子供が生まれた時、“絶対この子を幸せにしてあげられるママになろう”と、誓ったお母さんも多いでしょう。
・立派な母親に
・子供のためなら
・完璧にしなくちゃ
こんな言葉でいつの間にか自分を縛り付け、育児による大きなストレスを抱えてしまうママが増えています。子供は確かに母を必要とし、あなた無しでは生きられない守るべき存在ですが、ストレスを抱え込んだままではお母さんの心と体が壊れてしまう恐れも。
今回は、育児ストレスを上手に解消する方法についてご紹介していきます。まさか私が?と、ありえないことに感じている方も、原因やどんな状態になるのかをしっかり確認してみてください。
育児ストレスの原因って?
ではさっそくどんなことが原因でストレスが生まれてしまうのか、みていきましょう。
自分のリズムで生活できなくなる
結婚をすることでも、自分ひとりだけのリズムで生活していた時とは異なり、ストレスを感じることもあります。でも相手も大人であれば、言葉や態度で伝えることで、自分のリズムを多少確保することは可能でしょう。
ただ相手が赤ちゃんの場合はそうはいきません。あなたがどれだけ寝不足で疲れていても、赤ちゃんにそれを伝えて休ませてもらうことは難しいです。
子供に“私疲れてるの”なんて言えるお母さんはほとんどいないでしょう。疲れたとき、眠りたいとき、家事を済ませたいとき、あなたが自分のリズムで生活したくてもできないことが当たり前になってしまうのです。
孤独
母親と同居している人や、近くに仲の良い友達がいる場合は、困ったときに助けてもらうことができるかもしれません。しかしそうでない家庭もたくさんあります。
両親に頼るにも住まいが遠く離れていたり、旦那様の仕事が忙しくて協力してもらうことも難しかったり。さまざまなケースでママは孤独に陥りがちです。
また、働いていた頃は嫌でも接していた“社会”という場所から孤立したような気持ちになってしまうことも。
・誰も自分を見ていない
・何をしても誰にも評価されない
・助けを求める人もいない
これではストレスを感じてしまっても仕方ないといえるでしょう。
情報に左右されやすくなる
近年はネットで何でも調べられてしまう時代です。他のお母さんの育児のやり方や子供の成長具合、立派に見える他のママたち。
そんな情報や他人と比べてしまうことで、自分だけがちゃんと育児できていない、自分はダメなママなんだと、自身を責めてしまうようになるのです。
お化粧やお洒落をすることができなくなる
女性にとって、少しでも綺麗でいること。女性らしくいること。どちらも大切で自信の糧になるものです。でも、子供ができるとどうしてもそのために時間を割くことができなくなります。
また、子供と遊ぶための服装を着るようになったり、外に出かける時は欠かさなかった巻き髪もアクセサリーも、楽しむことは難しくなってしまうのです。
そんなことは子供が宿った時覚悟していた。子供が第一優先なんだからお洒落なんてどうでもいい。そう思うお母さんがほとんどかもしれませんが、そこにストレスがかかっていないかとうと、そうではありません。気づかないうちにどんどん追い込んでしまっていることもあります。
いかかでしたでしょうか。当てはまるものがない方の方が不自然なくらい、育児をしているお母さんにはありがちなことばかりです。
どんな状態になるの?
育児ストレスを抱えるママの状態は、とても不安定です。
自分ばかり責める
“私が効率よく、要領を得てないから他のママよりもうまく育児ができないんだ”
“私がダメな母親だから、この子は泣いてばかりなんだ”
こんな風に思い込んでしまうようになります。
突然涙が止まらなくなる
子供をあやしているとき、料理をしているとき、掃除をしているとき、ふいに涙が止まらなくなったりします。これは体が涙を出すことでストレスを解消しようとしているからなのです。
上手に解消する方法
では、どうすればこのストレスのループから解放されることができるのでしょうか。
気持ちを書き出す
まずはあなたの気持ちを知ることから始めます。どんなことに疲れて、どんなことにイライラしてしまうのか、知ることができれば解消する方法を見つけ出すことにつながります。
パパに書き出した内容を見せてみよう
言葉ではうまく言えなくても、紙に書くことで本音を伝えることができることもあります。また、全てを分かることができていないパパに対して、教えてあげることでサポートしてくれる範囲も広がるでしょう。
眠る
とにかく眠ってください。ミルクの作り方を教えて、昼間でも夜でもかまいません。自分ひとりで熟睡できる時間を作らせてもらってください。3時間でもかまいません。
眠ると喧嘩して怒っていたことも、どうでもよくなったことってありませんか?今感じているストレスも、眠ることで緩和されることがあるのです。
「あ~よく寝た!よし!がんばろう」
と、口に出してみましょう。子供のことが気になって眠れないかもしれませんが、目を閉じて何も考えず横になるだけでもよいのです。体を休めてあげるだけでも頭がクリアになってきますよ。
完璧を求めない
子供にとってどんなママが完璧で素晴らしいかは、ママにも分かりません。今あなたが精いっぱい頑張っているなら、それが答えで正解なのです。
だって、ママはあなたなのですから。あなたなりの愛情を注いで、あなたなりに子供を笑顔にできているならそれで大丈夫。
それでもあなたが気づいていないだけで、心はもっと疲れているかもしれません。支援センターや乳児院、一時預かりでもなんでもよいです。少しの時間だけでもあなたの心を休める時間をもってみてください。
ママが笑顔なら子供も安心します。あなたが幸せであること、笑顔であることが大切だということも忘れないでくださいね。