様々なダイエット法がありますが、こんなことで?と思うような珍しく、かつ効果があるものも多く見られます。
今回ご紹介したいのは、正座でお風呂に入ることで下半身痩せができる方法です。正座をしてお風呂に入るだけでなぜ痩せるのという疑問をひも解く5つの理由も交えてご紹介します。
正座でお風呂に入ると下半身痩せができるのはなぜ?
まずは、正座でお風呂に入ることで下半身痩せができる5つの理由をご紹介していきましょう。
1.身体が温まりやすい
ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれる部位であり、ここが温まることで血液やリンパの流れが促進されます。逆にふくらはぎが硬く動かないと、むくみや冷えの原因になってしまうのです。
正座をしてお風呂に入ると、お尻でふくらはぎを圧迫することになるので、加圧トレーニング効果をもたらし、全身の血流が格段にアップします。一度は圧を加えて血管に負荷をかけた後、一気に圧を解き放つことで反動が生まれるためです。
さらに代謝もアップしてくれることで下半身が痩せやすくなります。
2.デトックス効果
ふくらはぎをお尻で加圧してあげると血流がアップすることはもちろん、汗が出やすくなります。汗が出るということは、毛穴が広がってくれ、そこに詰まっている汚れや皮脂もキレイに流れてくれるので美容効果にも繋がります。
さらに、汗をかくことは身体の循環を上げ、むくみを作り出す余計な水分を排出することができるのでホッソリとした足に導くことが可能なのです。
3.ぽっこりお腹の解消で下半身痩せ
ぽっこりなお腹の方の多くが下半身太りをしています。その原因の1つとして挙げられるのが骨盤の歪みです。足を組んだり背中を丸めたり、左右不均等な姿勢により、身体の中央部に位置する骨盤から歪んでしまいます。さらに、骨盤の歪みは血流不全を生み代謝ダウンにもつながってしまうのです。
お風呂の中で正座をしてあげることで、浮力を感じながら体幹を安定させる必要があることから、自然と歪んだ骨盤を整えることができます。
それによって、血流も改善し代謝がアップするのでぽっこりお腹の解消ひいては下半身痩せに繋がるのです。
4.睡眠の質向上でダイエット
睡眠はただ寝ているだけと思いがちですが、成長ホルモンが分泌され、身体の修復をする為、痩せやすい体作りにも影響しています。
正座して入浴するだけで身体が温まり、副交感神経が刺激されるためリラックス効果にもつながるのです。
5.冷え症改善で下半身痩せ
下半身が太り気味の方の多くが、冷え性を持っているものです。特に夏場などはエアコンの効いた部屋にいるので、末端から冷えやすくなるものです。
しかし、お風呂に入る時に正座で入ることで得られる加圧効果は、末端の血流までしっかりと改善させてくれるので冷え症の改善はもちろん、基礎代謝のアップに非常に効果的です。
もちろん健康効果もアリ!
正座をしてお風呂に入ることは、下半身痩せの効果だけにとどまりません。美容はもちろん健康にも非常に効果をもたらします。
血流が上がると、身体の免疫機能が高まることから風邪などを引きにくくなります。また血流が改善することで、滞っている疲労性物質も流れやすくなることから、疲れにくくなる効果もあります。
また、骨盤の歪みが改善することで、生理痛の改善などにも繋がり、各種女性疾患の緩和にもつながります。
さらに膝の痛みや腰の痛みなどがある方にも、お風呂に入って正座をすることは効果的です。水中でなく正座をするのは膝の痛みがある方には辛いものですが、水の中だと浮力がある為、体重がダイレクトに膝にかかることがありません。また身体が温まった状態で動かすことになるので、膝にやさしくストレッチ効果も見込めますよ。
また正座をすると、姿勢が良くなることから腰の状態を安定してくれ、腰痛改善が期待できるのです。
正座でのお風呂の入り方
では、最後に正座でお風呂に入る方法を見ていくことにしましょう。
1.38度~40度程度のお湯を湯船にはる
2.湯船に入り、立膝の状態になる
※左右の膝、踵はぴったりとくっつけてください
※つま先は軽く開いておきます
3.ゆっくりと腰を下ろしていき、お尻を踵の上にのせて1~2分キープしましょう
4.楽な姿勢になり、いったん休憩します
左右の踵同士をぴったりとくっつけてあげることで、ふくらはぎにしっかりと圧がかかります。このポイントを忘れないようにしてくださいね。踵同士が離れていると骨盤の歪みにもつながるので注意が必要です。
またお風呂の温度が高すぎると、お風呂上りに水分が蒸発するときに乾燥してしまったり、シワができてしまうので、気を付けてくださいね。
毎日入っているお風呂の時間を利用したとっても簡単な下半身痩せのダイエット法をご紹介しました。水温と踵をくっつけるというポイントを押さえるだけと非常に簡単ですので、ぜひ毎日のお風呂タイムに取り入れてみてください。