結婚が決まり、「本当に結婚していいのかな」と考え込む人のことをマリッジブルーといいますが、逆に結婚が決まってハイテンションになってしまうウエディングハイで、浮かれる友達もいます。確かにおめでたいことだけど、そのテンションに巻き込まれて振り回されてしまうことも多いのです。そこで今回は、友達のウエディングハイへの対応について、詳しくご紹介します。
被害者が多い
ウエディングハイという言葉をご存じでしょうか。結婚が決まり、うれしくてたまらないために、周りを巻き込んでしまう人の行動を指していう言葉です。それは結婚がまだ決まっていないあなたのひがみや妬みからそう感じるだけなのでは、という指摘もありますが、実際に被害を受ける人は本当に多いのです。
何度も結婚報告をされた
SNSでつながっている友人関係も増えてきたため、結婚の報告をメールやLINE、はたまたインスタグラムやツイッターにまで繰り返し投稿する人に、周りはうんざりしています。おめでたいことだけに、批判もできない被害者は増えていくばかりです。
イベントの日に結婚式
一生の記念だからと、クリスマスやバレンタインのようなイベントの日、また普通は遊びに出掛けたい連休に結婚式をするという友人。予定を繰り回して出席したら、「せっかくのイベントに相手がいないみんなに幸せをおすそわけします」と言われて友人関係が冷えてしまったという人もいます。
スピーチや余興に注文
「一生に一度のことだから」とお願いされたのに、注文をつけてくる、「一生に一度のことだから失敗したくない」と大泣きされたり、振り回される人は少なくありません。
友達だから、おめでたいことだから、と言い聞かせていても、スルーできないようなことを言われてカチンときている人も多いのです。中には相手の言動や行動に「それってウエディングハイじゃない?」という人もいますが、大多数は黙って耐えている、もしくは今後距離を置こうと決意しているのです。
ウエディングハイに多い行動
自分が幸せなあまり、ついしがちなウエディングハイの人の行動を詳しく見ていきましょう。
幸せアピール
結婚がうれしいのは分かりますが、独身の友人に結婚や出会いを勧めたり、「結婚っていいものだよ」と自分の考えを押しつけてしまう人がいます。悪気はないと分かっていても、聞かされる側はイラッとすることも少なくありません。
さらに彼との出会いや結婚式の準備などを逐一SNSに投稿し続け、周りの人をうんざりさせてしまう人もいます。自分にとっては人生の一大事ですが、何度も同じ話を聞かされ、我慢して付き合っているという人もいるのです。
お祝いしてくれるのを当たり前と思っている
おめでたいことなんだから、みんなが祝ってくれて当たり前、とお返しをきちんとしなかったり、逆にお祝いしてくれない人の悪口を言って回る人もいます。招かれる方はあまりいい気持ちはしません。
ゲストのことを考えない行動
出し物のリクエストをしたり、寒い時期や暑い時期にゲストのことを考えない外での挙式、送迎バスの手配やお車代がなかった、新郎新婦の趣味が優先された挙式など、ゲストの気持ちを後回しにした結婚式は、ゲストを幻滅させてしまいます。
その他、結婚式の相談を独身の友人にしてしまう、またブーケトスで独身の友人を指名するといったことをしてしまうのもウエディングハイと受け取られます。
友人への対応
ウエディングハイにうんざりしてしまっても、大切な友人の結婚式ですから、対応する側の方が大人の対応をしましょう。さりげなく言葉や態度で伝えれば、友人の側も「ちょっと浮かれすぎたかも」と気がついてくれるかもしれません。
1.きちんと指摘する
友人であるなら、「ちょっとハイになってない?」と伝えることも必要です。ただしあまり何度も指摘するのではなく、「あなたの気持ちも分かるけど、こうしたほうがいいよ」ときちんとアドバイスしましょう。
2.SNSを見ない
イライラさせられてしまうなら、SNSを見ないようにしてみましょう。見てくれてないの、と言われるようなことがあれば、「ごめん、今忙しくて」と言えば角も立ちません。
3.距離を置く
ウエディングハイは一時的なものなので、結婚生活が始まればだんだんと現実に引き戻されていくので、さりげなく距離を取るのも一つの方法です。
4.ウエディングハイの話題を出す
あくまでも例え話として、ウエディングハイで困った話をしてみましょう。会社の同僚にこういう人がいて振り回されちゃった、と大げさに言ってみることで、気がついてもらえる可能性があります。
5.話を聞くぐらいは付き合う
そんな時期もあるよね、と割り切って付き合うのも一つの方法です。どうしても耐えきれなくなったら、1回2回誘いを断っても、話を聞いてあげたという実績があるので気が楽なはずです。
あまり指摘しすぎたり、愛想のない態度を取ると、逆に「妬んでる?」と受け止められかねないので、さりげなく行動しましょう。
気をつけよう
自分がその立場になった時に、ウエディングハイにならないために予防法も覚えておきましょう。
相手のことを考えて行動する
普段の友達づきあいでもいえることですが、自分のことよりもまず相手の事情や立場を気遣って行動する、声をかけることが大切です。
人のアドバイスは受け入れる
ウエディングハイになっていても、それを指摘してくれる人はまずいないことがほとんどです。それでもアドバイスや注意をしてくれる人は、自分のことを考えてくれている、と受け入れるようにしましょう。
自分の言動や行動が、周りからどう見られているのか、自分を客観的に見ることも大切です。自分も同じ立場になることを考え、友達のウエディングハイを上手にかわしていくようにしましょう。