30代からの胸を大きくする方法

バストの形がきれいというだけでも女性は非常に魅力的に見られますし、胸の大きさや美しさは女性自身にとっても大きな自信につながり、生き生きとした毎日にも大きく関係します。

いつまでもハリのあるバストを保ちたい…そう願っている方はたくさんいらっしゃるはずですが、ここで加齢という大きな問題が女性の前には立ちふさがります。

バストもヒップと同様、体の部位の中では脂肪が多く、重力と加齢の影響を受けやすいため、年齢とともに垂れて、下がってきてしまいます。お世辞にも美しいとは言えない形になっていくだけでなく、いわゆる「おばさん体型」になってしまうのです。

ただ、人間の体というのは、老化による体の変化を努力によって、維持することが出来る力が備わっているので、正しい運動やエクササイズを行えばきれいなバストを保つことは十分に可能であるということをご存じでしょうか？

もちろん30代からでも胸を大きくするすることは十分に可能ですし、若い人に負けないハリを取り戻し、垂れてしまったバストにメリハリをつける方法もあります。エクササイズによって、50代や60代でもバストアップ可能だということですから驚きです。

そこで今回は、バストアップに効果的なエクササイズを中心に、30代からバストアップを目指すあなたにおすすめの方法を詳しくご紹介します。

加齢と共に胸に自信がなくなってしまう理由

30代になると、体力が落ちたり、徹夜や無理ができなくなったりと、20代の頃とははっきりとした違いがあちこちに出てきます。その中でも特に深刻なのは、加齢による問題です。

細胞が老化する

胸だけでなく肌のハリにも関わっている細胞である繊維芽細胞は、真皮や関節にあるコラーゲン、コラーゲン同士を結びつけることで弾力のある肌を支えるエラスチン、細胞と細胞の間で水分を保持するヒアルロン酸を作り出す働きをしています。

ただ加齢によって水分が減り、また新陳代謝が低下してしまうと、だんだんと細胞が老化していってしまいます。繊維芽細胞も他の細胞と同じように老化してしまうため、細胞分裂が上手くいかず、古い細胞が残ってしまうためハリが失われていってしまいます。

ホルモンの分泌が急激に減る

女性の体を保つために必要となる女性ホルモンは、思春期から分泌され、20代にその分泌はピークとなりますが、30代になると減少していきます。女性ホルモンは出産による変化の他、疲労やストレスでもバランスを崩しがちです。特に30代の女性は育児が落ち着いたり、仕事でも責任ある仕事を任されたりする時期なので、ホルモンバランスが崩れやすくなるのです。

筋力の低下

胸が垂れたような気がする、また乳首の位置が下がっているような気がする、と感じ始めるのも30代になってからの加齢が大きく影響しています。肌の下にあるハリを保つ成分が老化と共にだんだんと少なくなることに加えて、筋力も低下していくことがその大きな原因です。

バスト自体は脂肪でできていますが、支えているのは大胸筋という筋肉です。大胸筋は胸の前部にある大きな筋肉で、鎖骨の下から肋骨をおおい、上腕筋につながっています。腕を前で組んだり腕を上げる動作、うつ伏せから起き上がる時や呼吸にも関わっています。

大胸筋がバストの形を作っているわけではないのですが、バストの土台となっているため、この加齢によって筋力が衰えるため、大胸筋はバストを支えられなくなります。そして脂肪でできているバストは重力に逆らえず下へ落ちていってしまうのです。さらに大胸筋は正しい姿勢を保つためにも必要な筋肉であるため、大胸筋の衰えは、猫背などの姿勢の悪さにつながり、そのことがさらにバストの位置が下がることにつながってしまいます。

体の歪み

バストを支える筋肉の衰えと共に、バストを小さくする原因には体の歪みもあります。両腕を後ろに伸ばした時に背中に出る、天使の羽と呼ばれる部分、この骨が歪んでいることが原因です。

この骨は肩甲骨と呼ばれ、背中の骨盤とも言われる重要な部分です。ここが歪むと、血行が悪くなるだけでなく慢性的な肩こりや猫背などの姿勢の悪さ、さらに老廃物がスムーズに流れないことによる老化などを招いてしまうのです。

バストアップをするためには、加齢だけでなく日々の生活で衰えがちな大胸筋を鍛え、肩甲骨を正しい位置に戻すことが何よりも大切なのです。

バストアップのためにできること

バストアップには年齢は関係ないとされています。確かに加齢によって、体の水分が減っていったり、細胞が活発に働かなくなるなど、10代や20代と同じような体を維持することは難しいのが現実です。

だからといって何も対策をせずそのままにしていれば、バストはどんどん衰えていってしまいます。まずバストアップのために普段の生活や身につけている下着についても見直しが必要です。

正しい下着を身につける

サイズの合ったブラを付けることも大切ですが、付け方やブラによっては逆に胸の形を崩してしまうことにもなりますので注意が必要です。

ブラのサイズは変化する

バストサイズを定期的に測っていないと、きゅうくつな状態になったり、逆にサイズが合わずにバストが横に流れてしまうといったことになりがちです。また同じサイズでもブランドによってカップにも違いがあるので、試着は必須です。

