子供に初めてのおつかいを頼む年齢と、頼む時の5つのポイント

子供のおつかいは子供自身が体験することで学ぶことが大きく、一度やらせてみたいと子供の成長とともに親は考えますが、まだ早い?危険はないか心配…など親自身が迷ってしまうことが多いようです。子供におつかいを頼む時期はいつがいいのか、頼むときのポイントなどをご紹介しましょう。

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いつから子供におつかいを頼んで良い?

子供におつかいを頼む時期については、何歳からという決まりはありません。子供の成長には個人差がありますし、家庭や周囲の環境にもよります。毎日のように子供が危険にさらされる事件などの報道があり、親としても本当におつかいに出してもよいのかどうか不安になるばかりですが、子供が家族以外の他人とコミュニケーションを取れるかどうかが決め手となります。

道に迷った時は人に聞くことができる、近づいてはいけない危険物の判断ができるなど、ある程度のリスクを自分自身で子供がクリアすることが一番大切です。結局はそれぞれの親の判断になるので、自分の子供の状態をよく見て、冷静に判断した上でおつかいをお願いしましょう。

子供に初めてのおつかいを頼む年齢と、頼む時の5つのポイント

おつかいを頼む時のポイント

1.最初は見守りながらよく知っている道を選ぶ

はじめておつかいをさせる時はできるだけ近くで毎日通る、子供が一番よく知っている道を選んでください。実際にお金を払って買い物をするのはもう少し先にして、目と鼻の先のご近所へお届け物を頼んだり、道の途中までついて行き、ポストに手紙を入れてもらったり、これぐらいの簡単で安全なことから始める方がよいでしょう。

2.一度にたくさんのことを頼まない

子供に期待しすぎて、あれもこれも用事を頼んではいけません。子供が覚えきれずパニックになったり、おつかいがちゃんとできずに泣き出して道に迷うことも考えられます。簡単すぎるのでは?と思うぐらいのおつかいで丁度良いぐらいです。一度にたくさんのおつかいを頼んで子供の負担になることは避けましょう。

3.お買い物を間違えても怒らない

お金を使ってお買い物を頼んだ場合、慣れるまでは違った物を間違えて買って帰ることもあるかもしれません。違うじゃないの!といきなり怒るのはNGです。まずは、お買いものできてえらかったね、とほめてあげてください。その上で「ママが頼んだ物と違うので一緒に取り替えにお店まで行こうね。」と言ってあげてください。失敗は成功するための貴重な経験なので、親は怒ることなく次につなげるための良い経験をさせてあげたと思うぐらいの心の余裕を持つことが大切です。

4.危険なことは事前に教えておく

家の近所でも誘拐などがおきるなど子供の回りには危険が多く潜んでいます。知らない人には絶対についていかない、指示した道以外は通らない、迷ったらお店の人に聞くなど、子供が自分で危険を回避できるよう、おつかいを頼む前、出発する前に念には念を入れて教えてあげてください。

5.おつりが不要の買い物を頼む

お札を渡しておつりをもらうなど、買い物に負荷をかける頼み方は避けてください。高価な買い物は頼まず、おつりがないように丁度のお金を袋に入れて持たせてそのままお店に渡すことができる工夫をするなど、お金の扱いに不安があるうちは子供の負担を軽減してあげましょう。

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おつかいが終わったら…

おつかいが終わり子供が帰ってきたら、道中には何があったか、どんな人とお話したか、子供が嫌がらない程度にしっかりお話を聞いてあげてください。1人でおつかいができた子供は嬉しくてテンションが上がっているかもしれません。危険なことも良いことのように勘違いしている場合もあるので、話の中で注意が必要と思った場合は怒らず、なぜそこへ行ってはいけないのか、そのようなことをすると危険なのか、優しくしっかり伝えてあげてください。

おつかいを1人でするのは子供にとって大冒険です。ママやパパは自分が子供だったらどんな気持ちだろう…と考えてみてください。不安と期待に胸がいっぱいになりますよね。その分浮足立って危険が近づいていても気づかないかもしれません。おつかいに出す年齢は親がしっかり見極める必要がありますが、いざおつかいに出すと決めたら、無理を強いることなく簡単なことから少しずつ始めて自立を促してあげましょう