顔のしわって、気になりますよね。でも表情や見る角度によって、すごくしっかり刻まれたしわになっていると思うことがあれば、あまり気にならないときもあったりして、ついつい「見えないフリ」をしたくなっちゃいます。
そんなしわの中で、見たくなくてもどうしても目についてしまうのが、おでこのしわ。パッと顔を見た瞬間に目についてしまう場所なので、鏡を見ている自分だけでなく、ほかの人にも見られているのではないかとドキドキしてしまいますよね。
しわというと「歳を重ねていけば仕方ない」と思いがちですが、おでこのしわは若い年代、20代にも無関係ではないのです!自分にはまだ関係ないわとお手入れを怠っていると、知らないうちにしっかりしわが刻まれてしまいますよ。早めにケアしていきましょう。
しわには種類がある
一口に「しわ」といっても、大きく分けると3つのパターンに分類できます。分類するうえで押さえておきたいポイントは、ケアによって消えるしわと、化粧品などを使ってケアしても消えないしわがあるということ。消えないしわになる前に適切な対処をすることが大切です。
ちりめんじわ
目元などに現れる、浅くて細いしわのこと。「小じわ」と言ったりもします。乾燥が原因で出現することが多いので、うるおいケアを行うことで解消できるしわです。
表情じわ
顔の表情によって動きにあわせて現れる、しわ。表情が変われば自然と見えなくなりますが、歳を重ねていくとこの「表情じわ」がどんどん深くなっていき、しだいに消えないしわになっていきます。自分の顔を鏡で見て、しわができていることに気づいたら、表情の作り方にも気を配ると良いでしょう。
真皮のしわ
真皮のしわとは、真皮のコラーゲン線維が変質することで起こるしわのこと。本人の目からも「しわができた」としっかり認識できてしまうもの。コラーゲン線維の弾力が失われていますから、今までであればもとに戻っていた「表情じわ」なども、徐々に戻らなくなってしまいます。
コラーゲン線維の変質が起こる大きな原因は加齢と紫外線です。加齢によってある程度コラーゲン量が減少していくのは、多少は否めないこと。そこに紫外線の害も加わると、紫外線によってコラーゲン線維が硬く変質します。またコラーゲン分解酵素にも作用してしまい、コラーゲン量を減少させてしまいます。これらの流れは単に肌の弾力を失わせるだけでなく、真皮そのものが薄くなってしまって、しわができやすい状況を引き起こすのです。
真皮のコラーゲン線維にまでしわの原因が進行してしまうと、保湿ケアだけでしわを消すことが難しくなります。日頃からの保湿と、表情じわなどのクセを見極めて、深いしわになる前に進行を遅らせる努力が有効でしょう。
おでこのしわの原因
まだコラーゲンもしっかり保持しているであろう20代の若い時期から現れてしまう、おでこのしわ。これには単なる肌の衰えだけではなく、おでこ特有の原因も考えられます。
表情の作り方
眉毛を動かすことで表情を作ることは多くありますが、眉はおでこと近いため眉の動きによっておでこにしわができやすくなります。特に注意した方が良いのが、無意識に眉毛を上げるクセのある人。はじめは表情じわだったものが、頻繁に眉毛をあげているうちに、クッキリとしたしわになっていってしまいます。
乾燥
乾燥は、しわができる原因の一つです。乾燥が起こるのはおでこに限ったことではないのですが、おでこは特に油分コントロールが難しく、吹き出ものを気にしているうちについ、保湿がうまく行われずに乾燥に傾いてしまうことがあるのです。はじめはちりめんじわでも、だんだんと深く刻まれていってしまいますから、保湿ケアをしっかり行いましょう。
頭皮のたるみ
顔の皮膚と頭皮は繋がっているので、その境界にあるおでこは頭皮のたるみの影響も受けやすい場所です。頭皮は血流が悪いと動きが悪くなり、たるみが加速します。そうするとおでこにしわがよってしまいます。頭皮マッサージをして血流を良くして、頭皮の動きを良くしておくようにしましょう。
若い世代特有の原因は?
コラーゲンがまだ豊富なはずなのに、真皮にしっかりしわが刻まれてしまうのは、40代以降のしわとはまた少し、違った原因があると言えるでしょう。一番大きいのは、日頃からの顔の角度です。
スマホを常に操作しているような習慣のある方は要注意。スマホを見る姿勢は下ばかり見ている角度になり、おでこにしわがよりやすいのです。自分ではなかなか気づきにくいかもしれませんが、試しに電車で向かいにいるスマホを見ている人の顔を確認してくると…おでこにしわが寄っているのが、わかるでしょう。姿勢も悪くなりがちになりますよね。
とは言え、スマホを見ないというわけにもいかないでしょう。スマホを見る時は姿勢を意識して、画面を少し上げておくようにして、顔の角度に気をつけながら使いましょう。
おでこのしわを解消するには?
しわの予防や解消には、身体の内側・外側両面からのお手入れが大切です。
身体の内側からのケア
コラーゲンの減少はコラーゲンを摂って補いたいところですよね。ですがコラーゲンはたんぱく質の一種ですので、コラーゲンを摂取したからといって、それがそのまま体内へ吸収されるわけではありませんし、体内で必ずコラーゲンに再合成されるわけでもありません。したがって身体の内側からのケアでは、コラーゲンの材料になるものと、コラーゲンの生成を助けてくれるものを摂取する必要があります。
コラーゲンの材料となるたんぱく質をしっかり摂り、さらにコラーゲンの生成を助けるビタミンCを摂ります。たんぱく質は肉・魚・卵・牛乳乳製品・大豆や大豆製品から良質なものが摂取できます。ビタミンCは野菜や果物に広く含まれていますから、食材を組み合わせてバランスの良い献立の食事を心がけましょう。
身体の外側からのケア
外側からのケアでは、保湿を中心に行うことで、しわの進行をゆるやかにすることができます。オススメなのが「ロスミンリペアクリームホワイト」です。
日本で唯一のシミ・小じわに効く医薬部外品です。保湿成分を複数含み、肌荒れや乾燥を防いで、しわを目立たなくしてくれます。また紫外線の害にも対抗できる、ホワイトニングケアにもなる点が優秀です。
保湿で気をつけたいのが、洗顔。おでこの吹き出ものが気になって必要以上に洗いすぎていないかも見直してみましょう。洗いすぎはかえって乾燥を引き起こしてしまいます。
しわのケアでやりがちな失敗
お洋服のしわが気になった時に、ちょっと引っ張ってしまうように、お顔のしわにもフェイシャルエクササイズをして皮膚を伸ばそうとする人がいますが、これはダメ。筋肉を鍛える目的でセルフマッサージをするのは有効ですが、表面の皮膚を無理に引っ張って伸ばすと、かえって顔のしわが悪化してしまいます。
同じような刺激で顔にダメージを与えているのが、アイラインを引くときなどについグイっと引き延ばす行為。またお化粧のときに表情を動かして細かい点までファンデーションを載せようとしていることもありませんか?これらの行為は肌に刺激を与えてしまい、しわが悪化してしまいますから、気をつけましょう。
まとめ
自分はまだ若いから、しわの話なんてまだ関係ないと思っていた方でも、スマホを見過ぎておでこにしわが寄ると聞くと怖くなってきますよね。気づいたら眉間を寄せていたり、眉毛を吊り上げるようにしていたりなんて、心当たりがある方も多くいらしたのではないかと思います。
今はまだコラーゲンが豊富なお肌。戻そうと思えば戻る能力も活発です。細かい点を気をつけながら、おでこにクッキリしわが刻まれてしまう前に、さっそくケアしていきましょう。