ブラにも使用期限がある

手洗いをしていても、ワイヤーは使用しているうちに歪んで胸を支えられなくなります。一つのブラは30回使い続けると限界になります。3本か4本を毎日使い回して3ヶ月ごとに新しいものを購入するようにしましょう。

ブラを付ける位置にも注意

ブラを正しい位置に付けていないと、胸が下がる原因になります。腕を伸ばし、肩と肘のちょうど真ん中に胸の先が来るのがベストな位置です。またきちんとカップに胸を入れる正しい付け方も覚えておきましょう。

バストアップマッサージをする

胸をマッサージすることで、血行を改善し、リンパの流れを良くして老廃物を流しやすくします。入浴中に行うことで、マッサージ効果が高まるだけでなく、体がリラックスするためホルモンバランスを整えることにもなります。

脇から胸へのバストマッサージ

1．片手を背中側に回し、肩甲骨を伸ばします。
2．後ろに回した方の手とは逆の手を脇の下に置き、ゆっくりと胸に向かって撫でるようにマッサージします。
3．10回繰り返したら、反対側も同じように行います。

バストの下から持ち上げるマッサージ

1．両手をアンダーバストに当てます。
2．お腹を引っ張り上げることを意識しながら、胸を持ち上げて、5秒間そのままキープします。
3．10回繰り返します。

食事の改善

バストアップのために、食事も有効だとされています。特に女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンを多く含んでいる大豆や大豆製品、エストロゲンと似た働きをするボロンが含まれたキャベツなどは、バストアップには必須とされています。

そうはいっても、その食材だけを食べればバストアップになるわけではなく、胸を作るためにはタンパク質やミネラル、ビタミンもバランス良く取り入れることが必要です。逆にアルコールの多量摂取や甘いものの食べ過ぎ、油の多いものの食べ過ぎなどは、代謝を悪くし、血行不良の原因となりますので、控えるようにしましょう。

有酸素運動はウォーキングがおすすめ

バストアップを目指すためには有酸素運動は欠かせないものです。その理由は、有酸素運動を行うとホルモンの分泌が活性化され新陳代謝を良くすることができるからです。胸の基盤である筋肉を鍛え有酸素運動を行うことにより胸のサイズダウンなしにダイエット効果も得ることができます。

しかし、ランニングなどでは胸が大きく揺れてしまうことから、垂れ胸の原因を作ってしまいます。これを防ぐために、スポーツ専用の下着などがありますが、揺れを軽減する効果はあっても、全く揺れないわけではありません。ダイエット効果を目指すのであればランニングのカロリー消費は素晴らしい効果をもたらしてくれますが、バストアップを目指したい場合はウォーキングを選ぶようにしましょう。

イメージングできれいな胸の形をイメージする

大胸筋を鍛えるエクササイズを行う時理想のバストをイメージすることで、バストアップ効果をさらにアップさせることが期待できます。

ダイエットにおいてもそうですがなりたい体型やなりたいバストなど、頭の中でしっかりイメージしておくと、頭の中だけでなく体も影響を受け、そのプラスイメージに向かって、同じ形になろうと働き始めるのです。

脳と体はつながっているため、こんな胸になりたい、こんなスタイルになりたいと写真を見たり頭の中でイメージすることは素晴らしい効果を発揮してくれるものなのです。

さらに、毎日のやる気アップのために目標とする美しいバストの形を見える場所に飾るなどして、毎日見ることで、なりたいバストにどこまで近づくことができたのか、自分の胸の変化やストレッチの成果を確認でき、楽しみながら取り組むことができます。

睡眠不足や疲労などは大敵

バストアップとストレスには一見何の関係もないように思えますがストレスには注意しておきましょう。ストレスを溜め込むことはホルモンのバランスを崩す原因になります。

女性にとってホルモンバランスを整えることはとても大切なことです。ストレスを感じることが起きたら、その日のうちに解消しておきましょう。アロマを焚いてリラックスしたり笑顔になれるような映画やバラエティー番組を見ることも良いでしょう。

ペットとともに生活している方はそんな日は、ペットの体をゆっくり撫でてあげてみてください。動物とふれ合うことは素晴らしいリラックス効果をうみ、私たちの心を癒してくれるのです。犬の体を撫でている時に人間が感じている愛情や癒しは恋愛中にも勝るほどの幸福感であるとも言われています。もちろん、愛犬や動物たちも飼い主に撫でてもらえる時は同じように幸せを感じています。

また良い睡眠を取ることもストレス解消につながります。夜更かしをせず、朝きちんと朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、ホルモンバランスを整えることにつながります。

30代は、体に変化が現れる年齢です。20代ならできていたことも30代になると体がついていかず体力の減少を感じてしまったり部分的に体型の変化も現れます。年齢を若返らせることは不可能でも、毎日のエクササイズやイメージング、食事の改善やストレス解消などを意識して過ごすことが、30代でもハリのある素敵なバストの維持につながります。