冷え顔という言葉を知っているでしょうか。手足が冷える末端冷え性は女性によくある症状ですが、実は顔が冷えていることによって身体や美容に影響を及ぼすことがあります。その原因や改善法をご紹介しましょう。
冷え顔って何?
外気の気温が下がってくると体温が下がるので、衣類を多めに着るなどして誰しも対策をしますが、顔はそのままの状態です。実は顔も温度が下がってきているので気づかぬうちに色々な症状が表れているのです。
顔の温度が下がると、顔の血管が収縮して血流が悪くなります。そうなると新陳代謝が低下するので顔色が悪くなったり、黒ずんだり逆に青白くなっていきます。さらには乾燥やむくみを引き起こす要因にも。知らないうちに冷え顔が肌トラブルの元になっていることがあるので要注意です。
冷え顔の原因と悪影響
気温の低下によっておこる冷え顔ですが、その他にも原因がいくつか考えられます。冷え顔によっておこりうる悪影響についても考えてみましょう。
冷え顔になる原因
首や肩のこり
気温が下がると寒さから身体が硬くなります。そうすると肩や首に力が入ってしまい肩や首のこりの原因となります。長時間のデスクワークによっても同様の症状がおきます。肩や首がこった状態は血流が悪くなっているため、冷え顔になりやすくなるのです。
メイク落としや洗顔の可能性
夜寝る前にメイクを落とさず寝てしまったり、朝の洗顔を適当にしていると肌荒れの原因になりますが、実は顔の皮膚の代謝が正常に働かないため、冷え顔に繋がると考えられているので。どんなに疲れていてもメイクをきれいに落として洗顔し、清潔な状態で就寝しましょう。
冷え顔によって考えられる悪影響
しみ・しわ・くすみ
顔が冷えていることによって代謝が悪くなり、乾燥が進みます。するとしみやしわ、くすみが出やすい状態に。年齢に関係なく冷え顔でいることは老け顔を作る元になります。
むくみ
なぜか今日は顔がむくんでいる・・・というときは、もしかすると冷え顔が原因かもしれません。血行不良の状態が続くと、老廃物をスムーズに排出することができなくなり顔がむくむことに。足のむくみと違って顔は目立つので早めの対処が必要です。
冷え顔を改善する方法
さまざまな悪影響を及ぼす冷え顔ですが、自分で改善する方法があります。簡単にできるおすすめの方法を5つご紹介します。
ストレッチをする
仕事などで同じ姿勢ばかり続けていると冷え顔になりやすくなるので、できれば合間に少し立ち上がってストレッチすることをおすすめします。肩や首のこり、血流改善にも効果的です。
マスクや衣類で防備
冷え顔にならないためには、とにかく外気に身体や顔をさらさないことが大切。外出時はマスクをしたり、ストールなどで首元や肩を温める工夫をしましょう。
お風呂では湯船につかる
バスタイムは疲れや冷えを取るために最適な時間です。湯船にゆっくりつかって手足や肩、首まわりをマッサージしてください。冷え解消に効果のある入浴剤を使うとさらに良いでしょう。
顔を優しくタッピングする
洗顔後に手で温めたオイルやクリームを塗ったら、顔を優しくタッピングしてみましょう。タッピング効果で顔の血行がよくなります。ただし強くたたくと肌に悪影響なので注意してください。
温かい食べ物や飲み物を
身体の中から温める工夫も必要です。生姜やにんにくなどの香味野菜は身体を温めるのでおすすめ!また、ホットレモンなど、寝る前には温かい飲み物を飲むと身体や顔がポカポカのままぐっすり休めます。
おわりに
顔は年中外気にさらされています。夏は紫外線、冬は冷たい空気や乾燥など、肌への負担はとても大きく、様々な症状を引き起こします。夏は紫外線対策をする人が多いのですが、冬場もしっかりケアをしていつまでも若々しい素肌をキープしてください。