ある統計によると、美容整形をしたい顔のパーツの第3位が鼻ということでした。鼻をもっと高くしたいとか、鼻をもっとすらっとさせたいなど鼻の形で悩まれる方は結構多いようですね。
鼻の悩みの中で多いもののひとつに「だんご鼻」があります。だんご鼻の解消には、美容整形手術が一番効果的な方法です。しかし費用が高いので、気軽に出来るものではありません。しかも整形手術自体に抵抗を持つ方も多いですよね。
実はこのだんご鼻、手術をせずに解消する方法があるのです。そこで今回は、お金をなるべくかけずにだんご鼻を解消する方法をご紹介します。
だんご鼻で悩んでいる方は、これからご紹介する方法を参考に、お金をかけずに自分で出来るところから取り組んでみてはいかがでしょうか。
だんご鼻ってどんな形?
どうしてだんご鼻なのか・・・コンプレックスで悩む方も多いでしょう。実はだんご鼻のほとんどは「遺伝によるもの」です。親がだんご鼻だと遺伝して子にもだんご鼻になる可能性が高いのです。これはしかたないですよね。でも「仕方ない」とあきらめるのはまだ早い!遺伝の場合でも解消法を行えばスッキリとさせることができるかもしれません。
ではだんご鼻の人と外人のように鼻先がスッとしている人では、どのような違いがあるのでしょうか?
鼻先には、大鼻翼軟骨という蝶の羽の様な形に見える軟骨が左右に2枚芯として入っていて、その上に脂肪と皮膚で覆われています。これらのバランスや肉の付き方などにより鼻の形に差が出ます。だんご鼻は以下のような特徴があります。
鼻先の皮下脂肪が厚い
鼻翼軟骨の上にのっている皮下脂肪が厚いことで、ぽってりとした鼻先になりやすいのです。
鼻翼軟骨が左右離れている
鼻翼軟骨が小さくくっついているほど、鼻先が細く小さくなります。左右広がって離れているほど、鼻先が大きく広がっただんご鼻の方が多くなります。
皮膚が厚く硬い
皮膚のほんの少しの厚さでもだんご鼻が強調されやすくなります。例えば、なだらかな山に薄い布をかけた場合と、毛布の様な厚い布をかけたのでは、後者のほうが鼻の丸さが強調されます。尚、だんご鼻には鼻先の中央が膨らんでいるタイプと鼻先の先端が幅広いタイプに大体分かれます。日本人に多いのが、この中央に膨らんだタイプです。
どうしてだんご鼻になるの?
ではなぜだんご鼻になってしまうのでしょうか?「遺伝でもともとだんご鼻」という以外にも、実はだんご鼻になりやすい生活習慣もあるのです。
うつぶせで寝る
うつぶせの体制で寝るのがくせになっている方はいませんか?これは鼻の形のためには良くありません。うつぶせで寝ると、鼻が押しつぶされてしまいます。鼻は軟骨でできており形が変形しやすいもの。毎日長い時間鼻が押しつぶされた状態になっていると、鼻の形が崩れてしまいます。
口呼吸をする
口呼吸を続けることで、鼻の筋肉があまり使われなくなってしまいます。これがだんご鼻の原因になることがあります。
顔にお肉がつく
太って顔にお肉がついてしまうと、鼻の周りにもお肉がつきだんご鼻になります。体はやせているのに顔だけお肉がつきやすいという方もいるので要注意。また顔のむくみによってもだんご鼻になることがあります。
だんご鼻を解消する方法
だんご鼻の解消は、整形以外の方法でも可能です。鼻は軟骨で出来ている為、気長にマッサージをしていくことで軟骨の形が変わっていき、やがて鼻の形も変えることが出来ます♪
