肌を美しく見せるためには、ベースメイクを学ぶことが一番の近道といえます。もちろん、肌に充分な栄養と水分を与え、保湿してあげることは大切ですが、女性だからこそできるメイクの基礎を学ぶことは重要です。
メイク初心者の方も、メイク経験者の方も、今一度ベースメイクについてしっかりと学んでいきましょう。今回は、ベースメイクの正しい順番とやり方についてご紹介していきます。初心者の方にも分かりやすいよう、アイテムや選び方についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ベースメイクに使うのはこのアイテム!
まず、ベースメイクの基本アイテムを3つご紹介します。
1.化粧下地
スキンケアを行った後、日焼け止めを塗り、肌を整えてからメイクが始まります。ここで経験者の方もやってしまいがちなのが、すぐにファンデーションを塗ってしまうということです。肌を整えた後、必ず行ってほしいのが化粧下地による毛穴カバーや肌色補正です。
私たちの肌は、顔の部位によって色にムラがあったり、毛穴が目立つ箇所が存在します。そのため、化粧下地で先にカバーしておくことが大切なのです。
2.ファンデーション
ファンデーションには、パウダータイプ・リキッドタイプの2種類があります。最近ではクッションファンデなども販売されていますね。どのタイプを選ぶかどうかは、肌悩みの内容や肌の状態によって異なります。
ファンデーションの主な役割は、肌の悩みを隠し、美しい肌に見せることです。
3.お粉やフェイスパウダー
最後に肌にのせるのがお粉とも呼ばれるフェイスパウダーです。固形状のものと粉状のものがありますが、こちらも肌タイプによって合うものを選ぶ必要があります。
パウダーのメリットは、テカリを抑えたり、肌をサラッと見せることにあります。また、化粧崩れを防ぐ役割も持っています。
ベースメイクコスメの選び方
次に、それぞれのアイテムの選び方について見ていきましょう。
化粧下地の選び方
1.肌色を補正したい場合
元の肌色がくすんだ状態だったり、肌色補正に力を入れたい場合は、カラーコントロールが主な役割となっている下地を選ぶと良いでしょう。肌の色合いによって、ピンク系やブルー系など、さまざまなものから選ぶことができます。
もっとも自然な色合いを演出してくれるのはベージュ系ですが、ピンク系だとほんのり色づいた肌色に見せてくれるので、可愛らしいメイクをしたいという方にはおすすめですよ。
2.カバー力や保湿力を高めたい場合
下地の魅力は、肌力を底上げしてくれるところにあります。毛穴のでこぼこをカバーしたい、乾燥を防ぎたい場合は、保湿力が高く、毛穴を見せないカバー力のあるものを選ぶようにしましょう。
2.ファンデーションの選び方
ファンデーションを選ぶうえでまずポイントとなるのが、肌質です。
乾燥肌は液状タイプかクッションファンデが◎
乾燥肌の方は固形タイプのパウダーファンデーションはあまり向きません。リキッドかクリーム、クッションファンデのような水分を少し含んだ塗りやすいものがおすすめです。
テカリ肌は固形ファンデーションが◎
テカるタイプの方や、夏場だけ使用するなら固形タイプが良いでしょう。ただ、固形タイプを使用する場合は、下地を塗る際にムラができないよう丁寧に塗ることが大切です。
固形タイプは水分がないため、下地のつけすぎでムラができていたりすると、化粧崩れを引き起こしたり、ムラ部分に固まりができたり、綺麗な肌に見せることができなくなってしまいます。さらっとした肌に仕上げることはできますが、初心者の方は液状タイプから始め、余分な分はスポンジでオフしたりのばしたりすると良いでしょう。
ベースメイクの正しい順番とやり方
それでは最後に、正しい順番とやり方について解説していきますね。
順番はアイテムでご紹介した通り、
1.化粧下地
2.ファンデーション
3.フェイスパウダー
となっています。
化粧下地の塗り方
1.まず、おでこ、頬、鼻、顎に少量を2か所ずつつけていきます。おでこなら左右に2か所、頬なら上下2か所という風に、必ず少量をつけるようにしてください。
2.まずはおでこから伸ばしていきます。左右上下、下から上にマッサージするような感覚で優しく行うことがポイントです。
3.続いては頬にうつります。内側から外側へ流すようにのばし、まぶたや目のきわにも忘れずに。
4.鼻は頭から眉間の方へ流し、小鼻のあたりもまんべんなくのばしましょう。
5.最後に顎です。顎も上から下へ流し、フェイスラインに沿って耳の所まで。
6.全てのばし終わったら顔全体を両手のひらでつつみ、成分をしみわたらせます。
ファンデーションの塗り方
1.リキッドタイプの場合は、下地と同様の箇所に少量ずつのせ、順番にのばしていきます
2.固形タイプの場合は、スポンジを使ってリキッドタイプと同様、順にのせながらのばしていきましょう。
3.リキッドタイプは、仕上げにスポンジでムラになっているところや、つけ過ぎた箇所をのばし、整えていきます。
フェイスパウダーの塗り方
フェイスパウダーは、テカリが気になるところは少し入念に。あとはさらっと全体に馴染ませてあげましょう。パフがついているものがほとんどなので、専用のパフを使って優しく力を入れずに肌にのせることが大切ですよ。
これでベースメイクの基本は完了となります。この後チークやアイメイクに入りますが、チークも固形タイプやリキッドタイプなど、さまざまなものが販売されています。アイテムのタイプによってはフェイスパウダーの前につけておくべきものもあるため、あくまでも基本のやり方と覚えておくようにして下さいね。
ベースメイクの基本をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。基本をおさえてしっかりメイクしてもくすみが気になる場合や、クマが酷いといったお悩みがある場合は、メイク前のマッサージをおすすめします。
コンシーラーなどでカバーすればクマを隠すことはできますが、改善しないままだとどんどんお顔の血行が悪くなり、肌色まで悪く見せてしまうことに。鎖骨から首元、お顔は内側から外側へ。保湿クリームを塗ってから軽く手のひらでさすってあげるだけでも、顔色に変化があらわれますよ。