年齢とともにたるみが目立つフェイスラインの中でも女性を老け顔にする代表が二重アゴです。世の中のおばちゃんと呼ばれる人は二重アゴだから仕方ないと思いつつも、年齢を重ねても若々しい女性がいることも事実ですよね。
あきらめがちなフェイスラインのたるみですが、二重アゴは原因を理解した上で、比較的簡単な方法で改善させることができるのです。では早速確認していきましょう。
二重アゴの原因
では二重アゴができてしまう原因を5つご紹介しましょう。
1.体重増加
最近お肉がついてきて体重が増えてきた、そんな時、おのずとあご周辺にも脂肪がつき二重アゴになりやすくなります。
2.むくみ
女性に多いむくみは表情筋の低下によって起こります。表情筋は名前の通り、笑顔など表情を作るのにつかわれる筋肉です。これが衰えることであご周辺に水分や老廃物質がたまりだらしない二重アゴを作り出すのです。
3.姿勢の悪さ
背中を丸めた猫背などの姿勢の悪さも二重アゴの原因の1つです。猫背になるとアゴは前方に突き出された姿勢になり、顔周辺の締まりも悪くなることから二重アゴへと繋がるのです。
4.無表情であること
大人になると気を遣うことが多い、ストレスに囲まれていることが増え、子供の頃のように素直に感情を表に出せないものです。結果、無表情がちになることから表情筋が低下し二重アゴが生まれるのです。特にオトガイ筋と呼ばれる小顔にも影響する筋肉が関係しています。
4.食生活によるもの
昔の人に比べて顎が弱くなったという話を聞いたことがあるかと思いますが、わたしたちはあまり硬いものを食べなくなっています。柔らかいもの、何度も噛まなくても飲みこめるものばかりを食べることであご周辺の筋力が低下し、二重あごを誘発するのです。
何か特別なことをしたから二重アゴになるのではなく、日常の生活習慣の中に原因は潜んでいます。つまり正しくアプローチすれば、比較的簡単に解消できるともいえますね。
二重アゴをなくす方法
続いてお待ちかねの二重アゴを解消させる方法をつご紹介しますね。
1.オトガイ筋エクササイズ
二重アゴの原因の所でもお話しましたが、ポイントとなるのはオトガイ筋です。それ以外にもあごの周りには多くの筋肉があり、すっきりフェイスラインを作るのにも重要な働きをしています。
そのなかでもまずはあごと言えばオトガイ筋と言われるほど大切なエクササイズを以下にご紹介します。
- 天井を見上げるイメージで顔を上にあげ、天井と顔を水平にする
- 顔の位置をキープしたまま、下唇を突き出すように天井にあげて5秒キープ
- 唇も頭もゆっくりと元に戻す
2.舌骨筋エクササイズ
あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、舌骨筋も二重アゴ解消に重要な筋肉です。やり方は、オトガイ筋トレーニングのアレンジといったところですので流れで行うといいですよ。では、以下をご確認ください。
- 天井を見上げるイメージで顔を上にあげ、天井と顔を水平にする。両手は鎖骨より少し下に置く
- 顔の位置をキープしたまま、舌を天井に向かって伸ばしストレッチします
- 突き出した舌をゆっくりと口に戻す
ゆっくりと口の中に戻す時こそが舌骨筋トレーニングとなりますので、ゆっくりじっくり行って下さいね。
3.舌回しエクササイズ
舌骨筋エクササイズの流れで舌を動かした二重アゴ解消法を行いましょう。舌は口内あるため、無関係のように感じがちですが実は多くの筋肉と連動しています。そのため、二重アゴ解消はもちろんのこと、小顔効果も期待できますよ。では早速とりかかりましょう。
- 口を閉じたまま、歯と唇の間に舌をセットする
- 舌を右回りに歯に添わせるように動かす
- 今度は舌を左回りに同じく歯に添わせるように動かす
じっくりと時間をかけるのが大切で、1回あたり2~3秒はかけて舌を回していきましょう。また右、左回り共に20回ずつを目安に行ってくださいね。
4.マッサージ
エクササイズだけではなく、歯茎をマッサージしていくのもむくみを取ったり血流改善に効果を発揮します。歯ブラシを使ったマッサージ法をご紹介しますね。
- 歯磨きを終わらせた後に、歯同士の隙間に歯ブラシの毛先を当てます
- バイブレーションをするように小刻みにマッサージします
注意点として、歯ブラシが固めのものだと歯茎を傷つける事もあるので、柔らかめか普通のものを選んでください。またそれでも気になる方は、指先を歯ブラシの代わりにしてマッサージしても同じ効果が得られますよ。
5.リンパマッサージ
ではフェイスラインからあごを中心としたリンパマッサージをお届けしましょう。クリームなどを使用すると滑りやすいですよ。
- 右手のひらを右の耳の下にあて、鎖骨までのラインを3回さすります
- 左手のひらを右の耳の下にあて、鎖骨までのラインを3回さすります
- 両手の人差し指と中指を使ってあごから耳にかけて5回ほどさすります
- 両手の親指と人差し指であごの骨をつかみ、フェイスラインに沿って耳までつかむを5回ほど行う
- 両手の4本の指でお顔を下から上に引き上げるようにタッピングします
6.しっかりと噛む
あごをしっかり使うというのも二重アゴ解消にはおすすめです。そのためには、以下のような工夫を行いましょう。
・食事を食べる際に噛む回数を増やす
・キシリトールガムなどを噛む
・スルメやおせんべいなど硬い食べ物を食べる
単純なことですが、これによってフェイスラインは随分と変わりますのでぜひ試してみてください。ただしガムなどは人工甘味料使用のものなど砂糖が多い物は避けることが虫歯予防に大切ですよ。
7.姿勢を改善
分かってはいるけれどなかなか治せない猫背などの姿勢の悪さですが、これを改善すると腰痛や肩こりといったものまで変わってきます。また姿勢を正すことは脊柱起立筋という大きな背部の筋肉を使うことから代謝アップ効果もありますよ。
気づいたら姿勢を正すというところからスタートしていきましょう。
専用グッズを使うのもおすすめ
二重アゴを解消させるには、ご紹介したエクササイズなどを取り入れることに加えて専用グッズの力を借りるのも有効です。
エクササイズなどである程度二重アゴは改善したけれど、もう少しスッキリさせたいという方には、直接外側から刺激を加えることが重要です。それによって、血液はもちろんリンパの流れがスムーズになることから、効率よく二重アゴを解消することができです。
たとえば、ファイスラインをコロコロするだけのマッサージアイテムはテレビを見ながらでも行えるのでとっても簡単ですね。またお肌の美容もかねて美顔器や、おうちエステさながらのご自宅でできる美顔ローラーを使用すると、一石二鳥です。
また二重あごの解消法のくだりでもご紹介したマッサージの際に、アンチエイジング効果も高いEMBクリームなどを使用するのもおすすめです。
マッサージをより効果的にするには、しっかりと筋肉にアプローチする、またリンパ液、血液の流れを促してあげることが大切です。そういった意味においても、すべりがよいクリームの使用が欠かせないのです。どうせ使用するなら自宅エステも可能とされるEMBクリームのような付加価値の高いものを選ぶと、若々しい肌を守れますよ。
いかがでしたでしょうか。二重アゴは日常生活のちょっとした工夫やエクササイズ、マッサージなどで改善することが可能です。特にエクササイズやマッサージはした後に、比較的効果が出やすいので続けることで効果を維持しましょう。