先程鼻翼軟骨のお話をしましたが、この軟骨は、少しづつ圧力を加えることで、変形させることが出来る場所なのです。あまり強すぎる力ではもちろんダメですが…。また鼻の筋肉を鍛えることでも少しスッキリとさせることが可能です。
そこでまずは鼻の軟骨や筋肉に働きかけるエクササイズをご紹介しましょう。
1.だんご鼻解消エクササイズ
- 鼻の穴をすぼめる。鏡で鼻の穴が細くなっているのを確認して下さい。
- 今度は緩める。鼻の穴が広がっているのを確認して下さい。
- これを100回程繰り返します。
人前で出来る方法ではないですが、一人になった時に少しずつ取り入れてみましょう。顔を洗った後やメイク前など、行う場面を決めて習慣にするといいかもしれません。道具も必要ないですし、いつでも出来そうな方法ですよね。鼻の筋肉を鍛えることで、鼻先の脂肪も取れていくでしょう。
2.だんご鼻解消エクササイズ
人差し指を鼻先にあて、豚のような形にしそのまま鼻の下も一緒に伸ばします。この形を5秒ほどキープ。これを数回繰り返します。鼻筋が通ってスッキリしますよ。
3.鼻のマッサージ
- 鼻の下を伸ばし、鼻の皮膚を引っ張る感じで突っ張らせます。
- 人差し指か中指で鼻先の脂肪がついていそうな部分に指を当てます。
- 指を上下させながら、10回程マッサージをします。
4.鼻のマッサージ
- 両方の人差し指を曲げて、第二関節の部分で鼻先を両脇から挟み、トントンと軽い力で叩きます。
- 両方の人差し指を曲げたまま、その指で小鼻に2秒程圧力をかけます。
- 少し上に移動し、同じく2秒程圧力をかけます。
- 親指と人差し指の指先で鼻先を挟んで、クルクルとマッサージをします。
- 親指と人差し指で、小鼻を挟んで鼻をつまみ上げるように引っ張ります。小鼻、中間、眉間までつまんで引っ張ります。
5.鼻のマッサージ
- 鼻筋が始まる部分を人差し指と中指でトントンと強めにたたきます。一日合計600回が目標です。
- 鼻先を人差し指と中指で優しくたたきます。一日合計400回が目標です。
- 鼻筋に沿って指をあて、上に引き上げるようにグッと押します。
- 鼻筋を眉毛に向かって親指でグッと押していきます。血流を下から上に流していくイメージで行いましょう。
6.鼻のマッサージ
- 眉間の間にある鼻の軟骨をグッと押す。
- そのまま上に引き上げます。鼻の軟骨を少しずつ上に引き上げるイメージで行います。
7.だんご鼻を冷やす
だんご鼻はむくみなどによりさらに目立つようになることも。そんなときは冷やして引き締める方法が有効です。冷たく冷やしたお水を鼻にゆっくりとかけることでむくみが解消され鼻のお肉が引き締まります。
8.呼吸法でだんご鼻を引き締める
呼吸の仕方を少し変えるだけでもだんご鼻の解消に役立ちます。片方の鼻の穴を抑え、息をするのを繰り返すだけととっても簡単にできます。
片方10分ずつ毎日繰り返すと効果的です。また口呼吸の方は、普段鼻呼吸を意識するだけでもだんご鼻の解消に効果が期待できます。
だんご鼻をメイクで修正
いろいろ頑張っているけど、ここはもっと手っ取り早く!という方、だんご鼻をメイクで修正出来る方法もあります。完全には出来ませんが、しないよりは断然良いです!また、その方の顔の雰囲気や鼻の形によっては不自然になることもあるので、バランスを見ながら行って下さいね。
1.鼻筋が通っているように見せたい!
