まだ言葉を発することが出来ない赤ちゃんですが、笑顔が見られるとそれだけでとっても幸せな気分になりますよね。
赤ちゃんの笑顔が見たい!そう願うお母さんのために、赤ちゃんの笑顔にフォーカスを当て、笑わない原因や笑顔を引き出す方法をご紹介します。
赤ちゃんが笑い出すのはいつ頃から?
赤ちゃんが笑い出すのはいつ頃からかご存知でしょうか?
生まれて間もなく笑顔を見せてくれたというお母さんもおられるでしょうが、実は赤ちゃんが意志を持って笑い始めるのは生後2~3か月を過ぎてからとされています。
それまでも笑顔らしき顔をすることはありますが、それは生理的微笑と呼ばれ、無意識に顔の筋肉を緩ませるために行われているものなのです。
赤ちゃんが笑わない原因は?
では、生後2~3カ月が過ぎているのに赤ちゃんが笑わない!そんな時にどんな原因が考えられるのかをご紹介していきましょう。
1.性格や個性によるもの
赤ちゃんが不快であることなどを示すために泣くことは、どの子も同様に行います。しかし笑顔に関しては、個人差が非常に大きいものです。
その為、良く笑う子もいればあまり笑わない赤ちゃんもいます。これに関してはさほど心配する必要はありません。
2.赤ちゃんが笑いのツボにはまっていない
大人にもお笑いのツボというものがあるように、赤ちゃんにもそれぞれ笑いのツボというものが存在します。
自分が好きなことをしてくれたら笑う、嫌いなことをされたら泣いたりぐずったりする、そこは好みの違いです。
どんな時に笑うのかというのを日頃から意識したいものですね。
3.お母さんの笑顔が少ない
お母さんや周りの接してくれる人が笑顔を自分に向けてくれると、赤ちゃん自身も笑顔を見せる機会が増えてくるものです。
しかし、笑顔なく淡々とオムツを変えているというような状態だと、赤ちゃんもあまり笑わなくなってしまいます。
4.サイレントベビーになっている
蛍光灯ベビー症候群とも呼ばれるこの症状は、感情表現が極端に少ない赤ちゃんを指す言葉です。
このケースに見られる赤ちゃんが笑わない原因は、両親の赤ちゃんに対する関心不足やコミュニケーション不足が大いにあります。
例えば、泣いているのに放置する、抱っこしてあげない、赤ちゃんの反応を無視するといったことを繰り返してしまうと、赤ちゃんはいつしか意思表示を辞めてしまうのです。
5.脳性麻痺によるもの
赤ちゃんが笑わない5つ目の原因は、脳性麻痺があるケースです。生後6カ月頃までは脳性麻痺があっても見過ごされることも多い為、注意が必要です。
脳性麻痺があるとうまく表情を作ることが出来ない為、笑いたくても笑えない状態が起こります。
6.自閉症によるもの
発達障害など自閉症気味の赤ちゃんも笑うことをしません。
ただこの場合は、笑いだけでなく泣くということに関してもあまり行いません。基本的に感情表現が乏しく、お母さんなどがあやしても無反応であるのが特徴です。
赤ちゃんを笑わせる方法
ではここからは、かわいい赤ちゃんをたくさん笑わせるための方法をまとめてご紹介しますね。
1.笑顔で接する
前述したとおり、赤ちゃんは接してくれる相手が笑顔だと同じように笑顔を見せるようになるものです。
そこで、くすぐりながら笑う、話しかけながら笑うと、ことあるごとに赤ちゃんに笑顔を向けてみて下さい。そうすることで赤ちゃんはまねっこをするようになり笑顔がだんだんと増えてきますよ。
2.出来るだけ多く話しかける
何かする度に赤ちゃんに声をかけるというのも、笑顔を作る大事なポイントです。
例えば「おっぱい飲もうね」とか、「あのお花きれいね」とか赤ちゃんに笑顔で話しかけることを意識しましょう。
また、赤ちゃんが発する音を真似して返すというのも大事なコミュニケーションとなります。自分が発したことに反応してくれるというのは赤ちゃんにとって非常にうれしいことですので、自然と笑顔が増えてくれるでしょう。
3.テレビやスマホなどは避ける
テレビやスマホなど音が出るものは赤ちゃんにとって刺激的なものではあります。しかし、これは一方的に発せられる音声であって、コミュニケーションを果たすものではありません。
そこで、出来るだけ電子機器は小さい頃は見せないようにして、生身の人間とのやり取りを増やすことを心がけてあげてください。
そうすることで自然と感情も豊かになってくるものです。
4.あやし方を変える
赤ちゃんにも大人同様に笑いのツボがあるというのは前述したとおりです。そこで、あんまり自分があやしたときに笑顔を見せてくれないなと思ったら、そのあやし方を変えてみましょう。
例えば、おばあちゃんや他の人があやしているのを真似してみるのも1つの方法です。また赤ちゃんがどんな時に多く笑うのかというのを日頃から観察しておくのも大切です。
赤ちゃんの笑顔は周りを明るくしてくれるだけでなく、赤ちゃん自身の感情を豊かにするのにも大切なことです。日頃から赤ちゃんの様子に気を配り、赤ちゃんが笑っていられるようにいろいろと工夫をしてみてくださいね。