すっきりしたラインの小顔にあこがれるものの、顔がむくみやすい、また加齢による顔のたるみなどで二重あごが気になるといった人にとって、髪型は大きな問題です。いつもと同じヘアスタイルだと、かえって顔を大きく見せてしまっていることもあります。
年齢を感じさせない、かつ二重あごやシワなどをカバーする髪型はあるのでしょうか。今回は自分の顔の形に合わせ、顔の大きさをカバーすることができるヘアスタイルについて、詳しくご紹介します。
髪型で顔の大きさはカバーできる?
痩せているとしても、顔の骨格は生まれつきのものであるため、大きく変えることはできません。また年齢を重ねるに従い、あごや鼻、口などは変化し、また横に広がっていきます。それに加え、加齢と共にあご周りに肉がついてたるみが起きたり、髪の毛が少なくなって額などが広く見えてくるといったことも起きます。
こういった顔の形の変化をカバーするために、ヘアスタイルを工夫することは有効な手段です。また髪の毛のボリュームも年齢で変化しますので、10代20代と同じヘアスタイルを30代40代と続けて行くのは難しいといえます。
もちろん小顔にするためのマッサージなど、直接顔のラインを変えていくことも必要ですが、髪型を工夫し、顔の悩みをカバーすることも考えていきましょう。
顔の大きさのタイプ
一口に顔が大きいといっても、人の顔の形にはいくつかタイプがあり、その顔のタイプに合わせたヘアスタイルを考えていく必要があります。
顔の形のタイプは、以下の4つに分けられます。
丸顔タイプ
頬からあごにかけてのラインがふっくらとしていて、顔全体が丸く、小顔には近いのですが顔の縦と横の長さがほぼ同じなため、顔が幼く見えます。
面長タイプ
顔が楕円形のタイプで、目と目が近く、老けて見られがちな顔型です。
ベースタイプ
えらが張っていて、顔が角張っているタイプです。男性っぽいイメージが強く、また平面っぽく見られてしまう傾向にあります。
逆三角形タイプ
こめかみのあたりが出っ張っている、いわゆる「ハチが張っている」頭の形で、あごは細いのですが全体的なイメージがきつい感じがする顔のタイプです。髪型がどうしても四角くなりがちなタイプです。
それぞれの顔の形は生まれつきのものなので、美容整形をしたりそれこそ骨を削ったりするという方法で形を整えることも不可能ではありませんが、時間もかかりますしそれだけで解決するわけでもありません。ヘアスタイルを工夫すればどんな顔のタイプであっても、顔を手軽にすっきりと見せることはできます。
顔の大きさがカバーできる髪型は?
ヘアスタイルで工夫すべきポイントは、前髪、髪の分け目、さらに髪の毛のボリューム、髪の毛の長さがあります。これらに変化をつけることで、顔の大きさをカバーすることが可能となります。
具体的に顔の大きさをカバーする髪型とそのポイントをご紹介します。
丸顔タイプにおすすめの髪型
丸顔タイプの人は、縦横の顔の長さがほぼ同じなので、それを意識させないようサイドヘアで頬の丸みを隠すようにしましょう。また前髪がぱっつんとしていると、それだけで幼く見えがちなので、分け目をいれて見える顔の部分を菱形になるよう意識することが必要です。丸顔の場合はセンターに分け目をいれるヘアスタイルがおすすめです。
面長タイプにおすすめの髪型
サイドにボリュームを持たせた髪型が面長タイプの人にはおすすめです。ただしストレートヘアだと、顔の線を逆に強調してしまうので、ボリュームを持たせるのがおすすめです。またしっかり前髪を作ることで、見える顔の部分が小さくなるので、若く見られます。
ベースタイプにおすすめの髪型
顔のラインが強調されてしまいがちなベースタイプの人には、顔周りの髪の毛にボリュームを持たせます。またヘアスタイル全体を立体的にふっくらとさせることで、のっぺりした顔の印象を目立たなくさせましょう。ベースタイプの人の場合も、ストレートヘアだとえらの部分が強調されてしまいますのでおすすめできません。
逆三角形タイプにおすすめの髪型
ハチの部分を強調しないよう、トップにボリュームを持たせます。またあご周りに髪の毛のボリュームを出すことで、とがったあごをカバーします。また額を少し出すことで、ハチを目立たなくしましょう。
またストレートにするよりもパーマをゆるくかけてボリュームを出す方が、小顔に見せてくれる効果があります。さらにロングの髪の毛は顔の形をカバーしやすいのですが、ショートでもカットの仕方で十分に顔の形をカバーすることができます。短くしすぎると逆に顔のラインが目立ってしまうこともあるので、髪の毛の長さは顔のタイプも考えて自分にあった長さを選ぶことが必要です。
特にショートヘアの場合は、前髪で小顔に見せることが可能なので、ヘアカットを立体的にすることでボリュームを出しつつすっきりとした印象に仕上げ、ロングとはまた違った小顔対策が可能です。
ヘアカラーやアイテムも活用しよう
小顔に見せるためには、ヘアスタイルももちろんですがヘアカラーも活用しましょう。学校や職場で制限がある場合は難しいですが、問題がなければ髪の毛の色を変えることで全体を軽く見せることができるので、おすすめです。
また大きめのリボンやヘアピンなどを使い、視線を逸らすことも有効です。もちろんヘアスタイルにこだわることも必要ですが、やはり一時的な対策なので、きちんと小顔にする努力も必要です。
最近ではスマホの見過ぎであご周りの肉がたるんで、若くても二重あごになる人が増えてきています。早めの対策が必要なので、今から毎日のスキンケアにたるみを防止するクリームを取り入れて行きましょう。