキビを一日も早く治したいのであれば、鼻ニキビを見つけても触れないようにしましょう。
メイクの厚塗りはNG
鼻ニキビを見つけたらメイクで何とか隠してしまいたくなる気持ちもわかりますが、ここはぐっと我慢です。メイクの厚塗りは毛穴を塞ぐことになり、ニキビを悪化させる原因となります。お肌に負担をかけないような、ナチュラルメイクを意識しましょう。
睡眠不足に気を付ける
睡眠不足はホルモンバランスが乱れる原因になります。ホルモンバランスが乱れると皮脂の過剰分泌を起こしてしまうことがあるためです。睡眠不足と併せて、ストレスもホルモンバランスを乱す原因ですので、最近疲れているなと感じたら早めに休養を取るようにしましょう。
バランスの取れた食事
食べ物もニキビに影響を与えます。特に脂質や糖分を多く含む食べ物は、皮脂の分泌を増加させる原因となります。チョコレートやジャンクフードは控えるようにしましょう。
症状がつらい場合は皮膚科へ
鼻ニキビがなかなか治らなかったり、炎症が酷く腫れや痛みが強い場合は、自分でケアするよりも皮膚科で治療してもらった方が早く治ります。現在は塗り薬による治療だけでなく、症状によってはホルモンバランスを整える内服薬による治療など、治療法もさまざまなので、お医者さんに相談してみると良いでしょう。