低GI食品「オートミール」を取り入れたダイエットのやり方

ダイエット方法には様々ありますが今回は話題の低GI食品「オートミール」を取り入れたダイエット法とその他の効果についてお届けしましょう。

ただ低GI食品を取り入れればいいだけではなくより効果的な方法とポイントをご紹介しますので是非参考にしてくださいね。

「オートミール」とは？

まずは低GI食品の一種である「オートミール」について見ていきましょう。

分かりやすい例でいうと朝食におすすめのグラノーラと原材料が同じです。いずれもオーツ麦と呼ばれる穀物が原材料です。

オーツ麦を脱穀し、食べやすいようにと蒸した後にさらに平らにつぶしたものを指します。名称のミールという単語は食事という意味があります。

食物繊維や亜鉛、マグネシウム、鉄分といったミネラルが豊富であり、グラノーラよりもダイエット効果が高いと人気の食材です。

ではオートミールを食べることで得られる効果をご紹介していきましょう。

食物繊維が豊富であることから便秘解消に有効とされています。また不溶性食物繊維、水溶性食物繊維の両方を含んでいるので便秘の種類を選ばないばかりか、腸内環境を整える効果ももっています。

オートミールに含まれる食物繊維のうち水溶性のものは、血液中のコレステロールを低下させる働きを持っています。

聞いたことがある方も多いでしょうが、コレステロールにも善玉と悪玉があり善玉を増やすためには水溶性食物繊維の働きが欠かせないのです。さらに動脈硬化や高血圧の予防にも有効とされています。

オートミールはさらに発がん性の物質を排除する働きも持ち得ているのです。これも腸内環境の整備に関係した作用であり、有害物質を外に出すことで健康を維持できるとアメリカのガン研究協会により報告がなされているのです。

血液中のコレステロールを下げるという意味においては、血液循環を促進することに繋がります。よって心筋梗塞や脳梗塞にかかるリスクも下げてくれるのです。

女性は男性よりも貧血にかかる人が多いとされています。しかし鉄分が玄米に比べてもさらに2倍も含まれており、白米においては5倍も含有しています。そこで貧血の予防や改善に一定の効果をもたらすことが期待できます。

便秘が解消されるという意味合いからいうとデトックス効果も半端なく、美肌効果もあるとされています。また身体の中からきれいになれるので、一時的ではなく美肌効果が持続する点がうれしいですね。

最後にご紹介するのがみなさん期待のダイエット効果ですね。GI値、つまり食後の血糖値の上昇が少ないので脂肪が蓄積されにくくなります。

太りやすいと言われる砂糖が109なのに対し、オートミールは55と半分程度しかありません。また食物繊維が豊富であることから消化に時間を要し、満腹感が持続する効果もあります。

つまり、美容と健康の両側面に効果のある食材だと言えます。

では早速オートミールを用いたダイエット方法を確認していくことにしましょう。

低GI食品であることから、お米をオートミールにかえるというのがみなさん考えつくことでしょう。しかしいきなり3食すべてのお米をオートミールに変えるのは無理があります。

そこで置き換えダイエットではあっても、まずは3食の１食のみを置き換えましょう。

もっともやりやすいのが朝食をオートミールにする方法です。牛乳もしくはお水などで煮込んで雑炊だったりリゾットにする方法をとったり、フルーツとともに食べるという方法も可能ですね。

少ない量でもお腹が満たされるのでお昼まで十分持たせることができるでしょう。

もう１ステップ上の方法としては夕食をオートミールに変えるという方法です。こちらも最もダイエットには効果的です。それは夕食後の夜は基本的にカロリー消費量が少ないため、あまり多くのカロリーを必要としていないからです。逆に普通通りの食事を取ると消費しきれないカロリーは脂肪となってしまうのです。

夜の場合は、身体を冷やしたりしないようにリゾットだったりスープとして取るのがおすすめです。１食当たりのオートミールの摂取量は約30グラム程度にしましょう。少なく感じがちですが、これでも100～120キロカロリーはあり、スープなどにすると他の材料も加わるのでまだ増えていきます。

腹持ちはいい食材なので上記の量に抑えて、１日の摂取カロリーを１週目は1200キロカロリー、2週目以降を1300キロカロリー程度におさえるのがポイントです。夜の摂取カロリーが300キロカロリーとしても朝と昼は、450～500キロカロリー取ることが可能です。

あまり細かなカロリー計算は不要ですが、ひとまず１食をオートミールにかえることで身体の中から健康になりダイエットを目指しましょう。お通じもスッキリで健康的に痩せることが期待できますよ。