薄着の季節になると半袖やノースリーブから見えるぷよぷよの二の腕って格好悪いものですね。
そもそも何故、二の腕って「だらん」となってしまうのでしょうか?その理由と引き締める方法についてご紹介します。
二の腕のだらしなさはなぜ起こる?
二の腕の「だらん」としたたるみは、老化のバロメーターです。
ちなみに二の腕とは、力こぶの筋肉である上腕二頭筋と「たるみ」を生む上腕三頭筋から成り立っています。この両者の筋肉のバランスもだらしなさを生む原因の1つです。
また姿勢の悪さから起こる背中のたるみも影響しています。これは背中が丸まってしまうことで、振袖筋である上腕三頭筋がたるんでくるためです。また同時にお腹が出るという弊害も生まれます。
さらに丸まった背中をしていると筋肉が衰えるので背中にお肉がついていまいます。そして、その重力に逆らえず脂肪が二の腕に流れてしまうのです。
またデスクワークなどを長時間する方に多いのですが、姿勢を保つことに疲れたお肉も二の腕に流れてくる傾向にあります。
この二の腕の筋肉は背中だけでなく、肩や首の筋肉とも繋がっているので、身体のスタイルも崩れ、遠い場所にあるお尻や足の筋肉の低下にも繋がってしまう危険性をはらんでいます。
さらに敢えて鍛えないと改善しない筋肉なので、エクササイズをするなどして、早期に改善させることが大切です。
二の腕を引き締める方法
では、手軽にできる二の腕を引き締めるエクササイズをいくつかご紹介していきますので、ぜひ試してみてくださいね。
1.バッグを使ったエクササイズ
通勤前などに簡単にできる、通勤かばんを使ったエクササイズです。
1.姿勢を正しく保った上で、肘を後ろに曲げて右手にバッグを持ちます。
※腕と床のラインを垂直に保つのがポイントです
2.肘の高さはそのままの場所で保ち、腕を上にゆっくり伸ばします
これを1セット10回として3セットを左右行ってください。可能であれば、腕を内側もしくは外側にねじってやると効果がさらにアップしますよ。
ちなみに、通勤バッグの重さはご自身の筋力に応じて選択するのがベストですが、10回連続でなんとか続けてできる程度の重さにしてくださいね。
2.二の腕ねじりエクササイズ
1.肘を曲げずに腕を水平に伸ばした状態で、肩の力を抜いて立ちます
※手の甲を上に向け床と水平に保ちます
2.小指が天井を向くように手首から手のひらを返します
3.10回繰り返したのちに、小指を天井に向けて5秒キープしましょう
3.二の腕&脇エクササイズ
1.頭の上に、右腕を持ち上げ左手で右手首を掴みます
※肘は耳につけます
2.左手で右手首をゆっくりと左に引っ張って、脇が伸びる位置で3秒キープします
これを左右それぞれ5回ずつ行ってください
4.二の腕卓上筋トレ
1.右手の肘を机におき、右手の甲に左手を重ねます
2.右手が机に倒れようとするのを、左手で3秒程度支えてキープしてください
これを左右5回ずつ繰り返しますが、ポイントは、息を止めずに行うことと、手首ではなく腕全体に力を入れることを意識することです。
どのエクササイズも非常に簡単で隙間時間でできるものばかりです。是非時間が空いた時に鍛えながら振袖だらりんな二の腕を卒業してしまいましょう。
二の腕を引き締めるとこんな効果が!
二の腕のたるみは全身のたるみを生むということは前述した通りですが、逆を言うと二の腕を引き締めるだけで全身を引き締めることが出来るといっても過言ではないのです。
では二の腕を引き締めることで得られる嬉しい効果をご紹介しますね。
1.肩こりや頭痛の解消効果
首や肩周りにある筋肉に起こっている緊張が緩和されるので、肩甲骨の位置が正常化し、肩のバランスが整います。それによって、肩こりやそれに伴う頭痛などが軽減します。また背中や腰の痛みの軽減も期待できますよ。
2.肥満の解消
代謝をあげる筋肉は背中に多く存在します。また脂肪燃焼に関係する細胞も肩甲骨周辺や脇などに多くある為、これらを鍛えてやることで褐色細胞がスムーズに働き、脂肪が燃えやすくなるのです。
3.冷え症の緩和
女性の多くが悩む冷え症にも二の腕の筋肉は関係しています。それは二の腕が比較的大きな血管を多く保有する首と繋がっていることがあげられます。それに伴い血流改善が図れることはもちろん、脇にはリンパが多く流れているので、リンパの流れも改善します。
4.便秘の解消
二の腕に筋肉が戻ると、骨盤周辺の筋肉や腹筋が正常に筋力を取り戻します。それによって、便を押し出す力も正常化し、便通が良くなることに繋がります。ひいては免疫力アップにも働くのです。
さらには、ぽっこりお腹の解消にも役立つため、スタイルを良く魅せることも可能です。
5.むくみの解消
二の腕が筋力を戻すと姿勢が良くなることから、身体のバランスが整い、足の筋肉が正常に働くのでむくみも解消されスッキリ美脚に近づくことが出来ます。
このように二の腕は身体の多くの部分と関係している為、簡単なエクササイズで日頃から鍛えておくことが大切です。