最近ニキビができやすくなったと感じたことはありませんか?思春期を過ぎるとニキビの発生が落ち着き、喜んでいたのもつかの間。毛穴も発達し、本来であればできにくい状態になっているはずのニキビが、なぜ大人になると繰り返しでき始めるのか。その理由について解説していきたいと思います。
憎き大人ニキビとサヨナラするためには、再発する理由をしっかりと把握し、根本から解決していくことが大切です。さっそく大人ニキビについて学んでいきましょう。
大人ニキビとは?
ニキビ自体の原因としては、皮脂・アクネ菌が溜まり炎症を起こしてしまったために、角栓が毛穴をふさいでしまうことです。
皮脂の除去や炎症を抑制する治療を行えば改善すると思われている方も多いのですが、それでは根本的な解決には至りません。その理由は、角栓が毛穴をつまらせるという要因自体を解消できていないためです。
なぜ角栓が詰まるのか
毛穴は年齢とともに大きくなり、思春期を過ぎると角栓が詰まるほどの小ささではなくなってきます。つまり、毛穴がなんらかの理由で小さくなってしまうことで、大人ニキビが発生してしまうということです。
毛穴が収縮する原因
毛穴が小さくなる理由には、男性ホルモンが関係しています。男性ホルモンが多すぎる状態が続くと毛穴は収縮し、角栓を詰まりやすくさせていたのです。
実は、大人ニキビを繰り返す理由にもホルモンは大きく関わっているといえます。
再発を繰り返す理由は?
1.ホルモンの乱れ
先にお話した通り、ホルモンが乱れることでニキビは繰り返されやすくなります。女性のホルモンバランスは月経期を中心に変化しています。
・生理前…ニキビが発生しやすい
・生理中…肌の回復期
・生理後…肌トラブルが起きにくい
女性はこの3つの段階を日々繰り返していることになります。このバランスが崩れたり乱れたりすると、当然肌は回復できなくなり、トラブルを起こしやすくなってしまうのです。
2.ストレス
仕事が忙しくなったり、プライベートな問題で悩まされる日々が続いたり、忙しさに追われて気にしていなかったとしても、体はダメージを受けています。
ストレスがかかりすぎると、新陳代謝は低下し、肌の生まれ変わり周期にも変化を及ぼします。肌が正常に生まれ変わらないということは、ダメージが蓄積された肌が残り続けることになります。
すると炎症を起こしやすかったり、ニキビ予防や肌にとって大切なビタミンCの多量消費にもつながっていくのです。
3.睡眠環境の悪化
新しい健やかな肌を育てるには、睡眠の環境を整えることが必要です。それは良質な睡眠をとることで、肌の細胞を周期的に新しくすることができるためです。
ついつい夜更かしする日が多かったり、快適に眠れる寝具や寝室を整えられていなければニキビを繰り返してしまっても仕方ないといえるでしょう。
4.食生活の偏り
大人だからこそ疎かにしがちなのが食生活ですね。思春期真っただ中の学生時代には、親が用意してくれる食事で栄養を摂取することができていても、大人になると自分で管理しなくてはならなくなります。
適当に済ませてしまうと、自覚はなくても脂質や糖質、添加物の多い食事が多くなってしまうのです。皮脂量過多や分泌を促進するのもこの摂り過ぎている栄養素が要因のひとつとなります。
5.お酒
成人すればお酒もたしなむようになります。しかし毎日のように飲酒を続けていると、肌質の悪化だけでなくニキビを作りやすいコンディションを生み出すことに。
お酒は肝臓の働きを悪くさせるほか、ビタミンB群を多く消費してしまいます。肝臓はデトックスのためにとても重要で、本来であれば排出されるべき毒素がお酒にその働きを取られてしまうことで、肌や体内に残ってしまう恐れもあります。
そうすると肌表面にニキビなどの炎症が生じたり、肌を乾燥させるというループを作り出すことになってしまうのです。
サヨナラする方法
大人ニキビを繰り返す原因の中で当てはまるものがあった方も、そうでない方も、そんなループからサヨナラし、健やかな肌作りを始めていきましょう。
まずは、お顔の血行を促す習慣をつけることです。
お顔マッサージ
1.まず両手の親指を顎の真ん中にそえます。
2.そこでぎゅっと力を入れ、指圧していきましょう。
3.そのまま輪郭に沿って耳までさするという流れを5回続けて下さい。
4.次は鎖骨にうつります。鎖骨のくぼんだ部分に親指以外の指を入れ、内から肩方向へさすりましょう。
5.最後にわきを全体につまみます。詳しいやり方は動画で確認してくださいね。
顎の大人ニキビに効くツボマッサージもおすすめです。
睡眠習慣を整える
睡眠環境を良くするには、寝具などを良いものに変えるだけでなく、起床してから夜寝るまでに取り入れたいポイントがあります。
1.起床時は必ずカーテンを開けて、お日様の光を体に浴びよう
2.朝はスープでも良いので、軽くお腹に入れること
3.電車通勤なら家から駅まで歩く、会社から駅まで歩くというように、15分程度は歩く習慣をつける
4.夜眠る3時間ほど前にストレッチなどの運動をしよう
5.お風呂は必ず湯船につかる
6.ベッドに入ったらスマホは置いて、触らないこと
この6つを意識した生活を送るだけでも、体のリズムが整い寝付きやすくなります。軽い運動で適度に体を疲れさせておくと、寝つきがよくなるので夜更かしすることもなくなるでしょう。