鼻筋が通っていると鼻がスッと高く見えます。
(1)コンシーラーを使う
肌の色やファンデーションよりも1トーン明るいコンシーラーを鼻筋にのせていきます。筋になるように塗ってしまうと不自然なので、少しずつ少量をトントンとつけていきます。その後、ファンデーションを塗ります。あまり厚くファンデーション塗ると、コンシーラーを塗った意味がなくなるので、加減して下さい。
(2)ハイライトパウダーを使う
ファンデーションを塗り終えたら、白いハイライトパウダーを鼻筋幅のブラシでスーッと塗ります。これも薄ーく少しずつのせていきます。たくさんの量をのせると、不自然になってしまうのであくまでも自然に見えるようにのせます。真っ直ぐのせるようにします。少しでも曲がってしまうと、鼻が曲がって見えてしまいます。
(3)ローライトを使う
ローライトを上手に使うと、さらに鼻筋を際立たせることができます。いれる場所は両側の鼻筋と鼻の先です。バランスを見ながら不自然にならないように入れてみてください。
2.だんご鼻の丸みをどうにかごまかしたい!
(1)コンシーラーを使う
小鼻の線が分かったり、小鼻が赤いとだんご鼻が分かりやすくなります。肌の色より1トーン少し暗いコンシーラーを小鼻の線に埋め込むようにのせ、小鼻の赤みもこれで消してしまいます。鼻筋にこの濃い目のコンシーラーがかからないように、上手くぼかします。その後、ファンデーションを塗ります。
(2)シェーディングをする
ファンデーションを塗り終えたら、ファンデーションより少しだけ濃い目のベージュ系のパウダーをブラシにとって、眉頭から小鼻に向かって鼻筋にかからないようにシェーディングを入れていきます。
シェーディングに使うパウダーは、濃い目のファンデーションでも良いですし、ファンデーションにパール感のないブラウンのアイシャドーを少し混ぜながら作っても良いですよ!
あまりやりすぎると不自然になってしまうので、あくまでも自然になるように心掛けて下さい。これも左右対称になるようにして下さい。
便利なアイテムを使ってだんご鼻を解消
だんご鼻を気にしている方が多いせいか、最近はだんご鼻解消に効果的なアイテムがそろっています。少しお金はかかりますが、上手に取り入れるとさらに効果が期待できますよ。
アイプチならぬ、鼻プチ
アイプチは有名ですが、鼻プチも最近注目されているのをご存知でしょうか?人気ブロガーさんも取り上げているので見たことがある人も少なくないかと思います。自宅で簡単に矯正できるキットで30分〜数時間ほど着用するだけで整った高い鼻にすることができます。
ノーズクリームでだんご鼻を解消
だんご鼻を引き締める効果のあるクリームもいろいろと出回っています。鼻のマッサージをする際に取り入れてみると、さらに効果がアップするのではないでしょうか。
ノーズクリップで鼻を高く
鼻を高くしたくて、洗濯ばさみで鼻を挟んでみたことがある方もいるのではないでしょうか。洗濯ばさみは鼻に優しくないですが、ノーズクリップを使うと鼻に優しく補正をすることができます。鼻に挟んでおくだけなので、忙しい方でも取り入れやすいですね。
整形について
整形は抵抗あるけど、実際に行った場合はどうなのでしょうか。クリニックによって、考えや施術が違うのでざっくりどんな感じかご紹介しましょう。
どうやって整形するの?
施術方法はクリニックそれぞれですが、余分な鼻翼軟骨を切り取ったり、薄くしたり、縫い合わせる方法や余分な皮下脂肪を取り除いたりすることが多いです。鼻の根元が低い為に鼻先が目立つようなら、ヒアルロン酸注射やプロテーゼ挿入をすることもあります。
傷って目立つ?
ほとんどが鼻の内側から切開や縫合を行うので傷も目立ちません。ただ、しばらくギブスで固定するので、それは目立ちます。
施術はどの位で出来るの?
約60分、1回の通院、局所麻酔で出来るようです。ただ、整形はどうしてもお金がかかってしまうので、最初から整形に行く前に、自宅でできる鼻プチをまずは試してみるのが良いかと思います。
まとめ
自分が思っている程、他人は気にしていません。恥ずかしい・・・と思っても、案外自分だけが気になっているものです。チャームポイントとして堂々としていることで、案外自分も他人も気にならなくなりますよ。今回ご紹介した内容を参考にしつつ、理想の鼻筋を手に入れてください。