気づけば脇の周りから背中にかけて汗で濡れている、汗ジミがついてしまうのが気になるという女性も多いのではないでしょうか。またそれだけではなく、酸っぱい臭いを放ってしまうので周りの人にもマイナス印象を与えてしまうものです。
そこで今回は脇汗が増えてしまう原因とおすすめの抑制方法をご紹介します。
正常な脇汗の量はどのくらい?
ちなみに正常な脇汗の量とはどのぐらいなのでしょうか?割と多いイメージがあるかもしれませんが、スプーン1杯程度とされています。つまり1日にかく身体全体の汗の量の1%程度にすぎないのです。
もちろんこれは季節によって変動しますし、個人差はあります。ただしそこまで多い量ではないということを知っておきましょう。
脇汗の量が増える原因
ここからは脇汗が増えてしまう原因を確認していきましょう。
1.ストレス
人前で何かを発表しなくてはいけないなど緊張する場面があると脇汗は増えてきます。これは精神的発汗が影響しており、緊張やストレス、不安な状態になると脇から汗が増えてくるのです。
2.食生活
食生活のバランスが悪いことも脇汗増加に繋がります。具体的には以下のような食品を良く食べる人に多発しがちで、臭いも強くなりがちです。
・動物性の脂肪を多く含む食品
・お肉
・インスタント食品
・お酒
・辛いものなど刺激物
3.運動不足
運動をあまりしないことも脇汗に繋がります。普段から身体を動かしていると発汗がスムーズになりますが、運動不足だと汗腺が休眠状態になり、室温の上昇とともに脇汗が発生するのです。
4.肥満
体型も脇汗に繋がります。脂肪が身体の中に層をなしているため、熱が体内にこもり汗が増えてくるのです。
5.ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンが乱れることで自律神経も乱れ、気温などに関係なく汗が増える傾向が生まれます。いわゆる「ほてり」という症状です。
6.ワキガ
アポクリン腺が多いことで発生するワキガが原因となり、汗が増えるのはもちろん臭いを発生することがあります。
7.脱毛によるもの
レーザー脱毛後に脇汗が増えるというケースもあります。これは正確な因果関係ははっきりしませんが、脱毛により汗腺を刺激していることが考えられます。
増える脇汗を抑える方法
ここからは脇汗が増えるのを抑える方法をご紹介します。
1. 制汗剤
脇汗を抑えるのに最も手軽なのは制汗剤を使用する方法です。
お出かけ前に脇の下に塗ることで脇汗を防ぐことができます。お肌に直接塗るものですので、無添加の医薬部外品を選ぶと良いと思います。おすすめは「サラフェプラス」です。1日たった1回塗るだけで効果が持続するのでお手軽さが魅力で、お肌にやさしいので毎日使えるという点でも女性に人気の商品です。
25日間の返金保証制度もあるため、試しに使ってみて合わなければ返金してくれるのも安心なポイントです。まずはお試しで使っていただいても、損はない制汗クリームです。
2. ミョウバン水
収斂作用をもつミョウバンが含まれているミョウバン水も脇汗に効果的です。
細菌効果も持ち合わせているので、汗のにおいも防ぐことできるのが大きなメリットでしょう。ミョウバンは薬局などでも販売されていますが、100均で取り扱われているものもあり、それで十分効果を発揮します。
水道水500ミリリットルに対し、ミョウバンを20グラム溶かしたら、スプレーボトルなどに入れて脇にかけてください。
3. ツボを刺激
てのひらにあるツボを刺激することで脇汗を抑えるという方法もあります。
1つ目は小指の下側にある「こうけい」と呼ばれるツボです。握りこぶしを作った時に、てのひらと小指の付け根にできる三角形の部分がそこにあたります。
2つ目は手首に存在するツボで「いんげき」とよばれます。薬指からまっすぐ下に下ろした手首部分にあります。
こまめに刺激することで汗を止める効果と、精神的に落ち着ける作用を持っています。
4. 食生活の改善
前述したお肉や動物性脂質を含む食べ物を控えることで、脇汗を防止できます。また女性ホルモンを安定させるためには、エストロゲンに似た栄養素であるイソフラボンを取ることも有効です。
具体的にはお豆腐やお味噌、納豆などがそれにあたります。お味噌汁などにしてとるのもおすすめですよ。
また、体内の熱を発散させるためにおすすめなのがカリウムを含む食べ物です。カリウムは夏野菜に多く、ナス、トマト、ゴーヤ、キュウリなどが該当します。積極的に取り入れるようにしましょう。
5.ボトックス注射
これらの脇汗対策をしてもなお、脇汗が改善しないという方はボトックス注射による治療方法をとるという選択肢もあります。このボトックス注射は汗を出す神経物質をブロックすることで制汗に働きかけてくれます。自由診療ではありますが、重度の場合は保険の適用も可能です。
脇汗にお悩みの方はまずは食生活などの生活習慣を見直し、プラス制汗グッズを取り入れましょう。