メイクの仕上がりに差を与えてくれるアイライン。アイラインの入れ方によって全く雰囲気が変わってくるので、キレイに引ける方法を知っておきたいですよね。今回はまずアイライナーの種類についておさらいし、上まつげ・下まつげそれぞれのアイラインの引き方をレクチャー、最後にカラーアイライナーのおしゃれな使い方についてご紹介したいと思います。
アイライナーには種類がある!
アイライナーには主にペンシルアイライナー、リキッドアイライナー、ジェルアイライナーの3種類があります。それぞれ異なる雰囲気を演出できるので、目的(シーン)やなりたいイメージに合わせて使い分けると良いでしょう。
ペンシルアイライナー
ペンシルアイライナーはナチュラルな雰囲気、作り込んでいない印象を与えたい時に最適です。ペンシルアイライナーでラインを引いた後綿棒でぼかせば、自然でありながらも印象的な目元を作ることができます。
ペンシルアイライナーはブレにくいので、アイライナー初心者さんでも滑りの良いペンシルアイライナーを選べば心配いりません。3種類のなかでもペンシルアイライナーが初心者にとって最も手に取りやすいと言えるでしょう。
ペンシルタイプと繰り出しタイプ(カートリッジ式)のものがありますが、初心者なら自動的にペン先が削れてくれる繰り出しタイプの方が最初は使い易いでしょう。
リキッドアイライナー
アイライン初心者さんはリキッドアイライナーに「失敗しそう」というイメージを抱き避けてしまいがちですが、引き方を覚えればそこまで難しいことはありません。主に筆タイプとフェルトペンタイプがあり、筆先の細さも極細のものからしっかりしたものまで実に様々です。
アイライン初心者さんならフェルトペンタイプの方が安定して描きやすく感じるでしょう。アイラインを引くことに慣れてきたら、まつ毛の間の細かい部分を埋めたり、繊細なラインが引ける筆タイプも挑戦してみるとメイクの幅が広がります。
ジェルアイライナー
ジェルアイライナーには2種類のタイプがあります。まず容器に入ったジェルアイライナーを添付の筆に取りながらラインを引くタイプのもの。こちらは初め少し練習が入りますが、自分で筆につけるジェルアイライナーの量が調節できるので、慣れてくれば好みの太さのラインがスラスラっと引けるようになります。
そしてペンシルアイライナーのようにペンシル状(繰り出し式)になったタイプのものもあります。こちらはペンシルアイライナーと同じくペン先がブレにくいので、初心者にオススメです。ジェルアイライナーはどちらのタイプも発色が良いので、ペンシルアイライナーに慣れたけれどまだ正直リキッドアイライナーでキレイなラインが引ける自信がない……という方は繰り出し式のペンシルジェルアイライナーを試してみると良いでしょう。
どのタイプのアイラインも、多くの化粧品ブランドでブラックとブラウンのカラーが揃っています。ブラックはキリッとした印象、ブラウンは柔らかい印象を与えやすいので、自分がなりたいイメージに適した色を選びましょう。
アイラインの引き方~上まつげ~
上まつげのアイラインは、いきなり目頭から描き始めるのではなく、「目の中央または目尻から始める」ことがポイントです。
ペンシルアイライナーの場合は目尻から目の中央に向かい、まつ毛の間を埋めるように少しずつラインを引いていきます。指で少し瞼を持ち上げるようにするとラインが引きやすく感じるでしょう。リキッドアイライナー/ジェルアイライナーの場合は目の中央からラインを描き始めます。この段階ではまつ毛のラインを一気になぞるように描きます。目尻のラインを心持ち(1mm~2mm)長めに描くと自然な印象を与えます。
次に目頭から目の中央のラインを引いていきます。ペンシルアイライナーの場合はこちらもまつ毛の間を埋めるように少しずつ描きましょう。これによってまつ毛が増えたような印象を与え、マスカラのみよりも目がくっきりとして見えます。リキッドアイライナー/ジェルアイライナーは目頭から中央まで一気に細めのラインを引いていきます。
最後に、2つのラインを自然に繋ぐと上まつげのアイラインの完成です。リキッドアイライナー/ジェルアイライナーの場合はこの後まつ毛の間を細かく埋めていきます。
最後に仕上げとして目の中央、黒目の上のラインを気持ち太めにすると、黒目がちでつぶらな目元を演出することができますよ。
アイラインの引き方~下まつげ~
ナチュラルなメイクに仕上げたい時は上まつげのアイラインで十分ですが、少しハッキリとした目元にしたい時は下まつげにもラインを引くと良いでしょう。下まつげのラインは自然に仕上げたいので、ペンシルアイライナーを使うのがオススメです。
下まつげのアイラインは目尻から描き始めます。目尻を太め、目の中央に向かっていくにつれだんだん細くなるようにラインを引くと自然且つ印象的な目元になります。ラインは目の中央より少し手前で止めると良いでしょう。目頭からもラインを引く方法もありますが、目全体が強調され過ぎてキツい印象を与えてしまう恐れがあるので、初心者の方にはあまりオススメしません。
また、ブラックやブラウンではなくホワイトのペンシルアイライナーで下まつげの内側の粘膜部分にラインを入れるのも良いでしょう。ホワイトを使うことで目全体が大きく見える効果があります。少しパールがかったホワイトを選ぶとおしゃれでな印象になりますね。
カラーアイライナーの使い方
パーティーなど普段あまり行かない場所に出かける際は、ドレッシーな雰囲気のメイクにしたいですよね。それを叶えてくれるのがカラーアイライナーです。
アイシャドウならまだしも、カラーのアイラインなんて失敗しそうで挑戦できない!と思う方も多いかもしれません。でも心配はご無用。アイシャドウよりもカラーアイライナーの方が手軽に使え、更にフレッシュな印象を与えることができるのです。
カラーアイライナーを使う時のポイントは、「使う場所を絞る」こと。いつものアイライン(上まつげ)を引いた後、例えば目尻のみ、下まつげのみなど、アクセントを加える感覚で使うと良いでしょう。
カラーは化粧品ブランドによってボルドー、ネイビー、ブルー、グリーンやカーキなど様々な色が揃います。アイシャドウと合わせて使う場合はアイシャドウの色味と同系色のカラーアイライナーを選ぶとメイクに一体感が出て美しさがアップしますよ。
アイライナーの種類、上まつげ・下まつげのアイラインの引き方、そしておまけとしてカラーアイライナーをご紹介しました。アイラインはメイクの幅をぐっと広げてくれる心強いアイテムです。アイライン初心者の方でもこのガイドに沿って練習すれば、きっとアイラインを活かしたメイクがマスターできますよ。アイラインをマスターして、メイクをより楽しんでくださいね!